eぶらあぼ 2014.10月号
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8810/29(水)14:00、10/30(木)19:00、10/31(金)14:00、11/1(土)14:00 サントリーホール・ブルーローズ(小)問 クラシック事務局0570-012-666 http://www.fujitv.co.jp/events/classic-barClassic Bar ~in Blue Rose~琥珀色のお酒と音楽を嗜むひととき文:渡辺謙太郎左から:成田達輝 ©Masashige Ogata/金子三勇士 ©K.Miura/佐々木太一 音楽とお酒を愛するすべての方々へ。サントリーホールの小ホール・ブルーローズで、演奏だけでなく、飲み物や軽食も交えながら、優雅で洗練された大人の時間を楽しんでみませんか? そんな琥珀色の夢のような企画が『Classic Bar ~in Blue Rose~』。前半はサントリーウイスキーアンバサダーで元バレーボール選手の佐々木太一によるトークライヴ。美味しいお酒とオードブルに舌鼓を打つ中、佐々木が“究極のハイボール”の作り方をはじめとしたウイスキーの魅力を語る。そして後半は、人気と実力を備えた若手奏者、ヴァイオリンの成田達輝(10/29、10/30)とピアノの金子三勇士(10/31、11/1)を迎えたカジュアルなトークを交えたクラシック・リサイタル。成田はドビュッシー「美しき夕べ」やチャップリン「Smile」など、金子はリスト「愛の夢第3番」やショパン「英雄ポロネーズ」などを披露する。司会はフジテレビアナウンサー、西山喜久恵。11/22(土)14:00 JTアートホールアフィニス問プロアルテムジケ03-3943-6677 http://www.proarte.co.jp浜まゆみ(マリンバ)&クリス・フロー(パーカッション) デュオリサイタル打楽器の新たな可能性を体感する文:笹田和人クリス・フロー浜 まゆみ 打楽器の織り成す、広大な宇宙を体感できるステージとなりそうだ。マリンビストの浜まゆみは桐朋学園大を首席で卒業後、同大学研究科を経て、アメリカ・ミシガン大学大学院の打楽器科に学び、1999年に開かれた第2回世界マリンバコンクールで2位入賞を果たした実力派。オーケストラとの共演や音楽祭への招聘を受けるなど国際的な活躍の一方、世界各地でマスタークラスを行うなど、後進の育成にも力を入れている。今回は、世界15ヵ国の100以上の室内楽やソロの作品を初演するなど、新たなレパートリーの開拓にも意欲的な世界的パーカッショニスト、クリス・フローとのデュオ・リサイタル。石島正博による新作「エクスヘイル」の世界初演の他、フローの自作「エルーシブA」など3つの日本初演作品、「樹木の息吹Ⅱ」や「祭り太鼓」などマリンバの先駆者・安倍圭子の手になる佳品、さらにはピアソラの「タンゴ組曲」などを添えた、意欲的かつ彩り豊かなプログラムを披露する。9/27(土)より、Bunkamuraル・シネマ他にて公開公式ウェブサイト http://www.argerich-movie.jp映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』娘の視点でとらえたアルゲリッチの真実文:飯尾洋一©Adriano Heitman マルタ・アルゲリッチの三女、ステファニー・アルゲリッチが監督を務めたドキュメンタリー映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』(2012年 フランス・スイス)が、この秋、Bunkamuraル・シネマ他で公開される。近年のアルゲリッチの映像だけではなく、プライベートな古いホームビデオの映像もふんだんに使われており、家族でなければ決して撮ることのできない作品に仕上がっている。 マルタ・アルゲリッチにはそれぞれ父親の異なる3人の娘がいる。長女がヴィオラ奏者のリダ・チェン、次女がシャルル・デュトワとの娘アニー・デュトワ、そして三女がピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィッチとの間に生まれた本作品監督のステファニー。カメラは姉たちや父親の姿をもとらえる。複雑な家庭環境のなかで育ったステファニーが描くアルゲリッチの素顔は“母”以外のなにものでもない。不世出のピアニストを追った音楽ドキュメンタリーであると同時に、ひとつの家族の物語としても深い共感を呼ぶ。
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