eぶらあぼ 2015.9月号
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161コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL■ 小澤征爾が『ケネディ・センター名誉賞』を受賞 『ケネディ・センター名誉賞』の受賞者が7月15日、米ケネディ・センターより発表され、小澤征爾ら6名が受賞した。小澤は、日本人で初の受賞となる。 同賞は、1978年から毎年アメリカで優れた芸術家に贈られている賞で、今年で38回目となる。 小澤は、29年間にわたりボストン響の音楽監督を務めたほか、ウィーン・フィルなど世界中のオーケストラでの活躍により、今日のクラシック音楽界において国際的に認められた一人であると評価された。そのほか、ロックバンドのイーグルス、シンガーソングライターのキャロル・キング、映画監督のジョージ・ルーカス、俳優・歌手のリタ・モレノ、俳優のシシリー・タイソンが受賞した。オバマ米大統領夫妻も出席する授賞式、祝賀公演は12月6日にワシントンD.C.のケネディ・センターにて行われる。ケネディ・センターhttp://www.kennedy-center.org■『東燃ゼネラル音楽賞』 受賞者決定 2015年度の『東燃ゼネラル音楽賞』受賞者が決定した。洋楽部門本賞はヴァイオリンと指揮の寺神戸亮、奨励賞はヴィオラの川本嘉子が受賞。邦楽部門は箏曲の沢井一恵が受賞した。 同賞は1971年にモービル音楽賞として創設され、2012年6月に東燃ゼネラルグループの発足に伴い東燃ゼネラル音楽賞と改め、今年で45回目を迎える。奨励賞は1989年より日本を代表する優れた若手演奏家を讃えるために設けられた。[贈賞理由]寺神戸亮:世界的に高く評価される古楽のヴァイオリン奏者でありながら、95年に指揮者としてデビュー後、精力的な指揮活動も展開している。これからの古楽演奏の魅力と可能性を探り出す力と才能を持つ名演奏家であり、さらに時代を下っての演奏活動には期待も大きい。川本嘉子:日本を代表するヴィオラ奏者。リサイタルシリーズなど精力的な活動で、ヴィオラの魅力と可能性をアピールした。アルゲリッチやマイスキーなど世界的な名演奏家からの信頼が厚く、共演する機会も多い。ヴィオラという楽器に寄せる深い愛情を裏付けとしたこれまでの演奏活動を評価した。沢井一恵:さまざまなジャンルの音楽家と交流しながら、現代の音楽創造に積極的に関わり、作曲家達への作品委嘱、実験的作品への挑戦、オーケストラとの協演など、国内外で多彩な活動を展開、宮城道雄考案の低音補助的であった十七絃の表現領域を拡大して独奏楽器として位置づけるなど、高い評価を得ている。 授賞式は9月30日(水)にホテルオークラ東京で行われ、受賞記念公演は11/16(月)紀尾井ホールにて行われる。受賞記念公演には100名を抽選で招待する。詳細は、ホームページにて10月から案内予定。東燃ゼネラルグループhttp://www.tonengeneral.co.jp■ピアノスタジオノア吉祥寺店が オープン 都内に多数のアコースティックピアノ常設スタジオを運営するサウンドスタジオノアが、「ピアノスタジオノア吉祥寺店」をオープンした。吉祥寺店には、22帖の広さにヤマハのグランドピアノ「C7」を常設した「CONCERT」スタジオをはじめ、グランドピアノを設置したスタジオが8部屋、アップライトピアノを設置したスタジオが2部屋ある。「CONCERT」スタジオは天井が高く、発表会やサロンコンサートの会場としても利用ができる。また、すべてのスタジオで簡単にセルフ録音が可能で、JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」より徒歩5分とアクセスも良い。営業時間は5時30分から24時。ピアノスタジオノア吉祥寺店0422-28-5661東京都武蔵野市吉祥寺本町2-5-10 B1Fhttp://www.grandpiano.jp©Shintaro Shiratori寺神戸 亮川本嘉子沢井一恵「CONCERT」スタジオ
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