eぶらあぼ 2015.9月号
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フリードリヒ・クーラウIFKS 15th Anniversary第2回クーラウ・フェスティバル 2015 in TokyoFriedrich Kuhlau 戯曲『妖精の丘』デンマーク秘蔵の戯曲、国外での初めての本格的公演2015年10月11日(日) 開演:14:00第一生命ホール S席8,000円 A席7,000円 B席6,000円主催:IFKS(インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会 ) 03-5770-5220チケット取扱い:IFKS、チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 (Pコード265-694)CNプレイガイド www.cnplayguide.com 0570-08-9990、東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650楽天チケット http://ticket.rakuten.co.jp/、新演チケットサービス www.shin-en.jp 03-3561-5012お問合せ・マネジメント:新演奏家協会03-3561-5012演出・脚色:杉本 凌士歌:松岡 美桔、Ema、西川 大貴朗読:劇団男メンソウル魂、土屋 咲登子、他 ナレーター:坪内 守バレエ:谷桃子バレエ団オーケストラ:東京ニューシティ管弦楽団合唱:東京合唱協会指揮:石原 利矩『妖精の丘』のこと デンマークのステウンス地方には「妖精の王」の伝説があります。 妖精の王は地下の岩穴に住み彼の周りには美しい妖精の娘たちがかしずいています。王は闇の世界から人間を伺いながら、奪った財宝に埋もれ自らの世界を守っています。夜な夜な妖精の娘は丘にきて踊りを踊り、その踊りと歌声に魅せられた若者は魂を奪われて命を落とします。 ハイベア作、クーラウ作曲の戯曲『妖精の丘』は、この古くから伝わる民話の妖精の王と、史実のデンマーク国王クリスチャン4世を登場させ、王様が取り決めた結婚話によって相思相愛の二組の家臣のカップルに降り懸かる困惑とその意外な解決の物語。この戯曲は1828年11月6日コペンハーゲンの王立劇場で初演され、その後、デンマークの国民的な戯曲として熱狂的に愛好されてきました。ハイベアとクーラウの共同作業で完成されたこの戯曲は、オーケストラの序曲で始まり、独唱、重唱、合唱、バレエに親しみやすい北欧民謡のメロディーがふんだんに用いられ、劇場音楽作曲家としてのクーラウの卓越した技量を余すことなく伝えています。

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