eぶらあぼ 2015.11月号
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174■第45回『東燃ゼネラル音楽賞』贈賞式 に寺神戸、川本、沢井 2015年度の東燃ゼネラル音楽賞及び児童文化賞の贈賞式が9月30日に行われた。音楽賞洋楽部門本賞は寺神戸亮(ヴァイオリン/指揮)、同部門奨励賞は川本嘉子(ヴィオラ)、邦楽部門は沢井一恵(箏)の3名が受賞した。 贈賞式に出席した寺神戸は「想像もしなかった受賞で喜びと驚きでいっぱいです。そうそうたる顔ぶれの末尾に自分が並ぶと思うと感慨深い。学生時代に古楽に触れ、作曲家の生きた時代、アプローチ、言葉遣い、音楽技法に興味を持ち学んできた。ヴァイオリニストとしての活動以外も評価されたことを大変嬉しく思う。これまで関わった方々に感謝したい」。 川本は、「私の元にくるとは夢にも思っていなかった。ヴィオラは影の存在なので、私だけではなくアマチュアのヴィオラ奏者たちまで皆が喜んでいる。また、桐朋学園の大先輩である寺神戸さんと一緒に受賞できたことも嬉しい」。 沢井は、「伝統楽器奏者として逸脱し、伝統を破壊している私が受賞してよいのかと思っている。箏という優れた楽器を愛し、もっと拡がりを信じて取り組み、頑張っていきます」とそれぞれ語った。 東燃ゼネラル音楽賞は、日本の音楽文化の発展・向上に大きく貢献した個人または団体を讃える目的で1971年に創設された。11月16日には紀尾井ホールで受賞記念公演が開催され、この記念公演は抽選で100名が招待される(詳細は下記公式WEBサイト参照)。なお、同時発表の児童文化賞は、絵本作家の五味太郎が受賞した。東燃ゼネラルグループ http://www.tonengeneral.co.jp■第2回「アリオン桐朋音楽賞」授賞式 第2回「アリオン桐朋音楽賞」(ピアノ部門)と「柴田南雄音楽評論賞」の授賞式が9月27日、桐朋学園大学調布キャンパスにて行われた。「アリオン桐朋音楽賞」の受賞者は菊野惇之介、山口哉(なり)、吉見友貴(ゆうき)の3名。「柴田南雄音楽評論賞」は該当者なし。 受賞した3名は式典でそれぞれ演奏を披露し、選考委員長で桐朋学園大学学長の梅津時比古は「それぞれ自分の言葉で演奏し個性の異なる3人が、これからの日本を代表するピアニストになるでしょう」との賛辞を贈った。 「アリオン桐朋音楽賞」(主催:学校法人桐朋学園アリオン江戸音楽振興基金)は18歳以下の若手音楽家の助成を目的とし、「柴田南雄音楽評論賞」は音楽評論を広く社会に発表し音楽文化の質の向上に貢献することが期待される優秀な個人に対して贈られる。来年の第3回は弦楽器部門の発表となる。「柴田南雄音楽評論賞」は一般公募され2016年5月末日の締め切り。両賞ともに、9月頃の発表となる。桐朋学園アリオン江戸音楽振興基金http://www.tohomusic.ac.jp■「一柳慧 コンテンポラリー賞」創設左より:沢井一恵、寺神戸 亮、川本嘉子 Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE Photo:H.Yamada/Tokyo MDE一柳 慧 ©岡部 好

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