eぶらあぼ 2016.9月号
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112◆インターネット(パソコン・スマートフォン・携帯電話)から、座席を選んでチケットのご予約ができます! ◆シルバー(65歳以上)、U25(25歳以下)、ハンディキャップ割引/託児サービス(有料、要予約)あり。詳細はお問合せください。 ◆出演者・曲目などが変更になる場合がございます。ご了承ください。お申込み・お問合せ=都響ガイド 03-3822-0727 月~金/10時~18時 土日祝/休み  ※主催公演開催日等は休業または営業時間が変更となります。        都響WEBチケット http://www.tmso.or.jp音楽監督:大野和士 終身名誉指揮者:小泉和裕 桂冠指揮者:エリアフ・インバル 首席客演指揮者:ヤクブ・フルシャモーツァルト&ベートーヴェン名曲選オーケストラの豊潤な音色をクラシックの名曲でたっぷりと堪能できる都響・調布シリーズ。今回は、音楽の都ウィーンにゆかりのあるモーツァルトとベートーヴェンの名曲を、テレビ・ラジオに出演し幅広く活躍している藤岡幸夫の指揮でお届けします。まず始めは、モーツァルトの序曲「劇場支配人」から。歓迎の祝祭のために作曲されたというこの音楽は、コンサートの幕開けにふさわしい一曲です。続いてフルート協奏曲第2番は、モーツァルトらしい気品ある明るいメロディや軽快なリズムを、フルートの鮮麗な音色で存分に楽しめる作品。ソリストは日本音楽コンクール第1位など、数々のコンクールで受賞している実力派高木綾子が務めます。そして最後はベートーヴェンの傑作、交響曲第6番《田園》。ウィーン郊外にある田舎の自然に親しみ、その素晴らしき思い出や感動を音楽で描いたという珠玉の作品を、壮麗な都響サウンドでお楽しみください。■都響・調布シリーズNo.18 10/8(土)14:00 調布市グリーンホール 大ホール 指揮=藤岡幸夫 フルート=高木綾子モーツァルト/歌劇『劇場支配人』序曲 K.486、フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314(285d)ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調 op.68《田園》 S¥4,000 A¥3,000 B¥2,000高木綾子©FUMI藤岡幸夫©青柳 聡都響音楽監督大野和士と珠玉のソリストたちによる充実のラインナップ大野和士と都響のマーラー、第4交響曲です。穏やかで軽妙な外見に隠された皮肉やユーモア、そして翳り。一筋縄ではいかないこのシンフォニーの底知れぬ正体に、大野和士が眼光鋭く迫ります。ピエール=ロラン・エマールと都響は13年半ぶりの共演。完璧な技巧と美しい音色、知的で瑞々しい表現ーー間違いなく現代最高のピアニストの一人である彼の「左手」が縦横無尽に駆け巡ります。■第818回定期演奏会Cシリーズ 11/27(日)14:00 東京芸術劇場コンサートホール■第819回定期演奏会Aシリーズ 11/28(月)19:00 東京文化会館指揮=大野和士 ピアノ=ピエール=ロラン・エマール ソプラノ=天羽明惠*ベルク/アルテンベルク歌曲集 op.4* ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調マーラー/交響曲第4番 ト長調*S¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,500 Ex¥3,500(11/27)・¥2,800(11/28)天羽明惠©Akira Mutoピエール=ロラン・エマール©Marco Borggreve+DG9月都響定期は桂冠指揮者エリアフ・インバル80歳記念・都響デビュー25周年記念優れたオーケストラビルダーでもあるインバルが、都響の機能を全開にしてバルトークの計算しつくされたオーケストレーションの魅力を伝えます。2007年エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝者アンナ・ヴィニツカヤによるプロコフィエフの第2番は、CDでも絶賛を博した得意の曲。すでにベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団でインバルと同曲を共演しているだけに、息の合った演奏が期待できます。■第814回定期演奏会Aシリーズ 9/15(木)19:00 東京文化会館指揮=エリアフ・インバル ピアノ=アンナ・ヴィニツカヤグリンカ/歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲 プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.16バルトーク/管弦楽のための協奏曲 Sz.116 S¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,500 Ex¥2,800エリアフ・インバル©堀田力丸アンナ・ヴィニツカヤ©Gela Megrelidze深まりゆく秋にふさわしい、ロマンティックな響きあふれるプログラム■第816回 定期演奏会Cシリーズ 10/15(土)14:00東京芸術劇場コンサートホール指揮=下野竜也 ヴィオラ=鈴木 学*(都響ソロ首席奏者)ペンデレツキ/シャコンヌ─《ポーランド・レクイエム》より(1984/93/2005) 武満 徹/ア・ストリング・アラウンド・オータム(1989)* チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 op.64S¥6,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥3,500 Ex¥2,500下野竜也©Naoya Yamaguchi(Studio Diva)鈴木 学©M.Okuboペンデレツキの《シャコンヌ》は、悲劇的大作《ポーランド・レクイエム》からの弦楽合奏曲。新ロマン主義とも呼ばれるその響きは、現代人の感性に寄り添う哀愁を湛えています。また、武満徹が「パリの秋」フェスティバルの委嘱で1989年に作曲したヴィオラ協奏曲《ア・ストリング・アラウンド・オータム》は、秋景色の自然とそれを観照する人間とを描いた驚くほど美しい曲。精緻で上品な甘さを持ったサウンドは、前衛時代とは異なる新しい武満ファンを獲得しました。後半のチャイコフスキー第5番はもはや説明不要でしょう。数々の現代曲や秘曲の見事な指揮で名をはせる下野竜也が、決意とともにこの超有名シンフォニーに挑む、まさに新ジャンル“下野のチャイコフスキー”にご期待ください。

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