eぶらあぼ 2017.1月号
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61熊本震災復興支援チャリティーコンサート武藤英明(指揮) チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェチェコの名門団体が「第九」などの名曲を披露文:笹田和人クラシック・ヨコハマ 生きる 2017 New Year 若い命を支えるコンサート各世代の代表アーティストを迎えての豪華なステージ文:長井進之介2017.1/28(土)14:00 アルカスSASEBO、1/29(日)14:00 長崎ブリックホール、1/30(月)19:00 諫早文化会館、2/1(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール、2/3(金)14:00 横浜みなとみらいホール問 ベルカントジャパン090-8947-63892017.1/15(日)15:00 横浜みなとみらいホール問 神奈川芸術協会045-453-5080 http://yokohama.mainichi-classic.jp/ “音楽の国”を代表するオーケストラのひとつで、特に古典作品の演奏には定評のある、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェが来日。東欧のオーケストラ・サウンドを知り尽くし、国際的な活躍を続ける武藤英明の指揮で、ベートーヴェンの交響曲を核とした、珠玉の名曲の数々を披露する。 同管弦楽団は、首都プラハから東へ約100キロ、エルベ河畔の古都パルドビツェで、1969年に設立。初代音楽監督のリボル・ペシェクのもと、短期間のうちに実力を磨き、チェコ有数の楽団に急成長。今回は、チェコの巨匠ズデニェク・コシュラーの薫陶を受け、国内外の一線楽団と共演を重ねる武藤との共演だけに、名演が期待できる。 「熊本震災復興支援チャリティーコンサート」と銘打った、今回の来日公演。長崎県内での3公演のうち2公演では、復興の願いを込めて、市民合唱団などと共に、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を謳い上げる 毎日新聞社は1996年から小児がんと闘う子供たちを支援する「小児がん征圧キャンペーン『生きる』」を開始。イベントやチャリティコンサートの開催など、多角的に病気への理解と協力を訴えてきた。コンサートにはコンセプトに共感したトップ・アーティストたちが数多く出演してきたが、節目となる20周年の今回も豪華なゲストを迎え、これまで以上の華やかなステージに期待が膨らむ。 まずはチェリストの堤剛。世界各地から招かれオーケストラとの共演やリサイタルを行っており、常に第一線で活躍を続ける、日本音楽界の“重鎮”だ。そしてピアニストの反田恭平。2012年の日本音楽コンクール第1位(男性では史上最年少)と聴衆賞を含む4つの特別賞を受賞し、精力的な活動を展開する今最も注目の音楽家のひとりだ。 堤はチェロ協奏曲の最高傑作といわ(1/28,1/29)。また、長崎・諫早公演では、ベートーヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第5番「皇帝」(独奏:海老彰子)、モーツァルトのホルン協奏曲第4番(独奏:プジェミスル・ヴォイタ)を披露する(1/30)。 一方、東京と横浜での公演も、ベートーヴェンの交響曲第7番がメインに。れるドヴォルザークの「チェロ協奏曲」、反田はピアニストの魅力が爆発する名曲、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」を演奏する。さらに今回は、これまでトップクラスの演奏家を輩出してきた「全日本学生音楽コンクール」の今年度の入賞者も出演。これからの活躍が大ここへ、同楽団が誇る精鋭ホルン奏者4人を揃えて、シューマン「4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」を演奏。これに先立ち、“あの騒動”も乗り越えて、精力的な作曲活動を展開する新垣隆の新作「弦楽オーケストラとフルートの為のFNM」が世界初演されるのも、大いに注目だ。いに期待される若き才能との出会いも楽しみだ。これらのソリストを強力にバックアップするのは、渡邊一正指揮の東京フィルハーモニー交響楽団。会場は響きの美しさが魅力の横浜みなとみらいホール。豪華出演陣の演奏を最大限に堪能できるはず。海老彰子堤 剛 ©鍋島徳恭チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ武藤英明反田恭平渡邊一正 ©満田 聡
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