eぶらあぼ 2015.3月号
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Danza News257レッスンを行った。 CDと既発売のDVDについてマラーホフは「多くの人から、『あなたの踊りを観ると学ぶことが多い』と言われてきて、それならばつくってみようかと思いました。ダンサーを育てるのは、子供を育てるのと同じ。子供に離乳食を与えるのと同じように丁寧に教えてあげられればと思って考えました」とその意図を説明。 このあと、スタジオで、約30名の一般受講生たちを対象に、マラーホフ自身による「バレエ初級」特別講座が行われた。美しい動きを交えながら、丁寧で優しく、とても分かりやすいレッスンで、受講生にとっては貴重な体験となった。日本コロムビア http://columbia.co.jpチャコット http://www.chacott-jp.com■横浜赤レンガ倉庫でダンス・ワーキング・プログラムがスタート 1996年、若手振付家の発掘・発信・育成とコンテンポラリーダンスの普及を目的に「横浜ダンスコレクション」をスタートさせるなど、ダンスの普及に取り組んでいる横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市芸術文化振興財団)。今年5月からは、世界で活躍するダンサー・振付家の中村恩恵をディレクターに迎え、大人から子供まで様々にダンスと向き合う『横浜赤レンガ倉庫ダンス・ワーキング・プログラム』を開始する。 これに先立ち3月13日(金)・14日(土)の2日間、キックオフパフォーマンスが開催される。 出演は、中村をはじめ、本プロジェクトの主要メンバーである首藤康之、小㞍健太、渡辺レイ。両日ともにダンス・パフォーマンス約40分、トークセッションと交流イベント約40分の2部構成。観覧は入場無料で、先着順(各日180名)で受け付ける。 新作を含むダンス・ワーキング・プログラムの詳細はキックオフ当日発表される。[申込方法]次の1)〜6)を明記し、eメールまたは電話。1)観覧者代表の名前 2)観覧者代表の連絡先電話番号 3)観覧人数と観覧希望日 4)観覧者の年齢層 5)ダンスとの関わり(舞台鑑賞、バレエスクール生徒、など) 6)好きな舞踊作品、振付家 [申込先eメールアドレス] pre-event-akarenga@yaf.or.jp[締切] 2015年3月10日(火)横浜市芸術文化振興財団(横浜赤レンガ倉庫1号館) 045-221-0219http://akarenga.yafjp.org/■日本人ダンサー2人が入賞 第43回ローザンヌ国際バレエコンクール 若手バレエダンサーの登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が2月7日(土)、スイスのローザンヌで行われ、アクリ・堀本バレエアカデミー(さいたま市)出身の伊藤充(18)がスカラシップ賞3位、水野弘子バレエ学園(京都府城陽市)出身の金原里奈(17)が同5位に入賞した。伊藤は埼玉県出身でポルトガルのバレエ学校に、また金原は京都府出身でモナコのバレエ学校に留学中。 同コンクールは、今回、1996年から99年生まれが対象で、上位入賞者は奨学金を得て世界の一流バレエ学校やバレエ団で学ぶことができる。今年は世界18か国から67人(うち日本人は10人)が参加、ファイナルには20人(同3人)が進出していた。ローザンヌ国際バレエコンクールhttp://www.prixdelausanne.org■マラーホフが公開レッスン 今シーズンより東京バレエ団のアーティスティック・アドバイザーを務めているウラジミール・マラーホフが日本コロムビアより『マラーホフのレッスン』シリーズの完結編となるCD『ミュージック・フォー・マラーホフズ・マスタークラス〜ターンズ&リープス』(COCQ-85245)をリリース、1月22日に「チャコット・ダンスキューブ勝どきスタジオ」でプレスミーティングと公開コンクールで踊る伊藤充(左)金原里奈(右) Photo:Gregory Batardon中村恩恵 ©MITSUO 指導するマラーホフ Photo:J.Otsuka/TokyoMDE

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