eぶらあぼ 2016.10月号
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204問となったため外国籍の応募者が増加した。ピアノ部門の第1位にチョン・キュビンが、金管部門(今年度よりテューバを審査対象に追加)の最高位第2位(第1位該当者なし)と聴衆賞に木村皓一(テューバ)が、声楽部門の第1位と聴衆賞にアン・ジョンミン(バリトン)が選ばれた。結果は以下のとおり。【ピアノ部門】第1位 チョン・キュビン/第2位&聴衆賞 西村翔太郎 /第3位 開原由紀乃 /入選 木本秀太【金管部門】第1位 該当者なし/第2位&聴衆賞 木村皓一(テューバ)/第3位 東川暁洋(トロンボーン) /入選 籠谷春香、松山 萌(以上トランペット)、髙瀨新太郎(トロンボーン)【声楽部門】第1位&聴衆賞 アン・ジョンミン(バリトン)/第2位 ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)/第3位 今井実希(ソプラノ)/入選 キム・テウン、平山莉奈(以上メゾソプラノ) 第14回東京音楽コンクール優勝者&最高位入賞者コンサートは2017年1月9日に東京文化会館で行われ、来年の第15回は、ピアノ部門、弦楽部門、木管部門の3部門での開催となる。東京音楽コンクールhttp://www.t-bunka.jp/onkon/onkon.html■ブルージュ国際古楽コンクールで 川口成彦が最高位を受賞 ベルギーで行われたブルージュ国際古楽コンクールのフォルテピアノ部門で川口成彦が第2位(1位なしの最高位)とCDレコーディングの機会を与えられる特別賞を受賞した。 同コンクールは1964年から続いており、過去にはフォルテピアノの第一人者小倉貴久子らが優勝している。 川口は、1989年岩手県盛岡市生まれ。東京芸術大学楽理科を経て同大学大学院修士課程古楽科を大学院アカンサス賞を受賞して首席修了。現在、アムステルダム音楽院在学中。これまでに、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール優勝、ヘールフィンク国際フォルテピアノコンクール2015(アムステルダム)、第27回国際古楽コンクール〈山梨〉鍵盤楽器部門入賞など数多く受賞。ブルージュ国際古楽コンクールhttp://www.mafestival.be/EN/competitions■渡辺裕紀子が第26回「芥川作曲賞」 を受賞 第26回「芥川作曲賞」の選考会が8月28日に行われ、演奏会による公開選考の結果、渡辺裕紀子の「折られた…」が受賞作に決定した。渡辺には、賞状と賞金50万円が贈られた。「自らの音に対する感性に従い、ひたむきに自分の言葉を捜そうとしている。新しい、リアリティのある響きに将来性を感じさせる作品」として高く評価された。選考委員は小出稚子(こいで・のりこ)、法倉雅紀、三輪眞弘の3名。 芥川作曲賞は、故・芥川也寸志氏の功績を記念してサントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)により1990年4月に創設。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、国内の新進作曲家の作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行っている。<渡辺裕紀子 略歴>1983年生まれ。桐朋学園大学にて作曲を原田敬子、間宮芳生に学ぶ。野村国際文化財団、ローム ミュージック ファンデーションより奨学金を受け、グラーツ音楽大学にてベアート・フラーに学ぶ。2011年オーストリアにてÖ1 Talentebörse-Kompositionspreise受賞。13年文化庁新進芸術家海外研修員。現在DAAD奨学生としてケルン音楽大学Konzertexamen課程に在籍し、ヨハネス・シェルホルンに師事。芥川作曲賞http://www.suntory.co.jp/sfa/music/akutagawa■第14回東京音楽コンクール審査結果 第14回東京音楽コンクールの本選が8月23日〜8月28日に東京文化会館で行われ、各部門の入賞者が決まった。昨年から3部門の開催で国籍・居住地不 写真提供:公益財団法人 サントリー芸術財団

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