eぶらあぼ 2016.4月号
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79アルテリッカしんゆり (川崎・しんゆり芸術祭) 2016喜劇オペラからシンフォニーコンサートまで充実の公演が目白押し文:東端哲也芸劇 ブランチ・コンサート ~清水和音と八塩圭子の名曲ラウンジ~ランチの前に愉しめる豪華メンバーによる名曲の数々文:高坂はる香藤原歌劇団《愛の妙薬》 4/23(土)、4/24(日)各日14:00東京交響楽団 演奏会 5/8(日)14:00昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ問 アルテリッカチケットセンター044-955-3100 http://www.artericca-shinyuri.com※芸術祭の詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。 数多くの文化人が居住し、芸術団体や芸術系教育機関が軒を連ね、ホールなどもある川崎市北部の新百合ヶ丘駅周辺の恵まれた立地条件を背景に、2009年の黄金週間から毎年開催を続けているこの芸術祭。 8回目を迎えた今年も、クラシック音楽やバレエはもとより、演劇・ミュージカル・ジャズなど、各界のトップアーティストが「しんゆり」に集結し、4月23日~5月8日までの16日間に33演目45公演が行われる。 中でも目玉となるのがオープニング公演である、藤原歌劇団によるベルカント・オペラの傑作、ドニゼッティの《愛の妙薬》だろう。おきゃんなヒロイン・アディーナ役 最近、平日の日中に楽しむことができるコンサートが人気だ。そんな中この春、東京芸術劇場でも、偶数月の水曜日の午前11時から1時間というスタイルで、新たに『芸劇ブランチ・コンサート』シリーズがスタートする。 ナビゲーターはフリーアナウンサーの八塩圭子。演奏はピアニストの清水和音とその“仲間たち”が担い、実に多彩な顔ぶれとプログラムが並ぶ。 4月20日に開催される第1回は、今後出演するメンバー紹介も兼ねてサン=サーンスの「動物の謝肉祭」を演奏するというから、いきなり豪華でおもしろい。大江馨(ヴァイオリン)や竹山愛(フルート)といった日本音楽コンクール優勝者や、佐々木亮(ヴィオラ)、伊藤圭(クラリネット)というN響首席奏者など、若手を中心とした実力派が総出演する。 その後は、第2回はシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」、第3回は清水和音の「英雄ポロネーズ」はじめピアノ作品(ソプラノ)に高橋薫子/光岡暁恵、内気な主人公ネモリーノ役(テノール)に村上敏明/宮里直樹、惚れ薬を扱う旅の怪しい薬売りドゥルカマーラ役(バリトン)に谷友博/田中大揮と、それぞれ同歌劇団の現在・未来を担う逸材をダブル・キャストで配置。指揮は昨年トリエステのヴェルディ歌劇場でこの作品を振って好評を博したばかりの園田隆一郎、演出も本作で1997年にデビューした粟國淳が担当と万全。会場とを中心としたプログラムと、初心者からクラシック音楽好きまで幅広く楽しめる絶妙な選曲が光る。秋以降も「フルート&ハープ奏者は美人じゃないとダメ?」(第4回 10/19)、「クラリネットはお好き?」(第6回 2017.2/22)など、ワクワクなる昭和音楽大学が誇るテアトロ・ジーリオ・ショウワが馬蹄形の本格的なオペラハウスだけに、まるで欧州の名門歌劇場にいるような雰囲気が楽しめるはずだ。 一方、フィナーレを飾るのは飯守泰次郎指揮・東京交響楽団の演奏会。ワーグナー、メンデルスゾーン、ブラームスとドイツ音楽を代表する3人の作曲家の代表作を取り揃えており、こちらも聴き逃せない。する楽しいタイトルが掲げられている。 演奏だけでなく話のおもしろさも抜群の清水和音がまとめ役を務める企画とあって、1時間といえども、音楽的にもトーク的にも大満足のコンサートとなりそう。2200円という手ごろな料金も嬉しい。高橋薫子八塩圭子第1回 「動物の謝肉祭」 初回は名曲でメンバー紹介! 4/20(水)第2回 シューベルトの「ます」 今日の主役はコントラバス 6/22(水)第3回 「清水和音の英雄ポロネーズ」 ピアノの魅力が満載! 8/24(水)各回 11:00 東京芸術劇場 コンサートホール問 サンライズプロモーション東京0570-00-3337 http://miy-com.co.jp清水和音 ©K.Miura光岡暁恵 ©Flavio Gallozzi飯守泰次郎 ©青柳 聡園田隆一郎
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