eぶらあぼ 2016.4月号
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176いホール特別演奏会も上岡の指揮で3回開催する。各シリーズの連続券は5月22日に発売される。新日本フィルハーモニー交響楽団http://www.njp.or.jp■日本フィルハーモニー交響楽団が 創立60周年 今年創立60周年を迎える日本フィルハーモニー交響楽団が記者会見を開き、平井俊邦理事長が登壇、指揮者体制、60周年記念事業、楽団経営、などについて語った。 指揮者体制では、正指揮者・山田和樹の2022年8月までの契約の延長が発表された。12年に就任しているから、通算10年間の任期となる。現在、日本フィルと「マーラー・ツィクルス」を進行中の山田。来シーズンは、藤原歌劇団との《カルメン》(2017.2/3〜2/5)、柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会(2016.11/7)などを振る。そのほか日本人作曲家の作品の再演に取り組むという。 日本フィルは、今シーズン限りでアレクサンドル・ラザレフが首席指揮者を退任し(桂冠指揮者兼芸術顧問に就任)、今年9月にピエタリ・インキネンが新しい首席指揮者に就任する。ラザレフは、首席指揮者としての最後の定期演奏会(7/8,7/9)でショスタコーヴィチの交響曲第15番を取り上げる。インキネンの就任披露(9/27)は、ワーグナーの《ジークフリート》と《神々の黄昏》の抜粋。来年5月には楽劇《ラインの黄金》全曲(2017.5/26,5/27)を上演する(演奏会形式)。桂冠名誉指揮者・小林研一郎は開館10周年の杉並公会堂でベートーヴェン交響曲ツィクルス(2016.6月〜12月)に取り組む。(取材・文:山田治生)日本フィルハーモニー交響楽団http://www.japanphil.or.jp■「第14回 齋藤秀雄メモリアル基金賞」 に上森祥平、川瀬賢太郎 「第14回 齋藤秀雄メモリアル基金賞」の受賞者にチェリストの上森祥平と指揮者の川瀬賢太郎が選ばれた。3月1日都内で行われた贈賞式には、上森、川瀬、選考委員の小澤征爾、堤剛らが出席した。 「齋藤秀雄メモリアル基金賞」は、チェリスト・指揮者・教育者であった故・齋藤秀雄に因み、財団法人ソニー音楽芸術振興会(現・公益財団法人ソニー音楽財団)が2002年に創設した賞。音楽文化の発展に貢献し、将来いっそうの活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者に贈られる。■新日本フィルがロゴ、定期演奏会を刷新、 2016/17シーズンラインナップを発表 新日本フィルハーモニー交響楽団が2016年9月から上岡敏之を次期音楽監督として迎える。それに伴いロゴと定期演奏会をリニューアルする。 2月12日に行われた会見で上岡は「個性があり、聴衆を感動させられる楽団を作っていきたい」との意気込みを語った。 新たなロゴは、グラフィックデザイナー/アートディレクターの大黒大悟がデザイン。指揮棒をイメージした線をあしらい、「指揮に導かれ奏でられる音楽」に関わる多くの意味を込めた。 定期演奏会はこれまでの<トリフォニー・シリーズ><サントリーホール・シリーズ>に加え、これまで『新・クラシックへの扉』として親しまれてきたシリーズを新たに<アフタヌーン コンサート・シリーズ>の、3シリーズとする。それぞれ個性豊かな宝石をイメージし、トパーズ、ジェイド、ルビーの名称をつけた。 上岡は、音楽監督就任披露定期でR.シュトラウス・プログラムを披露(9/9)。続いて、ブラームス/シェーンベルク編のピアノ四重奏曲第1番(管弦楽版)(9/16,9/17)や、ベートーヴェン交響曲第5番「運命」ほかを披露(10/14,10/15)。聴衆からリクエストを募集する『リクエスト・コンサート』(2017.7/21,7/22)も上岡の指揮により行う。 定期演奏会の平日夜公演はすべて19:00開演に統一、<アフタヌーン コンサート・シリーズ>は金・土曜日ともに14:00開演とした。 なお、<サントリーホール・シリーズ>の2017年3月〜7月公演は、サントリーホールの改修に伴い、Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティコンサートホールに会場を移し行う。横浜みなとみら上岡敏之・新日本フィルハーモニー交響楽団次期音楽監督 Photo:M.Terashi/Tokyo MDE

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