eぶらあぼ 2014.8月号
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50ヨーロッパ名曲コンサート 8/23(土) 音楽物語 ソメコとオニ 8/24(日)両日とも13:30/17:30 sonorium 7/20(日)発売問 sonorium 03-6768-5026 http://www.sonorium.jpsonorium 東日本大震災復興支援 子供たちに贈る音楽祭 2014素晴らしい音楽を子供たちに文:笹田和人朽木直子佐々木美奈子福沢達郎久保恭子 うっかり触れば火傷してしまう、白熱の演奏が期待できそうだ。都心の演奏空間で、第一線のアーティストによる質の高い演奏が楽しめる日経ミューズサロン。今回は、古典作品のみならず、現代の作曲家とのコラボレートを通じて、弦楽四重奏の世界へ新たな地平を拓いているクァルテット・プロメテオと、現代作品のみならず、ロックやワールドミュージックまで、ジャンルを軽々と飛び越えるピアノの黒田亜樹という、刺激的な顔合わせが実現する。1998年に《プラハの春》国際音楽コンクールを制したイタリアの精鋭集団と、プログレッシヴ・ロックの大物キース・エマーソンによる往年の名曲「タルカス」を、室内楽版で蘇演して世界を驚かせた鬼才ピアニスト。その出会いの先で紡がれる、ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲の音色は、これまでに未体験の大きな衝撃を与えるはず。ステージ前半では、プッチーニ「菊の花」とヴェルディという2つの弦楽四重奏曲を。これも、一筋縄ではいかぬ個性的な演奏となりそう。9/22(月)18:30 日経ホール問 日経ミューズサロン事務局03-3943-7066 http://www.nikkei-hall.com第428回 日経ミューズサロン クァルテット・プロメテオ 初来日公演刺激的な顔合わせによるショスタコーヴィチに期待文:笹田和人クァルテット・プロメテオ、黒田亜樹(枠内) 閑静な住宅街の一角にたたずむ、小さくも贅沢な響きの空間sonoriumを舞台に開催されている『子供たちに贈る音楽祭』。コンサートを聴く子供たちには素晴らしい音楽を、チケットの売り上げ全額を東日本大震災で被災した子供たちの音楽活動支援へ贈る、とのコンセプトのもと、sonoriumの企画主催で2012年にスタートし、今年で3回目を迎えた。 今回は、趣旨に賛同する演奏家が寄せた48の公募企画から選ばれた、2つのステージを開催。朽木直子(ピアノ)、鈴木まどか(ヴァイオリン)、富永佐恵子(チェロ)によるピアノトリオ「カーチャ」は『ヨーロッパ名曲コンサート』と題し審査委員陣による無料コンサート8/30(土)18:00 横須賀芸術劇場 ヨコスカベイサイドポケット入賞者披露コンサート 9/3(水)19:00 サントリーホール ブルーローズ(小)問 ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール Japan 2014事務局03-6382-8591http://jlicc.jpジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール Japan 2014巨匠ランスロの志を継承して文:笹田和人ジャック・ランスロ 20世紀を代表する名クラリネット奏者の1人であった、ジャック・ランスロ(1920~2009)。その精神を受け継ぎ、高い音楽表現と近代フランス音楽文化の継承を主眼に据えたジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールが、2012年にスタートした。故国フランスと、多くの弟子が活躍する日本とで2年ごとに開催。初の日本での開催となる今回は、8月25日から1週間にわたり、横須賀芸術劇場で予選と本選が行われる。同劇場では期間中の8月30日、審査員によるコンサートも開かれ、審査委員長のミシェル・アリニョンがプーランクの名ソナタなどを聴かせるほか、フィリップ・ベローや大島文子、武田忠善、クロード・フォーコンプレ、フィリップ・キュペールら世界的な名手が一堂に会し、アンサンブルからソロまで多彩に披露。そして9月3日には、サントリーホール・ブルーローズで入賞者披露コンサートが開催される。上位入賞者3人のほか、第1回コンクールを制したソン・ユー・キムらが登場し、磨き抜いた美音を響かせる。て(8/23)。モーツァルトのピアノ三重奏曲第7番から第3楽章、フォーレ「シシリエンヌ」などの名旋律を、各曲の解説を交えながら披露する。そして、気鋭の作曲家・福沢達郎(ピアノ)や佐々木美奈子(フルート)らで構成するアンサンブル・ジュジュは、福沢による『音楽物語 ソメコとオニ』を、久保恭子の朗読と共に上演(8/24)。プログラムの合間では、管楽器の名曲も顔を覗かせる。
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