Tag Archive for 清水華澄

神奈川県民ホール・オペラ・シリーズ2018 グランドオペラ共同制作 ヴェルディ《アイーダ》

一級の歌手たちと、バッティストーニの劇的かつ緻密な指揮  スペクタクルなオペラの代表格のように思われている《アイーダ》だが、実は作品のキモは若いカップルの静かな死にある。ただし、静けさを際立たせるためにも、「凱旋の場」をはじめスペクタクルな場面が輝いていなければいけない。そういうメリハリをつけるのに長けた指揮者の最右翼…

アンドレア・バッティストーニ (指揮)

 この10月、一大オペラプロジェクトが日本列島を縦断する。ヴェルディの《アイーダ》が、札幌にオープンする札幌文化芸術劇場hitaruのこけら落としを皮切りに、神奈川、兵庫、大分の4都市で計6回上演されるのだ。この各劇場と複数の団体が共同制作するグランドオペラの指揮を執るのは人気絶頂の若きマエストロ、アンドレア・バッティ…

グランドオペラ共同制作《アイーダ》制作発表

 3月6日、グランドオペラ共同制作《アイーダ》の制作発表会が都内で行われた。4つの劇場(札幌文化芸術劇場hitaru、神奈川県民ホール、兵庫県立芸術文化センター、iichiko総合文化センター)と3つの芸術団体(東京二期会、札幌交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団)の計7団体が共同で、ローマ歌劇場との提携のもと、ヴェ…

曽我大介(指揮) ルーマニア・ブラショフ・フィルハーモニー交響楽団

四半世紀ぶりにルーマニアの名門楽団が再来日!  約140年という長い歴史と独特の豊饒なサウンドを併せ持ち、リヒャルト・シュトラウスら数々の名匠が指揮台に立ってきた東欧の名門オーケストラ、ルーマニア・ブラショフ・フィルハーモニー交響楽団が来日。彼らとゆかりが深い曽我大介のタクトのもと、ベートーヴェンやモーツァルト、ドヴォ…

エマニュエル・クリヴィヌ(指揮) 読売日本交響楽団 「第九」

フランスの名匠が目指す新時代の「第九」  もうすぐ「第九」の季節がやってくる。暮れの風物詩として、「第九」は毎年でも聴きたい作品であるが、だれが指揮をするかは気になるところ。今年、大いに話題を呼びそうなのは読売日本交響楽団を指揮するエマニュエル・クリヴィヌではないだろうか。  クリヴィヌは1947年生まれのフランスの指…

宮城 聰(演出)

作品のなかの“謎”を輝かしいものとして提示するのが演出家の仕事です  静岡県舞台芸術センター(SPAC)の芸術総監督を務める演出家の宮城聰がドヴォルザークのオペラ《ルサルカ》に挑む。宮城はこれまで、モリエール台本によるシャルパンティエの《病は気から》、モンテヴェルディの《オルフェオ》、パーセルの《妖精の女王》といったオ…

日生劇場がオペラ《ルサルカ》関連イベントを無料開催

 今年11月、日生劇場で山田和樹指揮、宮城聰演出によるNISSAYOPERA2017オペラ《ルサルカ》が上演される。  本公演に先がけ、同劇場では関連コンサートとレクチャーを行う。  第1弾は6月14日(水)、「オペラ・オードブル・コンサートvol.5月に寄せる歌」と題し、オペラ公演でルサルカ役を歌う田崎尚美らによる無…

マルクス・シュテンツ(指揮) 読売日本交響楽団 「第九」

確固としたベートーヴェン像を期待  今年も「第九」のシーズンが近づいてきた。12月になると毎年あらゆるオーケストラが「第九」を演奏するが、聴く側にとって大きな楽しみとなるのが、さまざまな指揮者との出会い。どこの楽団も、この人でこそ「第九」を、と思うような実力者を呼んでくる。一方、指揮者の側にとっても、欧米では演奏機会の…

山田和樹(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

新境地を示す新シーズンの幕開け  創立60周年を迎えた日本フィルの新シーズン最初の東京定期演奏会に、山田和樹が登場する。同楽団の指揮者陣は依然充実。新首席指揮者インキネン、主にロシアもので数多くの名演を残しているラザレフとの関係を継続し、山田和樹も正指揮者の契約を2022年まで延長した。今秋モンテカルロ・フィルの芸術監…

新国立劇場《ラインの黄金》キックオフミーティング・レポート

 2015年秋から3年がかりでワーグナー「ニーベルングの指環」4部作上演に取り組む新国立劇場オペラ。今回は、ドイツの伝説的演出家、故ゲッツ・フリードリヒが1996年にフィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)で発表したプロダクションに則り上演される。その第一弾となる序夜《ラインの黄金》のキックオフミーティングが9月3日に行わ…