eぶらあぼ 2016.5月号
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195コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報ヴァイオリンの山下美音理と、作曲も手掛けるチェロの山下いずる、姉弟によるユニットPacicmodern。古典から新作初演まで、先鋭的な活動を展開する2人が取り組む室内楽シリーズは13回目に。今回は、2人との共演経験も多く、気心の知れたピアノの白石光隆をゲストに迎えて。3人での録音もリリースしているチャイコフスキー「ある偉大な芸術家の想い出のために」とスメタナ、2つのピアノ三重奏の佳品を披露する。県内唯一のプロオーケストラとして、地域に根差す地道な活動に力を注ぐ一方、覇気みなぎる熱演で、日本楽壇へ新風を巻き起こしているニューフィルハーモニーオーケストラ千葉。名匠・山下一史の指揮で、100回の節目を目前に控えた定期へ臨む。「秘めたる情熱、そして絢爛たる昇華」と題したオール・チャイコフスキー。歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「ポロネーズ」、弦楽セレナード、交響曲第5番が披露される。かつての“天才少年”も、16歳を迎えて、すっかり“俊英ピアニスト”の呼び名が相応しくなった。8歳から5年連続でショパン国際ピアノコンクールin ASIAを、12歳の時には浜松国際ピアノアカデミー・コンクールを最年少で制した牛田智大。リサイタルではムソルグスキー(ホロヴィッツ編)「展覧会の絵」を軸として、バッハ、ショパン、ベートーヴェン、ラヴェルを配し、より精神性を高めた音楽世界を現出させる。ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉第99回定期 「秘めたる情熱、そして絢爛たる昇華」牛田智大(ピアノ)Pacicmodern Classic Concert vol.135/22(日)14:00習志野文化ホール5/19(木)19:00調布市グリーンホール5/27(金)19:00大田区民ホールアプリコ(小)プログラミングに、ゲストの人選にと“攻め”の姿勢を貫き、その存在意義に磨きをかける東京ニューシティ管弦楽団。今回の定期は、指揮のフィリップ・チジェフスキーとピアノのアレクセイ・リュビーモフ、古楽と現代音楽を自在に往き来する2人のロシア人アーティストを迎えて。ハイドンとストラヴィンスキーの協奏曲、パーセルの管弦楽曲とプロコフィエフの交響曲第1番「古典」を対置、数世紀の時空を飛ぶ。東京ニューシティ管弦楽団 第105回定期ピアノ協奏曲シリーズ①~古典から現代まで5/21(土)14:00東京芸術劇場 コンサートホールフィリップ・チジェフスキーアレクセイ・リュビーモフ山下一史 ©K.Miuraヴァイオリンの沼田園子とピアノの蓼沼明美によって結成され、わが国の室内楽シーンに新たな地平を拓いて来た「ファイン・デュオ」が30周年を迎えた。その記念演奏会の第1回(全2回)は、明治期から現代に至る邦人作品を特集。日本人初となる幸田延の2曲をはじめ、吉田隆子、伊福部昭、別宮貞雄による歴代のヴァイオリン・ソナタのほか、武満徹の傑作「悲歌」、藤家渓子への委嘱作品など、多彩に披露する。ファイン・デュオ30周年記念演奏会 第1回4/30(土)19:00 三井住友海上 しらかわホール、5/21(土)17:00 大阪モーツァルト・サロン、5/28(土)14:00 横浜みなとみらいホール(小)©Kunio Onishi 衣装提供:(株)オンワード樫山左より:山下美音理、白石光隆、山下いずるウィーンを中心に国際的な活躍を続けるソプラノの中嶋彰子が、リリック・ソプラノの小松ななみ、ピアノの松本和将と共に綴る、変幻自在な女心。中嶋がマルティーニ「愛の喜び」で一途さを歌えば、小松はスカルラッティ「貴女が私の死の栄光を」で命を賭しての愛憎を表現、次にはモンテヴェルディの歌劇《ポッペアの戴冠》からの美しい二重唱で美声を絡み合わせるなど、名曲を通じて、複雑な心の動きを紐解く。中嶋彰子(ソプラノ)~ふたつの女心~5/20(金)19:00ヤマハホール中嶋彰子左:沼田園子 右:蓼沼明美
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