eぶらあぼ 2015.8月号
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167コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報小笠原詠子は、武蔵野音大・同大学院に学び、国内外の巨匠の薫陶を受けた実力派ピアニスト。リサイタル活動やオーケストラとの共演の一方、後進の指導にも力を注ぐ。バッハのパルティータ第2番とスクリャービンのソナタ第3番を大枠に、ショパンの「幻想即興曲」「舟歌」やマズルカ3曲、ドビュッシー「版画」を配した、今回のリサイタル。多彩な選曲に、ステージに向けての並々ならぬ意欲が滲む。チェロの名手・上森祥平が毎年取り組む「J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会」。6曲の“聖書”に、古今の無伴奏作品を併せて、1日に2度開くステージで一気に披露する挑戦も、今年で8年目を迎える。「大いなる沈黙」と題した今回、第1部では第2番・第3番・第5番にリゲティ、クルターク、フランショームを添えて。第2部は第1番・第4番・第6番に、ヒューム、デュティユー、ブリテンを組み合わせる。視覚障害を乗り越え、滋味豊かな音色で聴衆を魅了し続けてきたピアノの長澤晴浩が、デビュー30周年を迎えた。武蔵野音大に学び、国内外の登竜門で実績を重ね、1985年にデビュー。「感謝の気持ちをお伝えするために」と3ヵ所で開く記念のリサイタルでは、シューマン「アラベスク」「交響的練習曲」に加え、ヴァイオリンの佐藤博志をゲストに迎えて、「念願だった」というフランクの名ソナタの披露に挑む。1000円で平日のお昼どきに贅沢な時間を過ごせる「埼玉会館ランチタイム・コンサート」の30回目に、ロシアの民俗楽器バラライカを駆る北川翔と、アコーディオンの大田智美が登場する。本場ロシアでも活躍し、気鋭のバラライカ奏者として注目される北川。今回はジャンルを超越した活動を続ける大田と組み、ロシア民謡や映画『ドクトル・ジバゴ』から「ララのテーマ」ほか、魅惑的な旋律の数々を届けてくれる。ミューザ川崎が誇る、日本最大級のスイス・クーン社製パイプオルガン。パリで研鑽を積んだ同ホールオルガニスト、近藤岳の演奏により、昼と夜の2回、違ったプログラムでその音色を堪能する。今回はバッハを核としつつ、その世界に触発されたミヨーやデュプレ、ヴィドールら近現代の作品を特集。さらに、サクソフォンの若き名手・上野耕平を迎えて、意外な組み合わせによる「風の対話」も展開する。東京学芸大ピアノ専修と同大学院修士課程を経て、ドイツ国立ブレーメン芸術大学専攻課程を最優秀で修めたピアノの中島裕紀。大学在学中から演奏活動をスタート、トークを交えてのステージなど、啓蒙・教育にも力を注ぐ。今回のリサイタルでは、ベートーヴェン「月光」とシューマンの第1番、2つの名ソナタに加え、バッハの平均律第2巻から第2番、ドビュッシー「ベルガマスク組曲」と珠玉の佳品を披露する。小笠原詠子(ピアノ)埼玉会館ランチタイム・コンサート 第30回北川翔(バラライカ)& 大田智美(アコーディオン)デビュー30周年記念長澤晴浩(ピアノ)J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 2015 J.S.BACH×上森祥平 “大いなる沈黙”中島裕紀(ピアノ)近藤岳(パイプオルガン)&上野耕平(サクソフォン)8/28(金)19:00王子ホール8/25(火)12:10埼玉会館8/21(金)19:00 新潟市音楽文化会館ホール、8/26(水)19:00 東京文化会館(小)、8/29(土)19:00 函館市芸術ホール8/30(日)15:00 18:00浜離宮朝日ホール8/27(木)19:00東京オペラシティ リサイタルホール8/21(金)12:10 19:00ミューザ川崎シンフォニーホール北川 翔大田智美 ©荒谷良一近藤 岳上野耕平
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