eぶらあぼ 2015.12月号
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コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報199クラシック新刊情報東京・高円寺で「円盤」という店を営む著者が、レコードについて書いた自主制作の冊子『レコード寄席覚え書き』と、その続編『枕元レコード』を1冊に纏め加筆修正した。様々な用途で作られ、人々の暮らしのなかに存在していたレコードに耳を傾けることで、その時代、地域の「暮らし」や「作り手の気持ち」が見えてくる。レコードと暮らし田口史人 著夏葉社 ¥2200+税舞踏を一言で言えば「〈形而「情」学的経験〉とその思考である」とする、詩人で『毛蟲の舞踏會』を主催する著者が、舞踏の創始者と言ってもよい土方巽の「舞踏はもしかしたら夢素の探求かもしれない」との言葉に寄り添い、土方の没後、土方舞踏の探索に乗りだし「螺旋の涯てに存在する舞踏の巣」へと辿る、舞踏論。舞踏、まさにそれゆえに土方巽 曝かれる裏身体河村 悟 著現代思潮新社 ¥2400+税ハイレゾ再生に適したポータブル・プレーヤーやポータブル・アンプ、ヘッドフォンの探し方など、失敗しないオーディオ選びのコツをプロが惜しみなく公開。ハイレゾに関する基礎知識もわかりやすく丁寧に解説。安価でも「自分のための」「自分にとって良い音」をハイレゾで楽しみたいと考えている人へのガイドブック。予算10万円以内!本気で原音を楽しむハイレゾオーディオ安蔵靖志 著秀和システム ¥1300+税20世紀の主要な音楽家・作曲家たちとのオーラルヒストリー(著者自身によるインタビュー)を通じ、1950年代以来西洋で生み出されてきた音楽とその形式が、視覚芸術、文学、建築、映画など様々な分野の前衛とどう取り結ぶのかを考察。著者による数多くの新発見や新事実は、音楽を愛するすべての人々にみずからの知識を豊かにする素材を与えてくれる。ミュージック「現代音楽」をつくった作曲家たちハンス・ウルリッヒ・オブリスト 著篠儀直子 内山史子 西原 尚 訳フィルムアート社 ¥2600+税ドイツ国内のオペラハウス事情に詳しい、音楽評論家であり音楽学博士である著者が、劇場に関心を持つ人、オペラ・ファン、オペラを学ぶ学生などに向けて著したオペラハウスの包括的な書。そこで働く人々や舞台裏、経営方法など、多岐にわたり解説。1981年の初版を現状に則して内容を更新した2010年新版の全訳。プレミエからレパートリーへドイツにみるオペラハウスの組織と経営アルノルド・ヴェルナー=イェンセン 著平尾行藏 訳アカデミア・ミュージック ¥1800+税日本ロッシーニ協会会長であり、音楽・オペラ研究家である著者が、2006年に出版された『イタリア・オペラ史』を、大幅増補改訂した新版。補遺や年表、内容において2015年現在までの情報を収録している。オペラ発祥の地イタリアを中心に、ドイツ、オーストリアなど中央ヨーロッパ、イギリスまで網羅しオペラの歴史も収録。新 イタリア・オペラ史水谷彰良 著音楽之友社 ¥2750+税「聴くこと」の革命ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたかマーク・エヴァン・ボンズ 著近藤 譲・井上登喜子 訳アルテスパブリッシング ¥2800+税アメリカ・ノースカロライナ大学で教鞭を取り、注目を集める音楽学者である著者の2006年に刊行された研究書を、日本を代表する作曲家と気鋭の音楽学者が翻訳した。交響曲はなぜ偉大で崇高なのか。「聴く行為が考える行為と等しいものとされるようになった」過程を、ベートーヴェンと同時代の人々がどう捉えたか探りながら論じる。SP時代のモーツァルト名演奏、名録音を体系化し、CDに収めた『伝説の録音』が完結。SP初のモーツァルト全曲オペラであるビーチャム指揮の《魔笛》はじめ、トスカニーニ、ワルターといった名指揮者、ブレイン、モイーズ、エリーザベト・シューマンほか名器楽奏者・歌手による伝説的な演奏を多数収録。モーツァルト「伝説の録音」第3巻 名指揮者と器楽奏者・歌手新 忠篤/大原哲夫 編飛鳥新社 ¥23148+税
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