eぶらあぼ 2013.9月号
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64マークのある公演は、「eぶらあぼ」からチケット購入できます(一部購入できない公演、チケット券種がございます)第1夜 9月18日(水)・Hakuju Hall第2夜 9月20日(金)・浜離宮朝日ホール●発売中問カメラータ・トウキョウ03-5790-5560 http://www.camerata.co.jp ドビュッシー、ラヴェルらとほぼ同世代を生きた作曲家ガブリエル・ピエルネ(1863〜1937)。今年生誕150年となるこのフランスの作曲家をテーマにした新譜『Minstrels』の発売に合わせ、青柳いづみこが《至福のデュオ》と題した2夜の興味深いコンサートを開催する。 共演はソロや室内楽などで幅広く活躍し、パリ国立音楽院教授も務めるヴァイオリンのクリストフ・ジョヴァニネッティ。彼は近年、青柳と息のあったデュオも披露している。プログラミングは文筆と演奏の双方で高い評価を受けている青柳ならではの、知的好奇心をかき立ててくれるもの。第1夜は《トーク&コンサート》で、テーマは「ドビュッシーのグラナダ・シンドローム」。ドビュッシー作品はもちろんのこと、ラヴェルの2台ピアノのための「ハバネラ」(共演:法貴彩子)やファリャ、グラナドス作品などを交えて、ドビュッシーとスペイン文化との関連を浮き彫りにピエルネの魅力を再発見青柳いづみこ(ピアノ)+クリストフ・ジョヴァニネッティ(ヴァイオリン)〜至福のデュオする。第2夜は《モーツァルトとピエルネの親和性》がテーマ。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第32番、第40番、そしてピエルネとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタなどを演奏する。品格のある繊細なスタイルが持ち味のジョヴァニネッティだが、彼のヴァイオリンを青柳は「憂愁を漂う音色」と表現している。今回のデュオを通じてピエルネはもちろんのこと、モーツァルトの新たな側面をも発見できることになろう。文:伊藤制子青柳いづみこクリストフ・ジョヴァニネッティ 二期会の「オペラ研修所」を優れた成績で修了し、“二期会会員”として本格的にデビューする期待の新人たち6名。今年3月に開催された第56期マスタークラス修了試演でも、卓越した技巧と美しい姿を披露して、スター探しに余念が無いオペラ好きたちを魅了した。このフレッシュな歌手たちの初舞台がHakuju Hallで行われる全3回のシリーズ『二期会モーニング ディーヴァ、ディーヴォ』だ。 第1回はソプラノの高橋維(ゆい)が《ロミオとジュリエット》から〈私は夢に生きたい〉と《ミニヨン》より〈私はティターランチの前にフレッシュな美声をどうぞ二期会モーニング ディーヴァ、ディーヴォニア〉、そしてメゾソプラノの杉山由紀が「ヴェーゼンドンク歌曲集」から〈天使〉と《ラインの黄金》の〈逃れよヴォータン〉に挑む。第2回はソプラノの浅井恵子が《蝶々夫人》より〈ある晴れた日に〉と《イル・トロヴァトーレ》から〈恋はばら色の翼に乗って〉を、メゾソプラノの成田伊美(よしみ)が《ナクソス島のアリアドネ》のズボン役である作曲家の〈先生、お許しください〉を、そして最後には2人で《アンナ・ボレーナ》の二重唱。第3回はソプラノの金子響(きょう)による《ナクソス島のアリアドネ》より〈偉大なる王女様〉、テノールの金山京介が《後宮からの逃走》より〈コンスタンツェよ! 君に会えるとは〉などを聴かせる。 毎回午前11時開始のこのシリーズ、演奏時間が1時間でチケット料金が500円という設定も嬉しい。昼食前のひととき、オペラの名アリアを楽しんでみるのはいかが?文:城間 勉(編集部)第1回 9月19日(木)、第2回 11月14日(木)、第3回 2014年1月30日(木)・Hakuju Hall ●発売中問 Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700 http://www.hakujuhall.jp高橋 維浅井恵子金子 響杉山由紀成田伊美金山京介
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