eぶらあぼ 2014.8月号
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223前回の舞台『LOGOS』より ©STUDIO URANUSエロール・バレエ~メン・イン・ピンク・タイツ~感動・笑いのコメディバレエ必見!文:渡辺真弓 エロール・バレエ? 初めて名前をお聞きの方もいるかもしれない。でも写真を見れば一目瞭然。ピンクのタイツとチュチュにトウシューズ姿でポーズをとっているのは見目麗しい男性バレリーナたちである。この秋、アメリカから日本に初上陸するこのバレエ団は、男性コメディバレエの先駆者であるトロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエやグランディーバ・バレエで活躍したヴィクター・トレヴィーノが立ち上げた新生バレエ団。海外ではLOL(エロール)バレエとも呼ばれ、「Laugh Out Loud(大声で笑う)」をポリシーとしている。プログラムは、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』『瀕死の白鳥』『パ・ド・カトル』など古典のパロディをはじめ小作品によるA・Bプロ、それに上記作品の特別版で構成した〈スペシャル・ガラ〉の3種類。エンターテイメント性溢れたステージは大人から子どもまで笑いの渦に巻き込んでくれることだろう。日本デビューが待ち遠しい。9/11(木)19:00 大宮ソニックシティ 9/13(土)14:00 横浜関内ホール 9/14(日)、9/15(月・祝)14:00 Bunkamuraオーチャードホール ※その他公演あり。公演によりプログラムは異なります。 問 光藍社チケットセンター050-3776-6184 http://www.koransha.comK★CHAMBER COMPANY クラシックバレエとコンテンポラリーダンスの夕べ vol.7 JAPON dance project TOKYO 2014『CLOUD/CROWD』バラエティに富む創作作品海外で活躍中のダンサー・振付家に会えるチャンス文:石村紀子 大阪に本部を置き、30年以上に渡りダンサーの育成を続けるK★バレエスタジオ。山本隆之や福岡雄大など、新国立劇場バレエ団で活躍するダンサーを輩出しているほか、各コンクールでも上位入賞者を多数送り出していることで知られている老舗のバレエ教室だ。そのK★チェンバーカンパニーによる今回の公演は、バレエとコンテンポラリーダンスの2本立て。バレエコンサートでは『アラジン』より「宝石の踊り」を、矢上久留美の振付で上演する。コンテンポラリーダンスの部では、ローザンヌ国際バレエコンクール出場者の振付を担当するなど、国際的にも評価が高い矢上恵子の作品が並ぶ。演目は『Prius』『Butterfly』『Bourbier』『Cheminer』『Toi Toi』など。新国立劇場バレエ団より山本隆之、福岡雄大、福田圭吾、福田紘也をゲストに迎え、華やかに開催される。クラシックバレエからコンテンポラリーダンスまで力を注いでいる同スタジオだけに、見ごたえのある内容になりそうだ。 世界的に活躍する日本人ダンサーと振付家5人が2013年5月から始めたJAPON dance project。モナコ公国を8/17(日)16:00 吹田メイシアター問 K★バレエスタジオ06-6571-3445 http://www.k-ballet-studio.com8/30(土)17:00 、8/31(日)15:00 新国立劇場 (中)問 新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999 http://www.nntt.jac.go.jp拠点として共同制作を開始し、すでに4作品を発表。世界で活躍した経験を元に、日本文化独自の視点でクリエイションされた作品は刺激的と注目を集めている。今回の日本公演は主要メンバーの遠藤康行(フランス国立マルセイユ・バレエ)、小池ミモザ(モナコ公国モンテカルロ・バレエ)、青木尚哉(元Noism)、柳本雅寛(元ミュンヘンダンスシアター)、児玉北斗(スウェーデン王立バレエ)に加え、新国立劇場バレエのプリンシパル(小野絢子、米沢唯、八幡顕光)や小㞍健太(元ネザーランド・ダンス・シアター)、堀田千晶(ヨーテボリオペラ・ダンスカンパニー)、加藤三希央(2014年ローザンヌ国際バレエコンクール入賞、今夏よりモンテカルロ・バレエ)が参加。豪華な顔ぶれとなっている。世界の最先端を知る精鋭ダンサーたちによる日本人のためのコンテンポラリーダンス、その斬新さを堪能してほしい。文:石村紀子
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