eぶらあぼ 2016.9月号
159/195

166ター、iichiko 総合文化センター、東京二期会 共同制作公演)が上演される。札幌市民交流プラザhttp://sapporo-community-plaza.jp■ローム ミュージック ファンデーション が2017年度の助成を募集 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションが、音楽文化の普及と発展のため毎年行っている「音楽活動への助成と奨学援助」の2017年度分を募集している。 同財団では、設立から現在までの26年間に、1944件(約16億8453万円)の音楽活動に助成、奨学生429名(約25億1885万円)に奨学援助を行っている。このほか音楽在外研究生の援助、音楽セミナーや京都・国際音楽学生フェスティバルの実施、小澤征爾音楽塾の育成プロジェクトなどを行っている。また、「ローム ミュージック フレンズ」として若い音楽家たちをサポート、フレンズには樫本大進、神尾真由子、宮田大といった第一線で活躍する面々がいる。 音楽活動への助成は2016年11月11日、奨学援助は16年10月14日が応募受付締切。ローム ミュージック ファンデーションhttp://micro.rohm.com/jp/rmf■東京芸術大学が「東京芸大ジュニア・ アカデミー」を2017年度より新設 東京芸術大学が、文部科学省「国立大学機能強化事業」の一環として全国の中学生を対象とした早期英才教育のための特別コース「東京芸大ジュニア・アカデミー」を、2017年度より新たに開設する。同アカデミーは、早期教育システムを継続性ある体系的なものへと進化させ、将来的には「小中高大一貫型」の人材育成システムへの発展を目指す。 また、音楽産業界とタイアップした学生演奏音源のデジタル・ストリーミング配信等の「グローバルプロモーションシステム」も新たに構築・実施する。これは、世界を目指す学生へのキャリア支援として、 大学在学中における学内オーディションや演奏音源のデジタル発信等を実行すべく、ワーナーミュージック・ジャパンをはじめとする音楽産業やメディア等とタイアップしたサポート、プロモーションシステムを構築するもの。 これらの2つの新たな取組みを有機的に連動・機能させることで、世界トップアーティストの戦略的育成を実現していきたいとしている。東京芸術大学http://www.geidai.ac.jp■山田和樹を実行委員長にアンセム・プ ロジェクトが発足 『2020年東京オリンピック&パラリンピック』を見据え、指揮者の山田和樹を実行委員長に近く『山田和樹アンセム・プロジェクト』が発足する。アンセム(世界各国の国歌、及び「第二の国歌」と言われる愛唱歌など)を通じて、世界の国々への好奇心を開くこと、継続的な国際文化交流、地域の活性化に貢献することを目指したもので、山田和樹が理事長を務める東京混声合唱団などとともに、コンサート、レコーディング、学校訪問などを行い、幅広く展開していく計画だ。 同企画の試行イベントとして、7月28日、駐日ブラジル大使館で山田和樹指揮東京混声合唱団のピックアップメンバーがブラジル国歌と日本の愛唱歌を披露した。 本プロジェクトについて山田は「小澤征爾さんをはじめ、これまで国歌をオーケストラで披露したり録音したことはありましたが、歌を伴ったものはなかった。それをやりたい。ひとつの合唱団が世界の国歌を歌うというプロジェクト自体これまでになかったもの。これが実現できれば東京から世界に発信できるのではないか」との抱負を語った。問 山田和樹アンセム・プロジェクト実行委員会  (東京混声合唱団内) 03-3200-9755■札幌文化芸術劇場が2018年10月に オープン 2018年10月7日、札幌市中央区に北海道初の多面舞台を備えた2300席のホール「札幌文化芸術劇場」が札幌市民交流プラザ内にオープンする。札幌市民交流プラザ内には同劇場のほか札幌市図書・情報館、札幌文化芸術交流センターが併設される。 札幌文化芸術劇場のこけら落とし公演として、同年10月7日、8日にアンドレア・バッティストーニ指揮札幌交響楽団でヴェルディ《アイーダ》(札幌文化芸術劇場、神奈川県民ホール、兵庫県立芸術文化セン7月28日駐日ブラジル大使館での試行イベントより 山田和樹実行委員長 Photo:M.Terashi/Tokyo MDE

元のページ 

page 159

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です