eぶらあぼ 2016.10月号
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237コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報世界的なバロック・チェロ奏者の鈴木秀美が、指揮者として率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ。わが国では珍しい、古典期にスポットを当てたピリオド楽器集団として、その魅力と愉悦を発信し続け、今年で結成15周年の節目を迎えた。今回の定期は、活動の主軸に据えているハイドンを特集。ソプラノ中江早希らフレッシュな声楽陣を迎えての「ニコライ・ミサ」や「主への夕べの歌」、交響曲第47番を披露する。今年は、20世紀ロシアの鬼才ショスタコーヴィチの生誕110年。ロシア声楽作品の紹介に力を注ぐバスの岸本力が、隠れた傑作の森に挑む。不条理さに溢れた歌劇《鼻》から主人公コワリョーフの歌や、晩年の歌曲集「レビャートキン大尉の4つの歌」など、ピアノの村上弦一郎や朗読の森山太らが共演、ロシア文学者の亀山郁夫の解説を交えて。さらに、ポーランドのペテルブルクスキーによる、「つかれた太陽」も対置する。パリに学び、国際的な登竜門で実績を重ねた後、精力的な演奏活動の一方、後進の指導にも力を注ぐピアノの安倍葉子。特に、フランス作品の解釈に、定評がある。ドビュッシーを核とするシリーズ第5弾は、「イメージの旅」と題して。「前奏曲集第1、2巻」から6曲や「映像第2集」から2曲、「6つの古代碑銘」「バラード」「ボヘミア風舞曲」などの傑作に、チャイコフスキーやファリャの作品を共鳴させる。桐朋学園大に学び、ジャック・ルヴィエらの薫陶を受けたピアノの岡田美和は、ソロ活動の一方、室内楽にも精力的に取り組む。今回は、英国王立音楽院などに学び、国際的な活躍を続けるヴィオラの松実健太を迎えて。フォーレ「エレジー」、シューマン「アダージョとアレグロ」や、チェロ作品から編曲のベートーヴェン「魔笛の主題による7つの変奏曲」などに加え、ドビュッシーのピアノ・ソロ作品も添える。30年以上にわたり、千葉県唯一のプロ楽団として音楽文化の中心を担って来たニューフィルハーモニーオーケストラ千葉。10月から「千葉交響楽団」へと改称、新たなタームへの扉を開く。新音楽監督の山下一史の就任記念でもある、第100回定期。ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」とモーツァルト「ジュピター」、山本純ノ介への委嘱作品「千の音と楽の葉」の世界初演で、高らかに“決意表明”する。アーティストたちが、自身の言葉で人生や音楽を語り、演奏を披露するシリーズ「マイ・フィールド」。スタートを飾る初回に、シャルル・デュトワら巨匠が絶賛するマリンバの新星、塚越慎子が登場する。横浜出身のピアニスト、石黒唯久と共演、前半ではモンティ「チャルダッシュ」など耳なじみある旋律に、トークを交えて。後半では、安倍圭子「桜の幻影」などを通じ、マリンバの魅力をさらに掘り下げる。オーケストラ・リベラ・クラシカ第38回定期ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉 第100回定期岡田美和(ピアノ)& 松実健太(ヴィオラ)岸本 力(バス) ショスタコーヴィチ生誕110年記念 太陽に憑かれて安倍葉子(ピアノ)ドビュッシー・シリーズ 2012-2018 第5回塚越慎子「マリンバの宇宙」10/30(日)15:00上野学園 石橋メモリアルホール10/23(日)14:00千葉県文化会館10/22(土)14:00音楽の友ホール10/31(月)19:00東京文化会館(小)10/28(金)19:00王子ホール10/23(日)14:00フィリアホール鈴木秀美 ©K.Miura岸本 力 ©Shingo Azumaya岡田美和山下一史 ©ai ueda ©篠原栄治
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