eぶらあぼ 2014.9月号
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104常任指揮者 シルヴァン・カンブルランお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時・年中無休) 0570‒00‒4390http://yomikyo.or.jp/清水和音©K.Miuraアリス=紗良・オット ©Kiyotaka Saito≪9月~10月の聴きどころ≫ 9月3日には、ウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めるコルネリウス・マイスターが初登場し、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」などを指揮する。マイスターは、6月にウィーン国立歌劇場で「ワルキューレ」を振るなど活躍するドイツ期待の若手指揮者。ドレスデン国立歌劇場で「サロメ」を振るなど、R.シュトラウス作品を得意としており、「アルプス交響曲」でのドラマティックな表現に期待が高まる。また、ベートーヴェンのピアノ協奏曲では、テレビなどでも度々取り上げられる人気ピアニストのアリス=紗良・オットが華麗なソロを奏でる。この一夜限りの演奏なので、お聴き逃しなく。 9日は、首席客演指揮者の下野竜也が、ハイドンとブルックナーの交響曲第9番を取り上げる。下野&読響のブルックナーは、2013年2月に演奏した第5番でも高い評価を得た。朝比奈隆やスクロヴァチェフスキのブルックナーと間近に接してきた下野が、壮大な世界観で書かれた傑作を振り、ブルックナー演奏史に新たな一ページを刻むことだろう。 16日は、下野流の凝りに凝ったプログラム。メインには、1921年チェコ・プラハ生まれのカレル・フサの「この地球を神と崇める」の管弦楽版を演奏。巨大編成の吹奏楽版は有名だが、合唱を伴う管弦楽版は、今回が日本初演となる。地球の未来を憂い、環境破壊など自然と人間との関わりをテーマとしたフサの傑作は、現代人の心にも強く響くだろう。要注目だ。モーツァルトのピアノ協奏曲では、英国を中心に活躍する実力派・小川典子がソロを披露する。 20日と21日には、下野がサン=サーンスの「オルガン付き」やプーランクのオルガン協奏曲を指揮。両日とも、ホールの正面に備えられた大オルガンと管弦楽の競演を、たっぷりとお楽しみいただきたい。国内屈指のオルガニストとして各地で活躍する小林英之が共演する。 10月上旬には、来日時に91歳となる巨匠スクロヴァチェフスキが登場。得意とするブルックナーの交響曲第0番とベートーヴェンの交響曲第7番という2曲の大作で、渾身のタクトを振る。世界最高齢の指揮者の一人であり、熱心なファンが全国から会場に押し寄せることだろう。すべての音楽ファンに、この孤高の巨匠が到達した音楽芸術の深さを味わっていただきたい。 17日と19日には、チェコの名匠ヴロンスキーが約3年半ぶりに来日。前回は、2011年5月に震災の影響で代役として読響に登場し、マーラーの交響曲第5番を指揮。スケールの大きな圧倒的な名演に会場は沸き、再登場を望む声も多くあった。今回のマーラー「巨人」でも、全身全霊を込め、感情を爆発させる熱い音楽が期待できそうだ。 23日は、20時開演の人気シリーズ《気楽にクラシック》で、ヴロンスキーが“お国物”のドヴォルザークの交響曲第8番を指揮するほか、日本を代表するピアニストの清水和音がモーツァルトで様式感溢れる美しいソロを披露する。2014年9月~12月「第九」公演など 好評発売中◆新鋭マイスターの「アルプス交響曲」9/3(水)19:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売指揮=コルネリウス・マイスターピアノ=アリス=紗良・オットベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番R.シュトラウス/アルプス交響曲◆下野竜也が振る入魂のブルックナー9/9(火)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売指揮=下野竜也ハイドン/交響曲第9番 ブルックナー/交響曲第9番下野竜也 ©読響◆オルガンと管弦楽の華麗なる競演!9/20(土)14:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売 ※ジュニアシートあり9/21(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売 ※ジュニアシートあり指揮=下野竜也 オルガン=小林英之プーランク/オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」 他◆90歳の巨匠スクロヴァチェフスキが登場10/8(水)19:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C完売10/9(木)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売指揮=スタニスラフ・スクロヴァチェフスキブルックナー/交響曲第0番ベートーヴェン/交響曲第7番スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ©読響◆フサ「この地球を神と崇める」を日本初演9/16(火)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C完売指揮=下野竜也 ピアノ=小川典子合唱=上野学園大学合唱団モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番 K.491フサ/この地球を神と崇める(管弦楽版・日本初演) 他小川典子©満田聡◆チェコの名匠が振るドヴォルザーク10/23(木)20:00 東京オペラシティS¥5,100 A¥4,100 B¥3,000 ※19:30~解説あり指揮=ペトル・ヴロンスキー ピアノ=清水和音 ナビゲーター=中井美穂モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番 K.488ドヴォルザーク/交響曲第8番◆名匠ヴロンスキーのマーラー「巨人」10/17(金)19:00 サントリーホールS¥7,200 A¥6,100 B¥5,100 C¥3,60010/19(日)14:00 東京芸術劇場S¥7,200 A¥5,100 B¥4,100 C¥3,000指揮=ペトル・ヴロンスキースーク/弦楽のためのセレナードマーラー/交響曲第1番「巨人」ペトル・ヴロンスキー ©読響 ※ジュニア シートあり
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