eぶらあぼ 2015.3月号
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163コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL出身の偉人、下總皖一(しもおさ・かんいち)の精神を受け継ぎ、国内外で活躍する埼玉県ゆかりの音楽家を顕彰するもの。 佐藤は、1998年第11回チャイコフスキー国際音楽コンクール声楽部門で日本人初の第1位を受賞。2月から始まる錦織健プロデュース・オペラ《後宮からの逃走》で主役を務める。 松居は所沢市民文化センターミューズ音楽アドヴァイザーおよび、ミューザ川崎シンフォニーホール・アドヴァイザーとして、オルガンの企画、啓蒙活動に積極的に取り組み、3月にはミューザ川崎で「オルガンの未来へ」を開催する。◎錦織健プロデュース・オペラ Vol.6 モーツァルト《後宮からの逃走》2/22(日)サンシティホール、3/13(金)、3/15(日)東京文化会館 ほか問 03-5774-3040ジャパン・アーツぴあ◎オルガンの未来へ3/7(土)ミューザ川崎シンフォニーホール問 ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200■NHK交響楽団 第63回「尾高賞」に 藤倉大の作品 第63回「尾高賞」の授賞作品が、藤倉大「Rare Gravity for orchestra」(2013年 スイス・ロマンド管弦楽団委嘱)に決定した。藤倉は2009年に同賞を「secret forest」で受賞しており、2度目の受賞。 「尾高賞」は、NHK交響楽団の前身・日本交響楽団専任指揮者で作曲家でもあった故・尾高尚忠氏(1911-1951)の功績を讃え、すぐれた邦人作曲家によるオーケストラ作品を顕彰するために設けられた作曲賞。 今回の授賞作品および、委嘱新作「インフィニット・ストリング」が、6月23日(火)に東京オペラシティコンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2015」(NHK交響楽団 指揮:パスカル・ロフェ)で演奏される。Music Tomorrow 20156/23(火)19:00 東京オペラシティ コンサートホール藤倉大:インフィニット・ストリング(2015) [N響、ニューヨーク・フィル、アンサンブル・レゾ ナンツ共同委嘱作品/日本初演] Rare Gravity(2013) [第63回尾高賞受賞作品] ほかNHK交響楽団 http://www.nhkso.or.jp■第17回 ショパン・コンクール記者会見 が開かれる 第17回フリデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールが今年10月1日より23日までワルシャワで開催される。それに先立ち、1月28日、ポーランド大使館で記者会見が行われた。会見にはショパン研究所所長アルトゥール・シュクレネルと同副所長ヴォイチェフ・マルフフィッツア、そして審査員の一人である海老彰子の各氏が出席した。 今回は世界各国から455名の応募があったが、最も多かったのは日本からの88名、ちなみに地元ポーランドからは56名だった。シュクレネルは「コンクールは90年の歴史を迎えようとしており、一種の国家遺産といえる。巨匠ピアニストを輩出してきた伝統あるコンクールを、今後どのように維持していくかが課題。今回はアルゲリッチ、ダン・タイ・ソン、そして若いユンディ・リなど、これまでの優勝者たちを審査員に招くという意味でも歴史的意味合いの強い大会になるだろう」と述べた。なお、この第17回より出場者の参加左より:松居直美、上田清司埼玉県知事、佐藤美枝子 写真提供:埼玉県県民生活部文化振興課©Milena Mihailova左より:海老彰子(ピアニスト)、アルトゥール・シュクレネル(ショパン研究所所長)、ヨアンナ・ボクシュチャニン(コンクール・プロデューサー)、ヴォイチェフ・マルフフィッツァ(ショパン研究所副所長)
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