eぶらあぼ 2014.12月号
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188第一線で活躍する演奏家による、古典派音楽の演奏ガイド。近年、ますます研究が進展している古典派の時代様式を知るための必読書であり、現代のものとは区別した、それぞれの様式にかなった演奏を実現するための貴重な情報源となる。古典派の音楽歴史的背景と演奏習慣アントニー・バートン 編 角倉一朗 訳音楽之友社 ¥3000+税「音楽というものは、どこまでデフォルメしたらその音楽に聞こえなくなるのか」 ピアニスト青柳いづみこが研究するドビュッシーの未完の作品や書きかけのスケッチから、補筆された「作品」の存在を知り、作曲家と演奏家、創造と解釈の関係性に迫る。どこまでがドビュッシー?楽譜の向こう側青柳いづみこ 著岩波書店 ¥2100+税クラシック新刊情報池辺晋一郎が、全方位的なジャンルに関わった作曲家に焦点を当てる「音符たち」シリーズ8冊目。専ら音符からのアプローチを受け止め、行間や記号の奥に存在する「音」を感じとる。作曲家の感性で楽譜を解釈する、音符からみたエッセイ集。チャイコフスキーの音符たち池辺晋一郎の「新チャイコフスキー考」池辺晋一郎 著音楽之友社 ¥2200+税「アリアCD」店主、松本大輔の「クラシックは死なない!」シリーズ第5巻。「いままで気づかなかったすばらしい音楽が眠る鉱脈探し」を今後のクラシック音楽界の大きなテーマだと主張する著者の、「どっこい!」と気合いの入ったCDコレクション。どっこいクラシックは死なない!松本大輔 著青弓社 ¥1800+税新国立劇場専属の合唱指揮者として活躍する三澤洋史が明かす、知られざる波瀾万丈の舞台裏とその人間関係。自分のやりたいことへと突き進む思考と行動の原点にある「善意」をモットーに、音楽への愛が溢れ出る指揮者論を展開。オペラ座のお仕事世界最高の舞台をつくる三澤洋史 著早川書房 ¥1600+税作曲家である著者が、学生から大人まで幅広い対象に向け、楽譜が読めるようになるための基礎から丁寧に解説した楽典入門書。音楽を理解するうえで重要な楽曲形式の解説や、音楽家の裏話、執筆陣によるコラムも充実した1冊。一番よくわかる楽典入門 CD付き木下牧子 監修ナツメ社 ¥1500+税ピアニスト中井正子の10年間にわたる「ドビュッシー・ピアノ作品全曲プロジェクト」の最後を飾る、ピアノ演奏解説本。「全曲レクチャーコンサート」や全国各地で行った講座からの反響をもとに、ピアノ独奏曲全77曲を美しく弾くための演奏法と解釈を教授。ドビュッシーピアノ全作品演奏ハンドブック中井正子 著アルテスパブリッシング ¥2500+税東京フルトヴェングラー研究会を設立し、常にフルトヴェングラーと対峙してきた著者の20年間の記録をまとめる。「大芸術家を通した自己探求の試みかもしれない」とするその研究成果に、宇野功芳との対談など、ユニークな論考を集約。フルトヴェングラーを超えて野口剛夫 著青弓社 ¥2000+税
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