eぶらあぼ 2015.1月号
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167■東京国際フォーラム 『TOKYO stylish NIGHT  “REFLECTION 2014/2015”』開催 2014年12月19日(金)〜28日(日)、東京国際フォーラムの地上広場で、音楽と照明、ダンス、映像でコラボレーションしたイベント『TOKYO stylish NIGHT “REFLECTION 2014/2015”』が開催される。イルミネーション、パフォーマンス、プロジェクションマッピングの3部構成で、PART 1(19:00〜20:15)「夜の調べ」は、照明と音響演出によるオープニング。PART 2(20:15〜21:00)「ダンシングナイト」は、注目のダンサーたちが、毎年ゴールデンウィークに同会場で開催されている『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』より選曲された曲に合わせてオリジナルのダンスパフォーマンスを展開する(出演:DAZZLE、當間里美、TATSUOほか)。PART 3(21:00〜22:00)「聖夜の映像万華鏡」は、映像作家の奥秀太郎が地上広場の風景を照射演出して荘厳な空間を創出する。ショッピングや仕事帰りにふらっと立ち寄り、気軽に楽しめるイベントだ。TOKYO stylish NIGHT “REFLECTION 2014/ 2015”※観覧無料開催日時:2014年12月19日(金)〜28日(日)19時〜22時会場:東京国際フォーラム地上広場(1階)※荒天時等の事情によっては、プログラムを変更する場合があります。http://www.t-i-forum.co.jp■BSジャパンが年末特番『シンフォニー・ ジャパン1961~2015』を放送 BSジャパンが年末特番として2014年12月29日(月)にドキュメンタリー番組『シンフォニー・ジャパン1961〜2015』を放送する。 『シンフォニー・ジャパン』は、1961年に外務省が海外に日本を紹介する目的で作られ、イタリアの国際テレビ映画祭で金賞を獲った音楽映画。監督に当時売れっ子写真家だった大竹省二、作曲を團伊玖磨、プロデューサーにイアン陸奥陽之助、そして監修に市川崑と、当時の音楽界・映像界の気鋭が集結し制作された。 日本国内で一般公開されることはなかった『シンフォニー・ジャパン』だが、昨年都内の映画会社の倉庫から保存状態の良い35mmフィルム缶が見つかり、今年に入り團伊玖磨の書いた原譜も発見。最新のデジタル処理技術によって音楽映像作品として53年ぶりに復元された。 また、作曲家・千住明と写真家・桐島ローランドの二人がこの作品の足跡を辿りながら、現代版『シンフォニー・ジャパン2015』が新たに制作された。 去る10月31日、テレビ東京本社で行われた記者会見で桐島は『シンフォニー・ジャパン2015』について「なるべくグローバルな視点で撮影し、海外の人に今の日本の姿が伝わる映像にしたい。50年後の世界の方が観ても恥のないものにしたい」と語り、千住も「團先生が一時代を築いた当時は高度経済成長期で、1964年の東京オリンピックに向かってすごくノリに乗っていた時代。時は流れ、われわれも同じようなシチュエーションになりました。東京オリンピックをめざし東京が今復活しようとしている。東日本大震災から立ち上がろうとしている。だから、この作品に巡り合ったのだと思う。次の50年後の人にバトンタッチをするための作品にしたい」と意気込みを語った。 特番では1961年版と2015年版があわせて放送される。『シンフォニー・ジャパン1961〜2015』出演:千住明、桐島ローランド、近衛はな、大竹省二、草笛光子、下重暁子、奈良橋陽子、織作峰子 語り:奥田瑛二 プロデューサー:工藤里紗2014年12月29日(月)21:00〜22:55(BSジャパン)http://www.bs-j.co.jp/ocial/symphonyjapan/■訃報:西澤敬一 オペラ演出家の西澤敬一氏が10月18日死去。享年70。1980年代〜90年代にかけて東京二期会で《ニーベルングの指環》4部作を演出したほか、97年には新国立劇場の開場記念公演オペラ《建・TAKERU》の演出も手がけた。倉庫から見つかった35mmフィルム缶。奥に見えるのが團伊玖磨の自筆譜 写真提供:テレビ東京照明イメージ

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