eぶらあぼ 2014.1月号
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146れまでの辛かった経験に対してのねぎらい、と同時に、もっとがんばりなさいと言ってくださっているような気がします。これからも精進したい」と喜びを語った。サントリー音楽賞http://www.suntory.co.jp/sfa/music/prize■山田和樹がモンテカルロ・フィルの首席客演 指揮者に就任 日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者で、2012年からスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者に就任している指揮者の山田和樹が、ヨーロッパで2つ目のポストとなるモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者となることが発表された(2014年から)。 モンテカルロ・フィルは、イーゴリ・マルケヴィチ、ロヴロ・フォン・マタチッチ、ジェームズ・デプリースト、マレク・ヤノフスキらが歴代の指揮者を務め、現在はジャンルイジ・ジェルメッティが芸術監督を務める。 山田和樹とモンテカルロ・フィルの演奏会は2014年7月14日に予定されており、ワディム・レーピンとの共演でブルッフのヴァイオリン協奏曲、ドビュッシーの交響詩「海」他が披露される。なお、同月には山田和樹の指揮でスイス・ロマンド管弦楽団日本公演も予定されている。■エリアフ・インバルが都響の桂冠指揮者に 就任 東京都交響楽団は、現在同楽団プリンシパル・コンダクターのエリアフ・インバルが2014年4月から「桂冠指揮者」(Conductor Laureate)に就任すると発表した。■第44回サントリー音楽賞と第12回佐治敬 三賞の贈賞式開催 第44回(2012年度)「サントリー音楽賞」と第12回(2012年度)佐治敬三賞の贈賞式が11月25日、サントリーホールで行われ、藤村実穂子(サントリー音楽賞)、加藤訓子、宮田まゆみ(佐治敬三賞)がそれぞれ受賞した。 「サントリー音楽賞」(旧名・鳥井音楽賞)は、公益財団法人サントリー芸術財団が1969年の設立以来、わが国における洋楽の振興を目的として、毎年、その前年度においてわが国の洋楽文化の発展にもっとも顕著な功績のあった個人又は団体を顕彰するもの。賞金は700万円。 「佐治敬三賞」は、わが国で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高いすぐれた公演に贈られるもので、2001年度に同財団により制定された。賞金は200万円。 受賞に際し藤村は「音楽家は、作曲家がどのような音を意図していたのかを想像し、表現します。人の声を聴こうとコンサートホールに足を運んでいただく方々のためにも日々の研鑽が大事です。当初ヨーロッパでは、アジア人でかつメゾソプラノということで、なかなか出演の機会を得られずに苦労しました。それでも、アバドやメータなどの巨匠たちが『実穂子といっしょにやりたい』とおっしゃってくださるようになり、今では『藤村実穂子じゃないと指揮しない』というオファーまでいただくようになりました。芸術には完璧はありませんが、よい音楽をよりよく歌うというのは可能です。今回の受賞は、こ©Marco Borggreve©堀田力丸左から)堤剛(サントリー芸術財団代表理事)、加藤訓子、藤村実穂子、宮田まゆみ、一柳慧(サントリー芸術財団評議員・神奈川芸術文化財団芸術総監督)、川端和明(文化庁文化部長)/Photo:M.Terashi/Tokyo MDE
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