eぶらあぼ 2015.3月号
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162ホーテ」◎10/23,10/24 バルトーク:管弦楽のための協奏曲2016年◎2/6,2/7 ブルックナー:交響曲第5番◎2/12,2/13 ニールセン:交響曲第5番◎2/17,2/18 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」NHK交響楽団http://www.nhkso.or.jp■ジョナサン・ノットがスイス・ロマンド 管弦楽団音楽監督に就任 東京交響楽団は、同楽団音楽監督のジョナサン・ノットが、2016/17シーズンよりスイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任すると発表した。ノットは14年10月にマーラーの交響曲第7番「夜の歌」等を指揮してスイス・ロマンド管にデビューしたばかりで、短期間での音楽監督就任となった。ノットは「大変うれしく、大きな期待を持っています。ロマンド管のすばらしいアンサンブルをオーケストラ界でさらに広めていきたいと思います」とコメントした。また、東響専務理事・楽団長の大野順二は「心よりお祝い申し上げます。スイス、そして東京のオーケストラが互いに刺激し合い、さらに発展していくことを期待しております」と述べた。■佐藤美枝子と松居直美に平成26年度 下總皖一音楽賞 平成26年度下總皖一音楽賞の授賞式が1月10日、埼玉県知事公館で行われた。音楽文化発信部門でソプラノの佐藤美枝子が、音楽文化貢献部門でパイプオルガン奏者の松居直美がそれぞれ受賞した。 同賞は、日本近代音楽の礎を築いた埼玉県加須市■次期N響音楽監督、パーヴォ・ヤルヴィ が会見 NHK交響楽団が2月9日に都内で会見を開き、今年の9月に同響の首席指揮者に就任するパーヴォ・ヤルヴィらが出席した。 ヤルヴィは現在、パリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督を務めるほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界のトップレベルのオーケストラに客演を続けている。 ヤルヴィが、N響のステージに初めて立ったのは2002年1月。定期公演3つのプログラムに登場して、バルトーク、プロコフィエフ、シベリウスなどを指揮している。会見直前に行われた公演でもマーラーの交響曲第1番「巨人」他で壮麗な演奏を披露して、聴衆の心を掴んだ。 N響との契約は2015年9月からの3年間。今後、海外公演も計画されており、N響の世界的評価を高めるものと期待されている。また、ソニー・ミュージックレーベルズとの『R.シュトラウス 交響詩ツィクルス』のレコーディングも予定されている。 会見でヤルヴィは「このすばらしいオーケストラの歴史の一部となれることを誇りに思う。前回の共演から10年が経っているが、あらためてN響の音楽に対する姿勢や、力強さ、精密さ、柔軟性に感銘を受けている。大切なのはオーケストラのメンバーと有機的な信頼関係を築くこと。いったん信頼関係ができれば、オーケストラとの間に垣根がなくなり、いっそう柔軟で自由な音楽づくりができるようになる。このような絆を作るには時間がかかるものだが、今回すでに2回の公演を終え、手ごたえを感じている。未来に向けて興奮を覚えている」と語った。(取材・文:飯尾洋一) ヤルヴィが指揮するN響の2015/16シーズン定期公演の日程と主な曲目は以下のとおり。2015年◎10/3,10/4 マーラー:交響曲第2番「復活」◎10/14,10/15 R.シュトラウス:交響詩「ドン・キスイスで会見するジョナサン・ノット 写真提供:東京交響楽団 パーヴォ・ヤルヴィ Photo:M.Terashi/TokyoMDE

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