eぶらあぼ 2014.6月号
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173日、そして6月30日公演にゲスト・コンサートマスターとして出演予定。コンサートマスター就任後の初登場は10月8日(指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 会場:東京芸術劇場)を予定している。【長原幸太】1981年、広島県呉市生まれ。東京芸術大学やジュリアード音楽院で学ぶ。92年、93年、連続して全日本学生音楽コンクール全国第1位。94年第6回ヴィエニアフスキー国際コンクール17歳以下の部第3位。98年第67回日本音楽コンクール最年少優勝し、同時にレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。2004年9月、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、06年4月から2012年3月まで首席コンサートマスターを務めた。読売日本交響楽団http://yomikyo.or.jp■東京フィル創立100周年記念ワールド・ツアー2014が成功裡に終わる 2011年に100周年を迎えた東京フィルハーモニー交響楽団が、去る3月に「創立100周年記念ワールド・ツアー」を行い、各地で成功を収めた。指揮は大植英次、ソリストとしてヴァイオリニストの竹澤恭子が同行した。 3月9日の出発から24日の帰国までの間、ニューヨーク、マドリード、パリ、ロンドン、シンガポール、バンコクの6都市で公演を開催。大植英次に率いられた東京フィルは各地で熱演を披露し、いずれも好評を博した。「春の祭典」初演の都市・パリで同曲を演奏、マドリード公演は開演22時30分で終演は日付が変わった0時30分だったにもかかわらず満員の聴衆からスタンディング・オベーションを受け、バンコク公演は海外メジャーオーケストラとして初の公演とのことからタイ国営放送によるTV中継が行われるなど、すべての公演が文化的にも意義深いツアーとなった。東京フィルハーモニー交響楽団http://www.tpo.or.jp■第5回野島稔・よこすかピアノコンクール結果発表 横須賀市在住の名ピアニスト、野島稔の名を冠した同コンクールは、若く才能のあるピアニストの発掘と育成、音楽の普及と振興を目的として2年ごとに開催されている。今回も4月23日(水)から4月29日(火・祝)にかけて、よこすか芸術劇場を会場として行われ、審査の結果、次の通り入賞者が発表された。第1位:野上真梨子(23歳)(桐朋学園大学修了)第2位:高倉圭吾(19歳)(東京芸術大学2年在学中)第3位:白瀬元(しらせつかさ)(17歳)(東京芸術大学附属高校3年) 第1位の野上真梨子には、賞状と賞金100万円が贈られた。副賞として「優勝者記念リサイタル」(よこすか芸術劇場)に出演できる。第2位の高倉圭吾と第3位の白瀬元には、それぞれ賞状と賞金45万円が贈られ、副賞として「フレッシュ・アーティスツfromヨコスカ シリーズ」(ヨコスカ・ベイサイド・ポケット)に出演する機会が与えられる。問:横須賀芸術文化財団業務部事業課046-828-1602http://www.yokosuka-arts.or.jp/ikusei/piano/nojima■オルガン・プロムナードコンサート出演者募集 神奈川県民ホールは、1975年に日本の公共ホールとしては初めてパイプオルガン(ドイツ ヨハネス・クライス社製)を小ホールに設置し、以来、パイプオルガンによる演奏会を積極的に開催してきた。同ホールは開館40周年の記念事業の一環として、“オルガン・プロムナードコンサート”の出演者を募集する。このコンサートは、平日のお昼休みに行われる約30分の短いリサイタル(トーク含む)で、若いオルガニストの登竜門としての役割を果たしていることで知られる。対象公演:オルガン・プロムナードコンサートvol.337日程:2015年3月27日(金)12時20分開演予定。(前日にリハーサル有)会場:神奈川県民ホール 小ホール応募締切:2014年6月30日(月)必着応募資格、応募方法についての問い合わせは下記まで。神奈川県民ホール事業制作第一課オルガン・オーディション係〒231-0023 横浜市中区山下町3-1Tel:045-633-3798 fax:045-641-3184jigyo1ka@kanagawa-af.org神奈川県民ホールhttp://www.kanagawa-kenminhall.comマドリード公演の様子

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