eぶらあぼ 2016.4月号
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Danza News256■稲盛財団が4800名を松山バレエ団 『新「白鳥の湖」』に無料招待 公益財団法人稲盛財団が、今夏、ロームシアター京都で上演する松山バレエ団『新「白鳥の湖」』公演に、4800名を無料招待する。 同財団は、京セラやKDDIを設立、2010年より日本航空の会長に就任して再建に尽力した稲盛和夫が、1984年に私財を投じて設立。2月17日に行われた記者会見で稲盛は今回の企画について、財団への30年の支援に感謝してのものとし、「毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰する国際賞・京都賞を行っているが、そういった世界的な学術賞だけでなく、多くの市民の方々に喜んでいただける企画をと、今回、松山バレエ団の清水さん、森下さんに相談した」と経緯を語った。清水と森下は共に、稲盛が主宰する盛和塾の塾生として学んでおり、懇意にしているという。 また、清水は、長く続いている古典=クラシックの底に流れているものはいつの時代も変わらない、人類を救うものとした上で、「そのなかでも『白鳥の湖』は代表格。今、世界中に紛争や混乱、多くの難民が溢れているが、白鳥たちはある意味で難民と通じる。“真”“善”“美”という美しいものが、別の一派によって消されてしまう──深い意味を持った作品なので、今回の演目として提案させていただいた」と話した。 また森下は「夢のようなお話をいただけたことは大変光栄。京都の方々に喜んでいただけるものを創るために、毎日毎日コツコツとレッスンを積み重ね、心の勉強もしながら、良い舞台にしたい」と意欲を語った。(取材・文:菘あつこ)松山バレエ団『新「白鳥の湖」』全幕8/16(火)15:30、8/17(水)14:00、8/18(木)14:00 ロームシアター京都 メインホール台本・演出・振付/清水哲太郎 出/森下洋子 松山バレエ団指/河合尚市 管/大阪交響楽団【募集人数】4800名(無料招待) ※各日/ペアまたは1人 1600名会見から 左より清水哲太郎・松山バレエ団総代表、森下洋子・同団理事長・団長、稲盛和夫・稲盛財団理事長、金澤しのぶ・同財団副理事長 写真提供:稲盛財団【応募方法】下記の必要事項を明記し、メール・はがき・FAXのいずれかで申込。応募は小学生以上(小学生は保護者と応募。中学生以上は一人での応募も可能)【必要事項】招待を希望するそれぞれの氏名(ふりがな)、年齢(学年)、代表者の郵便番号、住所、電話番号、招待希望日(第1希望〜第3希望)【申込先】メール:matsuyama-ballet@asahi-family.comはがき:〒530-8255(住所不要)アサヒ・ファミリー・ニュース社「稲盛財団 バレエ招待」係FAX:06-6201-0636 ※「稲盛財団 バレエ招待」係と明記【応募締切】5/31(火) ※応募多数の場合は抽選稲盛財団 http://www.inamori-f.or.jp■青山季可が第32回「服部智恵子賞」 を受賞 牧阿佐美バレヱ団の青山季可が、第32回「服部智恵子賞」を受賞した。3月3日、公益社団法人日本バレエ協会が発表した。同賞は、年間において最も顕著な活躍をみせた舞踊家に与えられる。選出者は、舞踊評論家・伊地知優子、うらわまこと、桜井多佳子、三浦雅士、山野博大。 なお、授賞式は6月8日に都内で行われる。公益社団法人日本バレエ協会 http://www.j-b-a.or.jp■中村淳之介が6位入賞 第44回ローザンヌ国際バレエコンクール 若手バレエダンサーの登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が2月6日、スイスのローザンヌで行われ、アクリ・堀本バレエアカデミー(さいたま市)出身の中村淳之介(16)がスカラシップ賞6位に入賞した。 同コンクールは、15〜18歳のダンサーが対象で、上位入賞者は奨学金を得て世界の一流バレエ学校やバレエ団で学ぶことができる。今年は世界19ヵ国から67人(うち日本から12人)が参加、ファイナルには20人(同5人)が進出していた。ローザンヌ国際バレエコンクール http://www.prixdelausanne.orgコンクールで踊る中村淳之介 Photo:Gregory Batardon

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