Tag Archive for 粟國淳

びわ湖ホール 2017年度自主事業発表

 びわ湖ホールが2017年度自主事業を発表した。18年の開館20周年を視野に入れ「トップレベルの劇場」を目指すというだけにラインナップも充実している。  とくに注目の公演は4演目。まず、4年連続のワーグナー《ニーベルングの指環》の2作目《ワルキューレ》(18.3/3,3/4)。今年3月の《ラインの黄金》に続いての沼尻竜…

制作発表〜いずみホール・オペラ 2016《ドン・ジョヴァンニ》

 いずみホールが9月3日、いずみホール・オペラ2016 モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》を上演する。  これに先立ち、いずみホールで制作発表が行われた。 (2016.7.26 いずみホール Photo:M.Terashi/TokyoMDE)  コンサートホールでのオペラ上演の可能性を追求してきたいずみホール(運…

【ゲネプロレポート】NISSAY OPERA/ニッセイ名作シリーズ 2016 オペラ《セビリアの理髪師》

 日生劇場がこのほどリニューアル・オープンし、NISSAY OPERA/ニッセイ名作シリーズ 2016 オペラ《セビリアの理髪師》を上演中だ。  去る6月11日(土)に行われた山本康寛組のゲネプロ(GP・最終総稽古)を取材した。 (写真は第1幕から。 Photo:M.Terashi /Tokyo MDE 2016.6.…

園田隆一郎(指揮)

ロッシーニを振りたくて指揮者を目指したのです  デビュー10年で「オペラの若きマエストロ」として世評を確立、欧州の歌劇場からも頼りにされる園田隆一郎。人柄は穏やかでも行動力は人一倍の彼が、この6月、ロッシーニの名作《セビリアの理髪師》に挑む。 「今年初演200周年を迎える《セビリア》は、ロッシーニのオペラで一番愛される…

アルテリッカしんゆり (川崎・しんゆり芸術祭) 2016

喜劇オペラからシンフォニーコンサートまで充実の公演が目白押し  数多くの文化人が居住し、芸術団体や芸術系教育機関が軒を連ね、ホールなどもある川崎市北部の新百合ヶ丘駅周辺の恵まれた立地条件を背景に、2009年の黄金週間から毎年開催を続けているこの芸術祭。  8回目を迎えた今年も、クラシック音楽やバレエはもとより、演劇・ミ…

小川里美&山口安紀子 藤原歌劇団オペラ《仮面舞踏会》

アメーリアの愛と苦悩を演じる  今年のオペラ界を締め括る話題の一作が、12月に藤原歌劇団が上演するヴェルディ《仮面舞踏会》。密かに惹かれ合う権力者リッカルドと部下レナートの妻アメーリア、そしてリッカルドの暗殺という結末の、三角関係の悲劇である。ヒロインのアメーリア役をダブルで務めるのはソプラノの小川里美(12/5 出演…

紀尾井ホール開館20周年記念バロック・オペラ ペルゴレージ:歌劇《オリンピーアデ》(日本初演/セミ・ステージ形式)

豪華キャストで蘇る幻のオペラ  《オリンピーアデ》は、イタリア・バロックで眩い輝きを放った夭折の天才作曲家ペルゴレージが25歳の時に作曲した、知られざる傑作オペラ。古代ギリシャで開かれたオリンピックを背景に、愛や友情、打算が生む後悔、そして救済を描く。20周年を迎えた紀尾井ホールが、幸田浩子や林美智子ら人気歌手陣を迎え…

明日開幕!藤原歌劇団創立80周年記念《ファルスタッフ》

 藤原歌劇団が1月24日(土)と25日(日)に上演するヴェルディ《ファルスタッフ》公演のゲネラルプローベ(総通し稽古)が会場の東京文化会館で行われた。24日のキャストのゲネプロを観た。  《ファルスタッフ》は、オペラファンにとってはおなじみの名作だが、あまり接する機会がなかったファンの中には「名作という評価は知っている…

粟國 淳(演出)

シェイクスピア時代の舞台の在り方を意識しました  悲劇が得意なヴェルディが人生の締め括りに書いたのは、世間の予想を覆す喜劇のオペラ《ファルスタッフ》(1893)。30歳も若いボーイトに台本を書かせ、自分の気の向くままに筆を走らせたこの名作を、若々しさを舞台に盛り込む演出家の第一人者、粟國淳の“心の眼”はどのように見つめ…