eぶらあぼ 2015.5月号
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46湖上公演などユニークなプログラムが満載! 5月2・3日に開かれるびわ湖LFJのテーマは『パシオン・バロック~バッハとヘンデル』。びわ湖ホールには日本センチュリー響と大阪フィルという二つの大阪の楽団が登場。テーマの通り、バッハとヘンデルの作品を存分に聴くことができる。とくに大阪フィルの公演では、「トッカータとフーガ ニ短調」や「シャコンヌ」など、もとはオルガンやヴァイオリンのために書かれた作品のオーケストラ編曲版が取り上げられるので要チェック。 アンドラーシュ・ケラー指揮コンチェルト・ブダペストもびわ湖で活躍。若手ヴァイオリニストとしてもっとも期待されているセルゲ・ツィンマーマンが、バッハのヴァイオリン協奏曲シュタイアーのピアノに注目! エリアイベントも充実! LFJ新潟の本公演は5月8日からスタート。他の開催地のLFJが終わってからでも足を運ぶことができる。テーマは「パシオン~恋する作曲家たち」。“恋”の世界にフォーカスしているところが特徴だ。オーケストラの出演はトレヴィーノ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア。オーギュスタン・デュメイの独奏でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、鈴木大介のギター独奏でロドリーゴのアランフェス協奏曲、小山実稚恵の独奏でショパンのピアノ協奏曲第2番など、充実の演目が披露される。 世界的なピリオド鍵盤奏者として名高いアンドレアス・を共演する。イリーナ・メジューエワとエカテリーナ・デルジャヴィナという二人のロシア人女性ピアニストのバッハ・リサイタルにも期待したい。メジューエワはパルティータを、デルジャヴィナはゴルトベルク変奏曲を、どちらも素晴らしい表現力で聴かせてくれることだろう。 そして今年のびわ湖の目玉企画の一つは、なんといっても『びわ湖 湖上公演』だ。遊覧船「ミシガン」がLFJ専用船として運行され、日本の若手奏者によりヘンデルの組曲「水上の音楽」や名曲「オンブラ・マイ・フ」などが演奏されるという楽しみな企画。また、びわ湖LFJ恒例の「音楽と書道のコラボレーション」や「びわ湖ホール四大テノール」公演など、人気企画も健在だ!プレ公演:4/26(日) 本公演:5/8(金)~5/10(日) 新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ、燕喜館、旧齋藤家別邸、旧小澤家住宅 問 ラ・フォル・ジュルネ新潟「熱狂の日」音楽祭実行委員会事務局025-226-2563 http://lfjn.jp/lfjn20155/2(土)・5/3(日・祝) びわ湖ホール、ピアザ淡海、遊覧船ミシガン問 びわ湖ホールチケットセンター077-523-7136 http://lfjb.biwako-hall.or.jpラ・フォル・ジュルネびわ湖2015ラ・フォル・ジュルネ新潟2015パシオン~恋する作曲家たちパシオン・バロック~バッハとヘンデルロベルト・トレヴィーノオーギュスタン・デュメイ©Photo ELIASアンドレアス・シュタイアー©Eric Manas鈴木大介©Matsunao Kokubo昨年の無料公演の模様シュタイアーが出演するのは、今年の新潟の強み! しかも今回、彼はモダン・ピアノで、シューマンやメンデルスゾーンといったロマン派の小品を演奏するというから、じっくりと味わいたい。「メディアパフォーマンス」と題された冒険的な公演もある。新潟出身の作曲家・福島諭によるコンピュータと尺八との作品は、独特の音響世界を繰り広げるだろう。 エリアイベントとして「0歳からの体験型コンサート」や、チューリップ栽培が盛んな新潟ならではの「花あそび」、そして「県民会館プロジェクションマッピング」なども用意されている。また新潟市が今年「東アジア文化都市」に選定されたことを受けて、中国の二胡や韓国のパンソリという伝統音楽をプログラミングしているのもユニークだ。新しいLFJの形が新潟にもぎっしり詰まっている!アンドラーシュ・ケラーセルゲ・ツィンマーマンイリーナ・メジューエワ©奥村和泰エカテリーナ・デルジャヴィナ遊覧船「ミシガン」
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