eぶらあぼ 2013.11月号
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209瀬川祥子(ヴァイオリン)三上亮(ヴァイオリン)&イェルク・デームス(ピアノ)西久保友広(マリンバ)ガリレオ・プロジェクト天空の音楽佐藤久成(ヴァイオリン)吉田順子(ピアノ)クァルテット・エクセルシオ第26回東京定期弓張美季(ピアノ)ミュージック・イン・スタイル岩崎淑(ピアノ)シリーズ Vol.37◆10日(日)・神戸新聞松方ホール 22日(金)・サントリーホール(小) 10/30(水)・京都コンサートホール(小)神戸に生まれ、フランクフルトに育った弓張美季。英メニューイン音楽院や米ジュリアード音楽院で音楽性の幅を広げ、現在はウィーンを拠点に、精力的な活動を続ける。帰国リサイタルでは、モーツァルトの第8番とヒナステラの第1番、2つのソナタにシューマン、プロコフィエフを。多層的な魅力あふれるステージだ。◆16日(土) イシハラホール大阪音大在学中に渡独し、国立ベルリン芸大を首席で卒業後、ヨーロッパで演奏活動を展開したピアノの吉田順子。帰国後もリサイタル活動やオーケストラ共演、ステージ企画など、精力的に実績を重ねる。今回は、シューマン「幻想曲ハ長調」をはじめ、ショパン、ベートーヴェン、スクリャービンと、“ファンタジー”をキーワードに。◆21日(木) 王子ホール名教師ディレイの薫陶を受け、札響コンマスも歴任した三上亮。福島を拠点としたヴィルタス・クヮルテットでも活躍、東日本大震災の被災地支援にも力を注ぐ。ピアノ界の重鎮イェルク・デームスと共演するデュオ・リサイタル。ベートーヴェン「春」、フランク、デームス自作と3つのソナタ、ピアノのソロでドビュッシーも。◆22日(金) トッパンホール西久保友広は読響の打楽器奏者を務める一方、単独でも精力的なステージ活動を展開する、わが国期待のホープ。マリンバを駆ってのリサイタルは、恩師である菅原淳と、マルチ・パーカッショニストとして活躍する萱谷亮一を迎えて。三木稔や池辺晋一郎、喜多形寛丈、権代敦彦ら日本の作曲家による佳品を、色彩豊かに披露する。◆17日(日)・フィリアホール 16日(土)・三鷹市芸術文化センター 20日(水)・りゅーとぴあこれは興味深い。ヴァイオリンの鬼才ジーン・ラモン率いる、カナダの精鋭古楽集団ターフェルムジーク・バロック・オーケストラが世に問う、目と耳と想像力を刺激する21世紀の知的エンターテインメント。バロック名曲の調べと俳優・福士誠治による語り、幻想的な天体写真が一体となって、“音楽と天空の神秘”が解き明かされる。◆17日(日) 王子ホール瀬川祥子はモスクワ、パリ、ベルリンに学び、現在はパリを拠点として、国際的な演奏活動を展開している。ベルリン在住のピアノの名手・山口研生と共演のリサイタルは、ブラームスの第3番とリスト、2つのソナタに、シューベルトの二重奏曲とドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」を添えた、魅力的なプログラムで臨む。◆16日(土) 東京文化会館(小)日本では数少ない常設の四重奏団として、年間70回以上の公演を重ねてきたクァルテット・エクセルシオ。緻密な音楽創りで室内楽ファンの拡大に寄与し、来年には結成20周年を迎える。今回は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第9番から作曲者自身が編曲した弦楽四重奏曲ヘ長調に、ハイドンの第82番、シューベルトの第15番を。◆15日(金) 東京文化会館(小)1967年のミュンヘン国際はじめ難関コンクールで入賞を果たし、国際的に活躍する日本人ピアニストの先駆けとして、特に室内楽で実績を重ねてきた岩崎淑。今回は、イタリアのバンドネオン奏者ジュゼッペ・シリアーノと、弟でチェロの名匠・岩崎洸と共に。ピアソラから菅野由弘への委嘱新作「星座」まで、多彩な演目を披露する。◆11日(月) 東京文化会館(小)卓越した音楽性と技巧、豊かな音色で、若くしてカリスマの呼び声も高い佐藤久成。演奏活動の傍ら、埋もれた作品の収集・蘇演にも力を注ぐ。米の名匠アルバート・ロトと共演のリサイタルでは、オーストリア近代の作曲家オスカー・ポーザの知られざるソナタを本邦初演、プロコフィエフやドヴォルザークに当日発表の“名曲選”も。左・ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ 右・福士誠治三上亮©Masashige Ogataイェルク・デームス

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