Tag Archive for OEK

マルク・ミンコフスキOEK芸術監督就任記念 オーケストラ・アンサンブル金沢 《ペレアスとメリザンド》(セミ・ステージ形式)

ドビュッシーイヤーを盛り上げる話題のオペラ公演  《ペレアスとメリザンド》は、オペラには珍しく、「分かり合えない辛さ」を描いた傑作である。劇中では、王子ゴローが妻メリザンドと心を通わせた異父弟ペレアスを刺殺するが、血にまみれたその瞬間すらも、ドビュッシーの寂寥感漂う響きで包まれてしまい、メリザンドの死の幕切れでは、10…

軽井沢大賀ホール 2018春の音楽祭

 軽井沢に春の訪れを告げる軽井沢大賀ホールの「春の音楽祭」。今年も4月28日から5月6日まで、中身の詰まった濃厚な7公演が開催される。  まず注目は、音楽祭のホスト役である東京フィルハーモニー交響楽団による公演(5/3)。同楽団の名誉音楽監督チョン・ミョンフンによるオール・ベートーヴェン・プログラムだが、そこに、この直…

いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2018

今年は北陸がモーツァルトに染まる! 昨年スタートした「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」が今年も開催される。メインとして取り上げる作曲家は、古今東西多くの人に愛され続けるモーツァルト! 4月28日から5月5日の会期中、北陸新幹線開通以来いっそうの賑わいを見せる金沢の街が音楽で染まる。 文:飯尾洋一(ぶらあぼ2018年…

井上道義(指揮) オーケストラ・アンサンブル金沢

ファイナルもウィットに富んだ選曲で  10年間の“集大成”となる、鮮烈な響きを体感しておきたい。2007年の音楽監督就任以来、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の音楽性を磨き上げてきた名匠・井上道義が、この3月をもって退任することに。ハイドン初期の名交響曲とプーランクの佳品という、いかにも井上らしい、ひと捻り効い…

【記者会見】映画監督・河瀨直美がオペラ初演出、プッチーニ《トスカ》まもなく上演

 10月15日の新潟公演を皮切りに、東京、金沢、魚津、沖縄と全国5都市で上演される全国共同制作プロジェクト、プッチーニ:歌劇《トスカ》(新演出)。初日に向け稽古が進む中10月3日、演出の河瀨直美、指揮者の広上淳一と大勝秀也、ソリストらが出席し、記者会見を行った。 (2017.10/3 東京芸術劇場 Photo:J.Ot…

アフラック クラシックチャリティーコンサート

名曲&名演で子どもたちに励ましを!  リニューアル・オープンしたサントリーホールに、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の潑剌とした演奏が響く。指揮はもちろん音楽監督の井上道義だが、コンサートは、小児がんと戦いながら毎日を送っている子どもたちと、それを支えているご家族のために行われるチャリティー公演なのだ。ユニーク…

青山 貴(IL DEVU/バリトン)

“フトメン”たちとOEKの共演ふたたび!  日本のオペラ界を背負って立つ男性4人と歌を知りつくしたピアニストから成る、堂々たる体格の“フトメン”5人組「IL DEVU」(イル・デーヴ)。二期会のコンサートで結成された彼らが、不動のメンバーで6周年を迎える。 「素晴らしいリリックテナーである望月哲也さんと美声で力強いテナ…

河瀨直美(演出)

映画監督の視点で描く斬新な《トスカ》の世界  『萌の朱雀』(1997)がカンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞し、『殯の森』(2007)で同映画祭の審査員特別大賞グランプリを獲得して、映像作家として国際的な評価を確立した河瀨直美がオペラ演出に初挑戦することになった。  劇作家サルドゥが女優サラ・ベルナールのために書き、プ…

パイプオルガンとオーケストラの饗宴 ティエリー・エスケシュ(オルガン) 井上道義(指揮) オーケストラ・アンサンブル金沢

4ホールで体感するOEKとオルガンの華麗なるサウンド  加賀百万石の城下町・金沢が誇るコンサートホール、石川県立音楽堂の象徴と言える存在が、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)とオルガン。この2つを組み合わせて、古都から21世紀の響きを創造、発信してゆく一大プロジェクト『パイプオルガンとオーケストラの饗宴』が、いよ…

指揮者の井上道義さん、がんを克服、11日の鎌倉で活動再開へ!

 咽頭がん治療のため、4月半ばから演奏活動を休止していた指揮者の井上道義さん(67・オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者)が10月11日(土)からの演奏活動復帰を前に2日、東京芸術劇場で記者会見を行った。  会見場所はコンサートホールのステージ上。天井からは、病床のマエストロに…