eぶらあぼ 2016.6月号
158/211

171コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL■ウィーン少年合唱団日本ツアー  記者会見 4月30日から6月19日まで、日本ツアーを行っているウィーン少年合唱団が、4月28日都内で会見を行った。会見には、ウィーン少年合唱団芸術監督ゲラルト・ヴィルト、同合唱団カペルマイスターのオリヴァー・シュテッヒ、今年の来日公演に出演する同合唱団シューベルト組らが出席した。 ヴィルトは、「熊本での震災に関して、心からのお悔やみを申し上げます。一刻も早く復興することを願っています。困難なときにこそ子どもたちの純粋な声で元気をお届けできればと思います。ファンの方からのご意見や期待が私たちの活動のモチベーションになっています。公演ができるのも天使の歌声を通じた声のマジックが起きると全員で信じているから。コンサートを通じて喜びと感情をお伝えすることができることに感謝します」と述べた。 シュテッヒは、「4年前にカペルマイスターとして初めて来日し、日本という国、文化、私たちを温かく迎えてくださった人々に感銘を受けました。来日して数日ですが、今回も非常に温かい歓迎を受けました。今回は“四季”と“映画音楽”をテーマに色々な時代、何世紀もの時間、空間を超えたプログラムを用意しました。私たち演奏者、そしてお客様にとっても非常に楽しいものになると思っています。皆様の期待に添えるよう頑張ります」と意気込みを語った。ウィーン少年合唱団 日本ツアー公式サイトhttp://www.japanarts.co.jp/wsk2016■広島交響楽団音楽総監督に下野竜也 が就任 広島交響楽団が4月2日、都内で会見を開き、2017年4月から下野竜也が音楽総監督に就任すると発表した。 就任にあたり下野は「広島交響楽団は秋山和慶先生が大切に育ててこられた。初めてこの楽団の指揮台に立たせていただいたのは1999年4月。それから17年。先生とファンのみなさんで作り上げたこの財産を大切に、未来に繋げていきたい」との抱負を述べた。 2016年度が音楽監督として最後のシーズンとなる秋山和慶は17年4月から終身名誉指揮者に就任する。また、フォルクハルト・シュトイデ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)のミュージック・パートナー就任(16年4月から)もあわせて発表された。 国際平和文化都市「広島」のオーケストラとして世界に音楽文化と平和のメッセージを発信する5ヵ年計画「“広島交響楽団 MUSIC FOR PEACE コンサート” ー日本・ポーランド プロジェクト 2016-2020」にも取り組む。16年度はショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞したシャルル・リシャール=アムランを迎え、ショパンの協奏曲第2番とベートーヴェンの交響曲第5番ほかを演奏する(2017.2/16)。広島交響楽団http://hirokyo.or.jp■「五島記念文化賞」オペラ部門新人賞 に高橋さやか、髙橋維 平成28年度「五島記念文化賞」オペラ部門新人賞を、高橋さやか(ソプラノ)と、髙橋維(同)の2名が受賞した。各受賞者には、賞金50万円、副賞として海外研修に対する400万円の助成と、さらに海外研修終了後にその成果を発表するリサイタル等に350万円の助成を行う。◎高橋さやか(ソプラノ)東京都出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。ウィーン少年合唱団シューベルト組(後列左:オリヴァー・シュテッヒ 後列右:ゲラルト・ヴィルト) Photo:H.Yamada/Tokyo MDE左より)秋山和慶、下野竜也 写真提供:広島交響楽団

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 158

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です