Tag Archive for 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

フランスとドイツの名作に聴く華麗なる色彩美と抒情  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者に就任した高関健が、昨年11月に同楽団との契約を2021年3月まで延長した。同フィルは高関健の手腕によって確実に演奏水準を向上させているといえるだろう。また近年は、フルートの竹山愛、トランペットの松木亜希、ヴァイオリンの…

田村 響(ピアノ)

ラフマニノフ「2番」で成熟の証しを  2000年に始まった横須賀芸術劇場の「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ」は、文字どおり、未来へ羽ばたくフレッシュな若き俊英たちをいち早く紹介、サポートするリサイタル・シリーズだ。昨年7月に第50回の節目を迎えたのを記念して、過去の出演者3人をソリストに招き「三大協奏曲」…

飯守泰次郎(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

比肩する者なき王道を体感する  「ため息をつくように始まり、熱狂と興奮のうちに幕を閉じる午後のひととき」のコピーがいい。本公演を端的に表してもいる。飯守泰次郎が東京シティ・フィルの定期演奏会で「ブラームス交響曲全曲シリーズ」を始める。冒頭の言は、第4番と第2番が披露される第1回公演のチラシの一文だ。  飯守マエストロは…

田村 響(ピアノ)

ラフマニノフ「2番」で成熟の証しを  2000年に始まった横須賀芸術劇場の「フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ」は、文字どおり、未来へ羽ばたくフレッシュな若き俊英たちをいち早く紹介、サポートするリサイタル・シリーズだ。昨年7月に第50回の節目を迎えたのを記念して、過去の出演者3人をソリストに招き「三大協奏曲」…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団「第九」

今年は颯爽としたアプローチの「第九」をじっくり味わう  東京シティ・フィルの今年の「第九」を振るのは、常任指揮者の高関健。高関は2015年に東京シティ・フィルの常任指揮者に就任すると、演奏水準を著しく向上させたように思われる。そのうえ、実力あるプレイヤーたちを新たに加え(たとえば第2ヴァイオリン首席奏者:桐原宗生、客員…

川瀬賢太郎(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

俊英たちが紡ぐ、北国の哀愁のロマン  どこか日本人の琴線を刺激するスコットランドの民謡や風物…クラシック音楽を通してそれを体感できるのが、東京シティ・フィルの11月定期だ。  主力は、ドイツ・ロマン派の作曲家が、スコットランドにインスパイアされて生み出した2つの名作、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」と、…

【GPレポ】東京二期会《蝶々夫人》

 東京二期会が10月6日から9日に上演する、栗山昌良演出の《蝶々夫人》。大型屏風の背景画から小さな調度品、日本人らしい所作や作法など、細部まで神経が行き届いた、美しく、安心して観ていられる名舞台だ。2003年の改訂以来5回目の再演となる。  ダブルキャストのうち、7日・9日のキャストによるゲネプロを観た。 (2017.…

飯森範親(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

話題の新鋭チェリストも登場する期待のチャイコフスキー・プロ  東京シティ・フィルの定期演奏会に飯森範親が客演し、オール・チャイコフスキー・プログラムを指揮する。  注目は、「ロココの主題による変奏曲」でチェロ独奏を務める岡本侑也。今年5月から6月にかけて開催されたエリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 團 伊玖磨:オペラ《夕鶴》(演奏会形式)

記念すべき日におくる日本のオペラの最高峰  2005年4月から始まった東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のティアラこうとう定期演奏会は、この9月に50回目を迎える。記念すべき節目の演奏会のために常任指揮者の高関健が選んだのは、1952年の初演以来、国内外で800回以上の上演回数を誇る團伊玖磨作曲のオペラ《夕鶴》の全…

高関 健(指揮/チェンバロ) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

充実のコンビが“天地”を創る  高関健が東京シティ・フィルの常任指揮者となって3年目のシーズンに入った。同フィルは、今年5月定期の高関指揮によるブルックナーの交響曲第3番、6月定期の下野竜也指揮によるドヴォルザークの交響曲第6番と、密度の濃い好演が続き、群響でも実証した高関のオーケストラ・ビルダーとしての手腕が、よりい…