eぶらあぼ 2014.10月号
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208セスは私にとって非常に勉強になっています」 また、『0歳児から聴くコンサート』への思いについて「3歳の時にパールマンとズッカーマンの演奏を聴いたことを今でもよく覚えています。それが音楽が好きになる大きなきっかけになったのです。小さい子供たちに音楽を触れる機会をつくりたい、その願いのもとに『0歳児から聴くコンサート』などを企画しました」と、自身の体験をふまえて語った。 音楽祭の主な公演は以下のとおり。◎ケント・ナガノ(指揮) モントリオール交響楽団 チャリティコンサート10/15(水) 郡山女子大学建学記念講堂大ホール※無料招待◎諏訪内晶子(ヴァイオリン)&エンリコ・パーチェ(ピアノ) デュオ・リサイタル11/30(日) 横浜みなとみらいホール◎パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団共/諏訪内晶子(ヴァイオリン)12/7(日) 横浜みなとみらいホール12/8(月) 愛知県芸術劇場コンサートホール国際音楽祭 NIPPON http://imfn.jp/■鈴木純明の作品が第24回「芥川作曲 賞」を受賞 第24回「芥川作曲賞」が、8月31日にサントリーホールで行われた演奏会による公開選考の結果、鈴木純明(すずき・じゅんめい)の「ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴〜管弦楽のための」に決定した。鈴木には、賞状とあわせて賞金50万円が贈られた。「ヨーロッパの伝統との距離感のバランスと共に、すぐれた構築性と密度が瞬間瞬間の繊細な響きの魅力と結びつき、豊かな音楽が生み出されていた点が高く評価された」ことが贈賞理由。 芥川作曲賞は、故芥川也寸志の功績を記念して、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)により1990年4月に創設。故人の深い音楽愛、明晰な音楽観と音楽の振興によせられた熱情を追慕して、国内の新進作曲家の作品を対象に、演奏会形式により公開選考を行っている。<鈴木純明 略歴>1970年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。文化庁在外派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。IRCAM作曲研究課程修了。日本音楽コンクール、日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、ブールジュ国際電子音楽コンクール等に入選。これまでにザグレブ音楽ビエンナーレ、モンテカルロ春の■第3回国際音楽祭 NIPPON 記者会見 「日々の生活の中にクラシック音楽を聴くという楽しみを加えていただきたい」という想いが込められ、リゾート地ではなく、街中で開催される音楽祭『国際音楽祭 NIPPON』。同音楽祭芸術監督の諏訪内晶子らが出席した記者会見が9月2日、都内のホテルで行われた。 第3回目の今回は、名古屋、横浜、郡山で開催される。主な参加アーティスト(団体)は、ケント・ナガノ(指揮) モントリオール交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団、エンリコ・パーチェ(ピアノ)、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)ら。 この音楽祭には、トップ・クオリティ(国内外の一流アーティストによる演奏)、イントロダクション・エデュケーション(現代作曲家への委嘱/マスタークラス/0歳児から聴くコンサートなど)、コラボレーション with アート(美術館でのコンサート)、チャリティ・ハート(チャリティコンサート)という4つの柱がある。なかでも委嘱作品を紹介することに意義を感じるという諏訪内は、ヤルヴィとドイツ・カンマー・フィルとの共演で12月7日に初演される、音楽祭委嘱作品の重要性について以下のように述べた。 「今回は私と同世代の作曲家であるカロル・ベッファさんにヴァイオリン協奏曲を委嘱しました。ベッファさんは、今回指揮してくださるヤルヴィさんとも親交が深く、二人で相談して委嘱を決めたのです。また、第1回音楽祭でエサ=ペッカ・サロネンさんにヴァイオリン協奏曲を委嘱したのですが、その協奏曲をこの8月にフィンランドでサロネンさんの指揮で演奏してきました。今回はダンサーとのコラボレーションだったのでこれまで以上に刺激的でした。このように、作曲家と共同作業でお互いの意見を入れながら作品を作っていくプロ諏訪内晶子

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