eぶらあぼ 2016.12月号
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191コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報共に東京芸大出身。ベルリン芸大大学院に在学中のピアノの坂本彩と、ローザンヌやザルツブルクで研鑽を積んだヴァイオリンの鈴木舞。文化庁新進芸術家海外研修制度で学んだ2人のフレッシュな音色を愉しむ。第1部の坂本は、シューマン「ダヴィッド同盟舞曲集」とファリャ「アンダルシア幻想曲」を。第2部の鈴木は、ピアノの阪田知樹を伴い、シューマンの第1番と得意とするドビュッシー、2つのソナタを軸に弾く。半世紀以上にわたって、魅惑のハーモニーを紡ぎ続けて来た精鋭アンサンブル「東京ヴィヴァルディ合奏団」からのクリスマス・プレゼント。タレントの鈴木あきえの司会、ボーイソプラノの響一によるクリスタル・ヴォイスを交えて、讃美歌のメドレーやロイド・ウェバー「ピエ・イエス」ほか、温かな聖夜のメロディーを。もちろん、「四季」から「冬」など、得意のヴィヴァルディをはじめバロック作品も、たっぷりと披露される。1980年に“超難関”のミュンヘン国際コンクールを制し、数々の檜舞台で美声を聴かせてきた、日本を代表するメゾソプラノの田中淑惠。ピアノの中井恒仁と臨むリサイタルは、「ブラームスの夕べ」と題して。「セレナーデ」「昔の恋」「永遠の愛」など珠玉のリートや「4つの厳粛な歌」に加えて、ヴィオラの三戸誠の共演を得て、なかなか実演に触れられない「アルトとヴィオラのための2つの歌」も披露する。2000年に新潟で初の年越しコンサートが開かれてから、4年ごとの開催を心待ちにする地元の音楽ファンは数多い。待望の5回目は、秋山和慶指揮の東京交響楽団に、豪華ソリストを交えて。まずは、ベートーヴェン「運命」や、ピアノの金子三勇士のソロで「皇帝」、ヴァイオリンの南紫音を迎えてモーツァルトの「トルコ風」ほか、“第5番”にこだわった選曲を。年が明ければ華やかに、ウィーンの調べを中心に。京都大学在学中に日本音楽コンクールで入選、20年以上にわたり、東京交響楽団で首席フルート奏者を務めた佐々木真。退団後は、様々な分野の第一人者の講演と音楽とのコラボレートなど、ソロ活動に力を注ぐ。ピアノの石井克典と共演する、15回目のリサイタルでは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第32番やブラームスのクラリネット・ソナタ第1番、バッハの無伴奏チェロ組曲第4番ほか、編曲作品を特集する。桐朋学園大学からベルリン芸大に学んだ後、パリを拠点に、同地のエコールノルマル音楽院で更なる研鑽を積んだピアノの桐榮哲也。国内外の登竜門で入賞を果たし、欧州各地でソリストとして活躍する一方、日本でも2003年から定期的にソロ・リサイタルを開催している。今回は、ドビュッシー「12のエチュード」から第1、4、5番に、シューマン「幻想曲」、ラフマニノフ「楽興の時」と、骨太なプログラムへ対峙する。田中淑惠(メゾソプラノ)~ブラームスの夕べ佐々木 真(フルート)第15回 リサイタル坂本 彩(ピアノ)& 鈴木 舞(ヴァイオリン)ジョイント・リサイタルにいがたジルヴェスター・コンサート2016桐とうえい榮哲也(ピアノ)東京ヴィヴァルディ合奏団 第17回 ファンタジックなクリスマス~真冬のヒカリ~12/26(月)19:00東京文化会館(小)12/23(金・祝)14:00王子ホール12/21(水)19:00東京オペラシティ リサイタルホール12/31(土)22:00りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館12/23(金・祝)14:30青山音楽記念館 バロックザール12/23(金・祝)14:00サントリーホール ブルーローズ前回の模様坂本 彩鈴木 舞 ©青柳 聡響一鈴木あきえ佐々木 真 ©K.Yoshizawa石井克典

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