eぶらあぼ 2015.6月号
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Danza NewsDance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015開催期間:8月1日(土)〜10月4日(日)[プレ期間 5月1日(金)〜7月31日(金)ポスト期間10月5日(月)〜11月30日(月)]会場:横浜市内全域(横浜の“街”そのものが舞台)[主なプログラム]●横浜ダンスパレード8月1日(土)・8月2日(日)15:00〜21:00 日本大通り 他出演:市民ダンサー、東アジア文化都市連携ゲスト(8/1、8/2)、WORLD ORDER(8/2)●横浜ベイサイドバレエ8月28日(金)[荒天の場合は8月31日(月)に延期]8月29日(土)[荒天の場合は8月30日(日)に延期]象の鼻パーク 特設ステージ出演:東京バレエ団●コンドルズと踊る! 横浜大盆ダンス20158月25日(火)[雨天の場合は8月26日(水)に順延]横浜赤レンガ倉庫イベント広場出演:コンドルズ、一般参加者●『GERMINAL-ジェルミナル』9月11日(金)〜9月13日(日)KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ出演:アロリー・ゴエルジェ 他●『JUDAS, CHRIST WITH SOY ユダ、キリスト ウィズ ソイ〜太宰治「駈込み訴え」より〜』10月10日(土)〜10月12日(月・祝)旧マイカル松竹シネマズ本牧 仮設舞台出演 : エラ・ホチルド、森山未來横浜アーツフェスティバル実行委員会045-663-1365http://dance-yokohama.jp■訃報:マイヤ・プリセツカヤ 「20世紀最高のバレリーナ」と称されたマイヤ・プリセツカヤが5月2日、心臓発作のため滞在先のドイツで死去した。享年89。モスクワ生まれ。夫は作曲家のロディオン・シチェドリン。1943年にボリショイ・バレエ団に入団後、47年に初めて主役を務めた『白鳥の湖』で称賛を浴び、『瀕死の白鳥』では世界的名声を不動のものとした。ローラン・プティやモーリス・ベジャールら20世紀を代表する振付家が、プリセツカヤのために作品を作った。65歳という、バレエダンサーとしては驚異的な年齢までボリショイで現役を務め、80歳を超えてもなお、現役ダンサーとして各国で舞台に立ち続けた。 1968年に『白鳥の湖』で初来日後、約40回訪日し、多数の公演を行った。2003年には宝塚歌劇団『王家に捧ぐ歌』で振付を担当、08年には世界遺産の上賀茂神社で能楽シテ方の梅若玄祥(当時:六郎)と『ボレロ』で共演。06年第18回高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)受賞。11年には旭日中綬章も受章した。■ダンスの祭典が8月から横浜で開催 3年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」(主催:横浜アーツフェスティバル実行委員会)が8月1日(土)〜10月4日(日)、横浜市内全域で行われる。2回目となる今回は「横浜が、踊りだす。」をキャッチフレーズにコンテンポラリー、ストリート、ソシアル、チア、日本舞踊、バレエ、フラ・ポリネシアン、盆踊りなど、オールジャンルの約200のプログラムを予定。開催に先立ち4月22日、東京都内でWORLD ORDER、近藤良平、森山未來、上野水香、柄本弾らが出席し、記者発表会が行われた。 パフォーマンスユニット、WORLD ORDERは、オープニングイベント「横浜ダンスパレード」に出演。リーダー・須藤元気は「みどころは参加型だということ。皆さんもドシドシ参加してほしい」と抱負を語った。 前回の好評を受けて会場を横浜赤レンガ倉庫に移し、スケールアップして開催する「コンドルズと踊る!横浜大盆ダンス2015」。振付を手がける近藤良平は、「さらにアイディアを膨らませ、より参加しやすいようにしたい」と意欲を示した。 俳優のみならずダンサーとしても活動の場を広げる森山未來は「昔から舞台化してみたいと思っていた」という、太宰治の小説『駈込み訴え』を土台に制作した『JUDAS, CHRIST WITH SOY』を旧マイカル松竹シネマズ本牧 仮設舞台で発表する。本作品は、イスラエルのアーティスト、エラ・ホチルドとの共同制作となる。 横浜港を背景に繰り広げられる「横浜ベイサイドバレエ」では、前回に引き続き東京バレエ団が自慢のレパートリー3作品(『ドン・キホーテ』第1幕より、『タムタム』、『ボレロ』)を上演。前回に続いてベジャール振付の名作『ボレロ』に上野水香が主演。トムトムとパーカッションの響きにのせて踊る『タムタム』(振付:フェリックス・ブラスカ)は隠れた人気作品。出演する柄本は「民族舞踊のような感じで、生で楽器を演奏してくれます。盛り上がると思います」と魅力をアピールした。記者発表会より Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE259
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