eぶらあぼ 2016.1月号
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115常任指揮者 シルヴァン・カンブルランお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時/年中無休・年末年始を除く) 0570‒00‒4390 http://yomikyo.or.jp/シルヴァン・カンブルランミヒャエル・ボーダー©Alexander Vasiljev≪1月~2月の聴きどころ≫ 1月には、ドイツが誇る名匠ミヒャエル・ボーダーが読響に初登場。7日と9日のニューイヤーコンサートでワーグナー「『マイスタージンガー』前奏曲」やドヴォルザーク「新世界から」を次々と指揮して、新年の幕開けを華々しく飾る。ヒナステラのハープ協奏曲では、ウィーン・フィルのソロ・ハーピストとしても活躍したメストレが共演。“世界最高峰のヴィルトゥオーゾ”と称される名手が、この上なく美しいソロを繰り広げる。 14日の定期では、オペラ作品などで劇的な音楽づくりを得意とするボーダーが、ツェムリンスキーの交響詩「人魚姫」を披露。アンデルセンの童話を基に作曲された後期ロマン派の大作で、映画音楽を思わせる美しい旋律と金管楽器による輝かしい響きは、会場を熱狂へと誘うだろう。是非、お客様にはライブで味わっていただきたい。前半には、欧州で高い評価を得ている新鋭ピエモンテージが、リストのピアノ協奏曲で共演。ファンタジー豊かな曲想に合わせ、独自の美意識と感性をいかんなく発揮する。 21日と23日には、92歳を超えてなお世界の第一線で活躍する巨匠スクロヴァチェフスキ(桂冠名誉指揮者)が、得意とするブルックナーの交響曲第8番を振る。23日公演は完売、21日公演も残席が僅か。 29日は、クラシックの珠玉の名曲を解説付きでお届けする人気シリーズ《読響カレッジ》を開催。首席客演指揮者の下野竜也がチャイコフスキー最晩年の傑作「悲愴」を指揮する。下野が「悲愴」を振るのは稀で、読響とは初めてとなる。下野が、チャイコフスキーの名曲でどのような独特の解釈をみせるのか、ご注目いただきたい。 2月は常任指揮者のカンブルランが来日。12日と14日にマーラーの交響曲第7番「夜の歌」を指揮し、その奥妙な音世界を鮮やかに描き出す。同じく“夜”を題名とするモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と組み合わせた意欲的なプログラムだ。カンブルラン×読響のマーラー演奏は、近年高い評価を獲得しており、今回も期待が高まる。印象的なホルンのソロから始まる「夜の歌」は、マーラー特有の“明と暗”の響きが目まぐるしく展開されていく大作。オーケストラの可能性の限りを尽くすかのごとく、各楽器の多彩な奏法が作品の随所にちりばめられており、趣の異なる多種多様な響きが詰め込まれている。大管弦楽のハーモニーに圧倒されたかと思えば、その直後には室内楽を聴いているかのような繊細なソロの掛け合いに酔いしれる。決して飽きることのない音絵巻を愉しめるのは、この作品の大きな魅力だ。そして「夜の歌」ほど、“色彩の魔術師”ことカンブルランの手腕が活かされる作品もない。名匠が、その緻密なアンサンブル作りから生まれる清新かつ透明な音作りで、マーラー演奏史に新たな一ページを刻むだろう。カンブルランならではの、“エスプリ”が詰まった刺激的な一夜を、是非ともお聴き逃しなく。2015年度1回券(2016年3月まで)/2016年度年間・上期会員券 絶賛発売中◆スクロヴァチェフスキの 《究極のブルックナー》1/21(木)19:00 東京芸術劇場S完売 A¥4,500 ※残席僅少指揮=スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ    (桂冠名誉指揮者)ブルックナー/交響曲第8番スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ©読響◆名匠ボーダーの〈人魚姫〉1/14(木)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C¥3,600指揮=ミヒャエル・ボーダーピアノ=フランチェスコ・ピエモンテージR.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」リスト/ピアノ協奏曲第2番 ツェムリンスキー/交響詩「人魚姫」◆下野竜也が振る感動の〈悲愴〉1/29(金)20:00 ※19:30から解説あり。S¥5,100 A¥4,100 B¥3,000指揮=下野竜也(首席客演指揮者) チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」◆華麗なる〈新世界〉で新年が幕開け!1/7(木)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売1/9(土)14:00 東京芸術劇場S完売 A¥5,100 B¥4,100 C完売指揮=ミヒャエル・ボーダーハープ=グザヴィエ・ドゥ・メストレワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスター       ジンガー」第1幕への前奏曲ヒナステラ/ハープ協奏曲 ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界から」グザヴィエ・ドゥ・メストレ©Marco Borggreve◆カンブルランの甘美な〈夜の歌〉2/12(金)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売2/14(日)14:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売指揮=シルヴァン・カンブルランモーツァルト/セレナード第13番       「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」マーラー/交響曲第7番「夜の歌」◆俊英ツィガーンが振る《情熱のボレロ》3/4(金)19:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売3/6(日)14:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売指揮=ユージン・ツィガーン ギター=朴 葵姫 ビゼー/「カルメン」組曲から ファリャ/「三角帽子」第2組曲ロドリーゴ/アランフェス協奏曲 ラヴェル/ボレロ下野竜也©読響朴 葵姫

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