Tag Archive for 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

栗山演出の不朽の名舞台《蝶々夫人》を再演〜東京二期会

 東京二期会が二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズの一環として10月、オペラ《蝶々夫人》を上演する。演出は栗山昌良。  栗山が二期会で《蝶々夫人》を初めて演出したのが1957年。以来、60年以上の歳月をかけて舞台に磨きをかけてきた。一人の演出家が同じ団体で同じ作品をこれほどの長期にわたり追求することは稀…

藤岡幸夫(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

大英帝国とソビエト連邦の濃密で気高い響き  エルガーは、「パーセル以来200年ぶりに出現したイギリスの大作曲家」と形容される。東京シティ・フィルの7月定期は、まさにその2人を並べたプログラム。しかもメインとなるエルガーの交響曲第1番は、ちょうど100年前の1907〜08年に書かれた作品ゆえに、合わせて300年の時の流れ…

下野竜也(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

ドヴォルザーク「6番」メインのこだわりプロ  これは楽しみな公演だ。高関健の常任指揮者就任から3年目に入った東京シティ・フィルは、定期演奏会で毎回高水準かつ聴衆の心に深く伝わる好演を継続している。6月定期に登場するのは高関の盟友・下野竜也。この4月からは広響の音楽総監督に就任し、名匠への道を歩み続けている。  本公演は…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

初心者から“通”まで虜にする新・名曲集  2015年4月の常任指揮者就任から2年間、その共演は毎回充実して意義深く、聴く人に感銘を与え続けている――そんな好調なコンビが高関健と東京シティ・フィルである。この春からは共働作業も3年目を迎え、ますますの成果が期待される。  6月のティアラこうとう定期は、チャイコフスキーの「…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 高関健の常任指揮者として3シーズン目は、彼が得意とするブルックナーで始まる。今回、高関はブルックナーの交響曲第3番(1877年第2稿)を取り上げる。  ブルックナーの交響曲第3番には作曲家自身による3つの稿が遺されている。1873年に完成され、ワーグナーに献呈されたのが第1稿(ゆえに『ワーグナー交響曲』と呼ばれること…

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 特別演奏会 千住 明 オペラ《万葉集》(演奏会形式)

万葉の優美な世界がドラマティックに蘇る  作曲家・編曲家・プロデューサーとして活躍中の千住明が、2009年に作曲したオペラ《万葉集》。同年室内管弦楽版で初演されたのち、11年にオーケストラ版で改訂初演された。典雅な古典の世界をリリカルに描いた同作は初演時より好評を博してきたが、この4月、東京シティ・フィルの特別演奏会で…

高関 健(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

颯爽たる「皇帝」とブラームスの“もう一つ”の交響曲  2016年はベルリオーズ作品を続けて取り上げた東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団だが、シーズン後半となる2017年1月〜3月にプログラムの軸となるのはベートーヴェンの作品。高関健が指揮する3月の定期演奏会には、10代後半となってますます音楽的成長が楽しみな牛田智…

加藤大樹 & 岩崎洵奈 & 桑原志織 & 實川 風 (以上ピアノ) フレッシュ名曲コンサート 若きピアニストによる「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲」演奏会

新鋭5人が描くベートーヴェン像  ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を、一気に聴けるコンサートが開かれる。ソリストは、国内外のコンクールで2000年代より頭角を現し、熱い期待が注がれている5人の若手ピアニストたちだ。指揮は岩村力、管弦楽は東京シティ・フィル。  「ベートーヴェンの作品には、彼の人生を貫く葛藤を源泉とした…

飯守泰次郎(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

名匠と新鋭、それぞれの熱演に期待  ラフマニノフのピアノ協奏曲といえば第2番と第3番が定番だが、もちろん第1番もある訳だ。19世紀末、ラフマニノフがまだモスクワ音楽院の学生時代に書き上げたピアノ協奏曲第1番は、初演の評判は良かったものの、作曲者自身にとっては満足のいく作品ではなかったようだ。結局、ピアノ協奏曲第2番・第…

鈴木雅明(指揮) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 バッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木雅明は近年最も国際的に活躍している日本人指揮者の一人といえるであろう。著名な古楽アンサンブルだけでなく、ニューヨーク・フィル、ボストン響、チューリヒ・トーンハレ管など、世界のメジャー・オーケストラにも招かれている。国際的に注目されている鈴木が4年ぶりに東京シティ・フィルの定期演…