eぶらあぼ 2015.2月号
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193コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報群馬交響楽団のヴァイオリン奏者として活躍する一方、リサイタル活動にも力を注ぐ古橋綾子。桐朋学園大や同大学院を経て、プラハで研鑽を積み、後進の指導にも力を注ぐ。無伴奏リサイタルの第3夜は、大バッハのソナタ第1番を軸に、ビーバー、テレマンとバロックからイザイ、レーガーなど近代作品、さらに映画『レッド・バイオリン』(1998年)のために書かれたコリリアーノ「カプリース」まで多彩に聴かせる。日本大学芸術学部インターセクション・プロジェクト音楽の展覧会+ライブコンサート 並置/交差服部和彦 作曲個展古橋綾子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ(3夜)大田区民オペラ協議会公演2015プッチーニ《ラ・ボエーム》東京室内管弦楽団The ファンタジーオブクラシックPart.XI松田理奈(ヴァイオリン)2/25(水) 19:00、2/26(木) 14:00東京オペラシティリサイタルホール2/24(火) 19:00東京文化会館2/14(土) 18:00高崎シティギャラリーコアホール2/23(月) 19:00東京文化会館(小)2/28(土)、3/1(日) 各16:00大田区民ホールアプリコ2/24(火) 19:00紀尾井ホール2/20(金) 14:00秋川キララホール日本大学芸術学部が開催する『音楽の展覧会』は、映像など他ジャンルの表現手段を採り込み、まるで美術展のように受け手が自由に立ち寄れる音の空間を提供する試み。まずは25日のオープニングで、映像2作品の上映と、藤原亜美のピアノによるジョン・ケージ作品のライヴ。26日は6時間にわたり、藤原らによるライヴ演奏11作品と、映像6作品を交互に上演。鑑賞の妨げにならない範囲で演奏中も出入り自由。学生無料。藤原亜美プッチーニが書いたオペラ作品の中でも、その繊細な音楽と美しくも儚い物語によって、特に多くの人を惹きつける《ラ・ボエーム》。詩人ロドルフォとお針子ミミの悲恋を描いたこの珠玉の名作を、大田区民オペラが取り上げる。ロドルフォには笛田博昭と岡田尚之、ミミには日比野幸と石上朋美ら実力派によるダブルキャスト。菊池彦典が指揮、伊藤明子が演出を担当し、合唱や鼓笛隊などで市民も参加する。菊池彦典作曲家のみならず、音楽批評家や朗読演出家、音楽プロデューサーなど多くの顔を持つ服部和彦。その作曲個展には、ピアノの大導寺錬太郎や新弥生、フルートの吉谷真子、オカリナの大沢聡、指揮の福田光太郎ら総勢44人が出演。ピアノと室内オーケストラのための協奏曲「巡る風の時」や女声六重唱のための「ユアーズ」、器楽三重奏のための「半透明の風景」と初演を含む8作品が、響きの宇宙を形創る。瑞々しいプレイだけでなく、端正なビジュアルでも注目を集めるヴァイオリンの松田理奈。16歳でリサイタルを開き、2004年の日本音楽コンクールをはじめ、数々の登竜門で実績を上げた。今回は、イザイの無伴奏ソナタ第3番や、ピアノの須関裕子を伴ってのサラサーテ「カルメン幻想曲」など超絶技巧曲から、モーツァルトのソナタ第28番やクライスラーの小品などじっくり聴かせる作品まで、彩りも豊かに。松田理奈 ©Shigeto Imura須関裕子「求められる演奏活動」を理念に掲げ、クラシックを基本としつつも、映画音楽やポップスなど型にはまらない演奏活動を続ける東京室内管弦楽団。80年に及ぶ息の長い活動歴と、半世紀にわたる学校での鑑賞教室の実施などを通じて、幅広い層から支持を得ている。橘直貴の指揮で臨む今回のステージでは、ベートーヴェン「運命」と、物集女(もずめ)純子のヴァイオリン・ソロでヴィヴァルディ「四季」全曲を披露する。橘直貴物集女純子服部和彦

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