eぶらあぼ 2016.3月号
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177コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL曲家の作品を掘り下げて演奏しているピアニストは稀有な存在と言ってよいだろう。現代音楽のあらゆる面、すべてを網羅している演奏は特筆に値する」と評された。 工藤あかねは、東京芸術大学卒業。身体表現を伴う先鋭的な作品に興味を持ち、シュトックハウゼン講習会で学ぶ。「音楽性豊かな新しい現代音楽の領域を開拓したパフォーマンス、そこに見られる音楽と向き合う姿勢は、これからの音楽にとって不可欠になるであろう作品の創造と通底するようなクリエイティヴィティが横溢する芸術行為であるといえるだろう」と評した。 第2回「一柳 慧 コンテンポラリー賞」の応募期間は10月1日から10月30日まで。一柳 慧 コンテンポラリー賞事務局(カメラータ・トウキョウ内)http://www.camerata.co.jp■第26回新日鉄住金音楽賞に 三浦友理枝 第26回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞にピアニストの三浦友理枝が選ばれた。同賞は日本の音楽文化の発展と、将来を期待される音楽家を支援することを目的として1990年に設立されたもの。 三浦友理枝は英国王立音楽院、同音楽院修士課程を共に首席で修了。2001年マリア・カナルス国際音楽コンクールなどで優勝、06年リーズ国際ピアノコンクールで特別賞を受賞。「作品に対する誠実なアプローチのうちに濃やかな表情を息づかせるピアニストで、昨年のラヴェルのピアノ作品全曲チクルスで示されたように、美質はさらに深化をみせており、今後のいっそうの成熟を期待」されての授賞となった。 また、特別賞として、山田正幸(ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭 事務局 チーフ・プロデューサー)が選ばれた。 受賞記念コンサートは7月20日に紀尾井ホールで開催される予定。新日鐵住金株式会社http://www.nssmc.com/csr/social/music/prize.html■第25回 青山音楽賞の受賞者が決定 第25回青山音楽賞の受賞者が決定した。同賞は、公益財団法人青山財団が1991年に創設した顕彰事業で、青山音楽記念館で開催された公演の中から選考し、個人または、団体に授与される。 新人賞は、毛利文香(ヴァイオリン)、上野星矢(フルート)、周防亮介(ヴァイオリン)、山根一仁(ヴァイオリン)の4名が、青山賞には辻本玲(チェロ)、藤木大地(カウンターテナー)が、バロックザール賞には、ヴェセリン・パラシュケヴォフ(ヴァイオリン)&村越知子(ピアノ)デュオが選ばれた。受賞者には、賞金とバロックザールにて行われる演奏会の開催費用が、新人賞受賞者には併せて音楽研修費も贈られる。公益財団法人 青山財団http://www.barocksaal.com■第17回ホテルオークラ音楽賞に 崔文洙ら ヴァイオリニスト崔文洙(ちぇ・むんす)とフルート奏者の上野聖矢が第17回「ホテルオークラ音楽賞」の受賞者に決定した。2月27日に授賞式と記念演奏会が開催される。 同賞は、1996年より社会貢献・文化事業の一環として、将来を嘱望される有望な音楽家の育成を目的とし、受賞者には奨励金として50万円などが贈呈される。 崔は、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターおよびソリストとしての両面の活躍が評価された。 上野は、パリ国立高等音楽院を卒業。2008年ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第1位受賞とリヨン歌劇場管弦楽団の客演首席奏者としての活動が評価された。ホテル・オークラ東京http://www.hotelokura.co.jp/tokyo■訃報:オーレル・ニコレ氏 20世紀を代表する名フルート奏者オーレル・ニコレ氏が1月29日死去した。享年90。 ニコレ氏は、1926年スイス生まれ。48年、フルート奏者の登竜門、ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝。巨匠フルトヴェングラーの招きで、ベルリン・フィルの首席を9年間務めた。退団後はソリスト、教育者として世界的に活躍し、武満徹が曲を献呈、草津国際音楽アカデミー講師を務めるなど、日本に縁が深かった。©Yuji Hori崔 文洙上野聖矢
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