eぶらあぼ 2014.9月号
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191コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報あの“騒動”の渦中においても、作曲家・新垣隆の音楽への愛情あふれる発言には、心を打たれた人も多いはず。そんな彼の、本当に理想とする響きの世界に触れるチャンスだ。フルートの佐々木真との顔合わせで、自らの手になる新作初演や、大バッハさながらに即席の主題による即興演奏、さらにはヘンデルやフンメル、ダマーズ、ドビュッシーの名曲もたっぷりと披露。“音楽家・新垣隆”の本領を発揮する。音楽史の彼方に埋もれた作品を渾身の演奏で蘇らせ、若くして“鬼才”の名をほしいままにする、ヴァイオリンの佐藤久成。ピアノの小田裕之と臨む今回のステージも、アウシュヴィッツに散ったウラディミール・ディークの秘曲「エヴォカシオン」をはじめ、ネドバルやライネッケの珍しいソナタがあるかと思えば、ヴィエニャフスキやラヴェルの名曲も配すると言う、実に個性的なラインナップ。ぜひ体感したい。高い技術と美音、瑞々しい感性。そして、大胆かつ繊細な音楽創り。いま最も注目される若手ピアニストの1人が、小菅優だ。進行中のベートーヴェンのソナタ全曲録音も、高い評価を受けている。今回は、その第3巻『自然』にも収録した第21番「ワルトシュタイン」をはじめ、ショパン「24の前奏曲」(作品28)と、バッハ「イタリア風のアリアと変奏」を組み合わせて。進化し続ける彼女の“いま”を感じたい。ニューヨークとパリを拠点に、グローバルな活動を展開、そのカリスマ性で聴衆を魅了するピアノ界の貴公子、アンドリュー・フォン・オーエン。「古風なメヌエット」「鏡」などラヴェルの名曲に、ソナタ第3番やノクターン第9番などショパンの佳品を配したプログラムを携えて待望の再来日を果たし、師・ブレンデルら巨匠直伝のピアニズムを披露する。宿泊とディナーを組み合わせた、特別セットプランも用意。山辺絵理は弱冠14歳でリサイタル・デビューを果たし、東京音大や英国王立音大大学院に学んで、世界的なショパン弾きとして知られるハリーナ・チェルニー=ステファンスカの薫陶を受けた俊英ピアニスト。国際的な活動を展開する彼女が、バラード第1番やノクターン第2番、英雄ポロネーズ、革命のエチュード、華麗なる大ポロネーズなど、“詩人”のエッセンスを凝縮したオール・ショパン・プロに挑む。人気バリトンの宮本益光が、燃える愛情や血のたぎりを秘めた、モーツァルトのオペラの登場人物の“真紅の心”の奥底へと分け入る。俳優の長谷川初範のナレーションに導かれ、ピアノの石野真穂やソプラノの砂川涼子の共演を得て披露されるのは、《魔笛》《フィガロの結婚》など名オペラを中心としたアリアの数々。赤いアイテムを身につけて聴けば、いつしか私たちの心まで、真紅へと染め上げられてゆく。みゆずメソンゆめりあシリーズ ⅩⅩⅨ新垣隆(作曲・ピアノ)佐々木真(フルート)の音楽箱アンドリュー・フォン・オーエン(ピアノ)小菅優(ピアノ)宮本益光(バリトン)真紅のモーツァルト佐藤久ひさ成や (ヴァイオリン)山辺絵理(ピアノ)ザ・ベスト・オブ・ショパン9/26(金) 19:00大泉学園ゆめりあホール9/21(日) 14:00秋吉台国際芸術村コンサートホール9/20(土) 17:00フィリアホール9/28(日) 14:00Hakuju Hall9/23(火・祝) 14:00かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール9/21(日) 14:00よみうり大手町ホール新垣隆佐々木真 ©Marco Borggreve
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