eぶらあぼ 2016.2月号
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49コガ・ミュージアム コンサート永遠の古賀メロディー クラシックコンサート次世代に歌い継ぐ不朽の名曲たち文:笹田和人3/19(土)14:00 古賀政男音楽博物館[コガ・ミュージアム]けやきホール問 古賀政男音楽博物館03-3460-9051 http://www.koga.or.jp会田道孝新居佐和子 古賀政男が綴った数々の傑作は、彼が世を去って40年近くを経てなお、全ての日本人の琴線に触れる。そんな魅力あふれる名旋律を、次世代へと歌い継ぐ『永遠の古賀メロディー クラシックコンサート』が昨年に引き続き開催される。今回も、新居(におり)佐和子(ソプラノ)、加形裕子(メゾソプラノ)、粟飯原(あいばら)俊文(テノール)、石崎秀和(バリトン)という気鋭の声楽家たちが登場。「丘を越えて」「東京ラプソディ」「サーカスの唄」「青春日記」など代表作にとどまらず、「代々木警察署歌」や映画主題歌「暁の合唱」、作家・檀一雄作詞による「白秋の生まれた町で」など知られざる作品までが披露される。さらに、ピアノとアレンジを担当する会田道孝が、この日のために古賀メロディーをピアノ独奏用に編曲し、初演。また、数々のオペラの檜舞台で活躍中の4人の名歌手が顔を揃えるだけに、山田耕筰の日本歌曲やヴェルディの歌劇《椿姫》から〈乾杯の歌〉などの名曲も披露してくれる。第9回 羽石道代(ピアノ) プラスシリーズプラス 福富祥子(チェロ) ~プロコフィエフ、プロコフィエフ!ソロとデュオで探るプロコフィエフの魅力文:飯田有抄3/19(土)14:00 東京オペラシティ リサイタルホール問 プロアルテムジケ03-3943-6677 http://www.proarte.co.jp福富祥子羽石道代 ソロ・ピアニストとして、そしてデュオや室内楽のピアニストとして幅広く活動する羽石道代が2007年から継続している『プラスシリーズ』。毎回、特定の作曲家や共演者をフィーチャーしながら、多角的に音楽作品を紹介する充実の内容を誇るコンサートだ。シリーズ第9回は『羽石道代プラス福富祥子~プロコフィエフ、プロコフィエフ!』と題して開催される。 羽石がソロで披露するのはピアノ・ソナタ。プロコフィエフのピアノ・ソナタ全10曲のうち、第6~8番は第二次大戦中に書かれたもので「戦争ソナタ」と呼ばれるが、中でも有名なソナタ第7番、そして内省的な表現が際立つ第8番の2作を取り上げる。さらに、音楽と身体の関係性についての研究でも知られるチェリストの福富祥子とプロコフィエフ晩年の抒情的なチェロ・ソナタを共演する。プロコフィエフらしい鮮烈なリズム語法や、深い呼吸を感じさせるハーモニーを堪能できそうなプログラムに関心が高まる。3/7(月)19:00 紀尾井ホール問 国際芸術連盟03-3356-4033 http://www.yoko-maria.comYoko Maria ソプラノリサイタル 「Fall in love」カーネギーホールでも聴衆を魅了した才能文:笹田和人 2010年にカーネギーホールで単独リサイタルを開くなど、卓越した音楽性と歌声で、国際的な活動を展開するソプラノのYoko Maria(マリアヨーコ)。3月に3枚目となるアルバム発売を記念するリサイタルを開く。東京音大・同大学院を経て、フィンランドやロシア、ドイツで学んだ。特にフィンランドでは、600曲以上のフィンランド歌曲をマスターするなど、幅広いレパートリーを誇る。07年には第13回チャイコフスキー国際コンクール世界大会の日本代表にも選出され、今年6月には2度目となるカーネギーホールでの単独リサイタル開催も決定している。 ピアノに泉博子の共演を得ての今回のステージでは、カッチーニ「アヴェ・マリア」やシベリウス「フィンランディア~平和の賛歌~」、プッチーニ《蝶々夫人》より〈ある晴れた日に〉〈かわいい坊や〉、同じく《トゥーランドット》より〈誰も寝てはならぬ〉、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル『オペラ座の怪人』より〈それが私があなたに望む全てです〉など多彩な名曲を、心を込めて歌い尽くす。

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