Tag Archive for 波多野睦美

第3回 レゾナンス〈鎌倉のひびき〉コンサートシリーズ2017

古都で楽しむ名手たちのアンサンブル  春の古都・鎌倉で音楽を。この街の財産ともいえる寺社などを会場としたコンサートシリーズが行われているのをご存知だろうか。「レゾナンス〈鎌倉のひびき〉」と題されたこの小さな音楽祭は、マーラー・チェンバー・オーケストラの首席オーボエ奏者として活躍する吉井瑞穂を中心に、市内出身の有志たちが…

第14回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン オラトリオ「ベルシャザル」

旧約聖書の世界を壮大な音楽で描く大作  大作曲家ヘンデルの多様な作品の紹介を目的に、2003年にスタートしたヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)。14回目は、旧約聖書にあるユダヤ解放の記述を、濃密な人間ドラマへと昇華した傑作オラトリオ「ベルシャザル」(全3幕)を取り上げる。「ベルシャザル」は1744年に作曲され…

サントリー芸術財団 サマーフェスティバル 2016

多彩な現代音楽シーンを伝える真夏の8日間  現代音楽の祭典サントリー・サマーフェスティバルといえば、いまや夏の終わりの風物詩。注目は何といっても2013年からスタートしたザ・プロデューサー・シリーズだろう。特定の企画立案者が、自らの審美眼や問題意識に基づいて選曲する。演奏の“いかに”だけでなく、チョイスの“なぜ”という…

波多野睦美 朝のコンサート 第10回記念特別公演 イタリア歌曲集 〜コンサートと公開レッスン〜

歌曲集の真の姿を求めて  「イタリア歌曲集」といえば音大声楽科受験の必須科目でもあり、学習者にはおなじみだ。歌曲集とはいってもほとんどはバロック・オペラのアリアなのだが、20世紀初頭に「イタリア古典歌曲集」として出版された際にロマン派風のピアノ伴奏が施されたために、現在私たちが聴いているのは、多くの場合はその“化粧され…

大萩康司プロデュース ギターと声 vol.2 〜プラテーロとわたし〜

日本語訳で際立つ詩と音楽の美しさ  パリで学んだ“現代最強のギター・キッズ”のひとり、大萩康司。昨年メゾソプラノの林美智子との日本歌曲プログラムで始まったHakuju Hallでの『ギターと声』(全3回)の2回目は、波多野睦美を招いてのカステルヌオーヴォ=テデスコ作曲の「プラテーロとわたし」(全曲)。月のような銀色の毛…

第13回 ヘンデル・フェスティバル・ジャパン オラトリオ「イェフタ」

ヘンデル絶筆の大作をノーカット上演  バロック期を代表する巨匠作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの多様な作品を紹介し「メサイア」ばかりに偏った作曲家像を正してゆこうと、2003年にスタートしたヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)。13回目となる今年は「晩年のヘンデル」をテーマに、実質的には最後の大作である…

【ゲネプロレポート&インタビュー】宮城聰が語る《妖精の女王》、北とぴあで本格オペラ上演日本初演

 12月11日、北とぴあ国際音楽祭2015でパーセルのオペラ《妖精の女王》が本格的なオペラ舞台上演として日本初演された。演出は劇団SPACを率いる宮城聰。寺神戸亮指揮、 レ・ボレアードの管弦楽と合唱に、ソプラノのエマ・カークビーらを迎え、劇団SPACの俳優陣も出演しての上演。  北とぴあ国際音楽祭は、北区独自の地域文化…

寺神戸 亮(指揮/ヴァイオリン)

《妖精の女王》はパーセルの一大エンタテインメントです 原作はシェイクスピア  バロック音楽に輝く英国の巨星ヘンリー・パーセル。僅か36年の生涯でオペラや器楽曲など名作を数多く生んだ作曲家で日本の愛好者層も厚い。そこで注目すべきが、12月に東京で上演されるセミ=オペラ《妖精の女王》(1692)。シェイクスピアの喜劇『夏の…

王子ホール G Lounge #20 波多野睦美、バルバラを歌う

シャンソンの“ことば”を伝える  古楽からスタートして、現代音楽などでも広くその美しく澄んだ歌声を聴かせている波多野睦美。『波多野睦美、バルバラを歌う』と題したコンサートではフランスのシャンソンに挑む。  バルバラ(1930〜97)はフランスの伝説的なシャンソン歌手。ユダヤ人の一家に生まれ、ナチ占領下のフランスを転々と…

波多野睦美 歌曲の変容シリーズ 第9回 “月の沙漠〜にほんのうた”

“日本の歌”を再発見  古楽を中心に、「うた」のジャンルを自在に横断する歌手・波多野睦美が、東西古今の歌曲を多様な切り口で集めて紹介する、王子ホールの『歌曲の変容シリーズ』。2005年の第1回以来、国や地域、時代などさまざまなテーマで、幅広い歌曲作品をひもづけしてきたが、第9回のテーマは「にほんのうた」。山田耕筰、梁田…