eぶらあぼ 2013.12月号
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68★12月13日(金)・東京国際フォーラムホールA ●発売中問 チケットぴあ0570-02-9999http://www.tfm.co.jp/daiku 「一度は『第九』のコンサートに、コーラスのメンバーとして参加してみたい。でも、仕事が忙しくて、早い時期から継続的な練習に参加するのは、ちょっと無理…」。そんな音楽好きの願いを叶えてきた、恒例の《TOKYO FM 夢の第九コンサート》。今年も西本智実が指揮、彼女が芸術監督兼首席指揮者を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラ、大山亜紀子(ソプラノ)、山下牧子(アルト)、小原啓楼(テノール)、成田博之(バリトン)という一流ソリスト陣との共演で、夢のステージを創り上げる。 参加方法も、経験やスタイルに合わせて選べる。「正装シート」の合唱はソプラノ、アルト、テノール、バスの各パート別に募集。これらは、男性がタキシードまたは黒スーツ、女性が黒ロングスカート着用のほか、当日午後3時半からのリハーサル出席が必須となる。また、「衣装を着たり、大げさなのはまだちょっと…」という初心者西本智実とつくる忘れられない思い出TOKYO FM 夢の第九コンサート2013や、別パートの友人たちと共に歌いたい人たちのために、普段着で参加できる「カジュアルシート」も用意する。これらパート別とカジュアルシートを合わせた募集人数は、計4000席。さらに、「聴くだけで満足」という人たちのために、演奏会の「観賞チケット」(1000席)も販売する。当日に向けては、指揮者で声楽家の辻博之らの指導による、任意参加の合唱練習会も開催。西本のメッセージ入りのオリジナル楽譜も販売する。 大切な友人と、家族と、感動を共有するひととき。きっと、忘れられない思い出が作れることだろう。文:笹田和人西本智実Ⓒ塩澤秀樹 毎回、豊かな才能と個性に溢れた若手を輩出している東京音楽コンクール。その優勝者特典の一つが、オーケストラと共演できる当公演だ。11回目を迎える今回は木管、弦楽、ピアノの覇者3名が登場する。 木管は、今年から拠点を日本に移したハンガリー出身の23歳、コハーン・イシュトヴァーン(クラリネット)。コンクールでは技巧だけでなく、構成力や情熱も含めたバランスのよさが高く評価された。今回は本選と同じシュポアの協奏曲第2番を演奏。「限界はない、すべては自分の努力次第」と語る彼の人柄が滲むような名演が期待される。 弦楽は、現在、桐朋学園音大1年の田原綾子(ヴィオラ)によるバルトークの協奏曲。ヴァイオリンからヴィオラに転向して間もないが、岡田伸夫や鈴木康浩に師事する俊才だ。今回の審査委員・菅沼準二も「何を弾いても大丈夫」と太鼓判のスケール豊かな音楽作りに注目だ。コンチェルトでフレッシュな才能を堪能第11回 東京音楽コンクール 優勝者コンサート そしてピアノ部門は、現在、東京芸大4年の黒岩航紀。コンクールでは全身全霊を傾けた演奏によるラフマニノフの協奏曲第3番が大喝采を浴びたが、今回はチャイコフスキーの協奏曲第1番を披露。ロシアの民族性豊かな旋律をどう弾き分けるかが楽しみだ。 なお、今回は昨年同様、フリー・アナウンサーの朝岡聡が司会を務め、管弦楽は梅田俊明&東京フィルが担当する。上記の3曲だけでなく、J.シュトラウスⅡのワルツ「芸術家の生活」も演奏するなど、華やかな宴をさらに盛り上げる。文:渡辺謙太郎★2014年1月19日(日)・東京文化会館 ●発売中問 東京文化会館チケットサービス03-5685-0650 http://t-bunka.jpコハーン・イシュトヴァーン田原綾子黒岩航紀
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