eぶらあぼ 2014.1月号
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147 今回の就任について都響は「インバル氏の都響における多大な功績を称えるとともに、今後も定期的な共演を継続するためのもので、演奏内容の一層の向上と楽団の更なる発展につながるもの」としている。 インバルは都響との初共演(1991年9月)でベルリオーズ《レクイエム》が大きな反響を呼んで以来、マーラーの交響曲連続演奏会(1994年-96年)など数多くの話題公演を成功に導き、1995年〜2000年には特別客演指揮者を務めた。08年からプリンシパル・コンダクターに就任、2012/13シーズンからは都響との2度目のマーラー・ツィクルスに取り組み、絶賛を博している。東京都交響楽団 指揮者体制〔2014年4月〜〕次期音楽監督(2015年4月就任):大野和士終身名誉指揮者:小泉和裕(現レジデント・コンダクター)首席客演指揮者:ヤクブ・フルシャ桂冠指揮者:エリアフ・インバル(現プリンシパル・コン ダクター)桂冠指揮者:ガリー・ベルティーニ(故)永久名誉指揮者:ジャン・フルネ(故)東京都交響楽団http://www.tmso.or.jp■東京佼成ウインドオーケストラが指揮者新 体制を発表 東京佼成ウインドオーケストラは、正指揮者に大井剛史が就任する2014年1月からの指揮者新体制について発表した。 就任に際し、大井は「吹奏楽部員としての経験が指揮者としての人生を歩むきっかけとなった私にとって、東京佼成ウインドオーケストラは常に憧れの存在であり、近年しばしば指揮台に立たせていただくようになってからは、その高い演奏レベルと楽員の方々のプロフェッショナリズムに、ますます深い尊敬の念を抱いてきました。今回、指揮者陣の一人として加わらせていただくことができるのは、この上ない光栄であるとともに、今後常に自分を向上させ、ベストを尽くしていきたいという思いで一杯です。吹奏楽のために書かれた素晴らしい作品は数多く、日本人の作曲家たちの創作活動も極めて活発です。そういった作品をこれから多く指揮できることを、心から楽しみにしています」と意気込みを語っている。東京佼成ウインドオーケストラ 指揮者新体制 [2014年1月〜]正指揮者:大井剛史ミュージック・アドバイザー:藤野浩一首席客演指揮者:トーマス・ザンデルリンク東京佼成ウインドオーケストラhttp://www.tkwo.jp/■第5回 野島稔・よこすかピアノコンクール 開催 横須賀市在住の世界的ピアニストの名を冠した第5回「野島稔・よこすかピアノコンクール」が2014年4月に開催される。同コンクールは国内の若手ピアニストの発掘と育成、音楽文化の普及と振興を目的として2006年に創設された。おもな特色として、審査員が現役のピアニストであること、入賞者には横須賀芸術文化財団主催公演への出演機会が与えられることなどが挙げられる。また、会場がよこすか芸術劇場で、全日程が無料で一般公開されることも大きなポイントだ。審査員は野島稔(委員長)、神谷郁代、迫昭嘉、野平一郎、若林顕の5名。開催期間は2014年4月23日(水)〜29日(火・祝)。29日の本選後には記念コンサートも行われる。コンクールへの参加応募は14年2月28日(金)まで。問:(公財)横須賀芸術文化財団 よこすかピアノコンクール事務局046-828-1603http://www.yokosuka-arts.or.jp■第15回世界オペラ歌唱コンクール「NEUE STIMMEN 新しい声2013」結果発表 世界20都市以上でオーディションが開催され、ドイツの本選では世界のオペラハウスの芸術監督、多くのエージェントやメディアの代表などが集まることでも知られる、「第15回世界オペラ歌唱コンクール『NEUE STIMMEN 新しい声2013』」の本選が2013年10月6日(日)から13日(日)にドイツ・ギュータースロー市で行われた。本選参加者は40人(オーディション参加者は1428人)。結果は下記の通り。《男性歌手》第1位:イ・ミョンヒュン(テノール)(韓国/24歳)第2位:オレグ・ティブルコ(バス)(モルドバ/28歳)第3位:オレクサンドル・キレエフ(バリトン)(ウクライナ/25歳)特別賞:アレクセイ・ボグダンチコフ(バリトン)(ロシア/28歳)《女性歌手》第1位:ナディーン・シエラ(ソプラノ)(アメリカ/25歳)第1位:ニコル・カー(ソプラノ)(オーストラリア/28歳)(第2位なし)第3位:クリスティーナ・ミヒタリアン(ソプラノ)(ロシア/26歳)大井剛史/Photo:K.Miura
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