Tag Archive for 河野克典

近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018

─沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)による新生・音楽祭の聴きどころガイド─  穏やかな湖面に、美しき旋律が共鳴する――。「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」がGW期間中の5月3〜5日に開催される(3日は“プレ公演”)。開館20周年を迎えた滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールを主会場としてスタートする、新たなコンセプトに基…

すみだ平和祈念コンサート2016 ウィーン楽友協会合唱団 モーツァルト「レクイエム」

音楽の原点を思い起こさせる深い味わい  ウィーン楽友協会合唱団が「モツレク」を引っさげて来日する。ブラームス「ドイツ・レクイエム」の初演、カラヤンやアバドら巨匠との共演など、1858年創立以来、輝かしい歴史に彩られた合唱団だ。ウィーン楽友協会の芸術監督であったブラームスは同合唱団の芸術監督兼クワイヤー・マスターでもあり…

河野克典(バリトン)

「冬の旅」に聴くモノオペラ的な世界観  歌曲の分野でも丁寧な活動を重ねる河野克典。人生の旅にもなぞらえるリサイタルシリーズ『歌の旅』の第4回は「冬の旅」。「バリトン歌手に欠かせないレパートリーの…」と言いかけた問いを、「もちろん女声よりも男声が、それも低い声の歌手が歌うことが多いですが」と、やんわり遮って続けた。 「バ…

ピエタリ・インキネン(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団

若き感性が生み出す清新なマーラー  耳を洗うような「大地の歌」への期待に胸が高鳴る。これまで交響曲第1・3・5・6・7番が披露されたインキネン&日本フィルの『マーラー撰集』。来る11月は、交響曲と歌曲の醍醐味を兼ね備えたこの曲が登場する。  当シリーズは、シベリウスのレア作品との組み合わせも妙味。今回は「歴史的情景 第…

河野克典(バリトン)&小林沙羅(ソプラノ) ミュラーと松本隆 2つの「冬の旅」

言葉の違いが行き着く先  東京文化会館の《プラチナ・シリーズ》第5回。シューベルトの誕生日(1/31)の公演は、「冬の旅」を、日本語訳詞と、原語ドイツ語(詩:ミュラー)の両方で聴かせるユニークな試み。もちろんどちらも全曲演奏だ。  日本語版は、作詞家・松本隆が1992年に訳したもの(この訳による演奏は、かつてCDも発売…