Tag Archive for 日本センチュリー交響楽団

【SACD】ハイドン:交響曲集 Vol.4 /飯森範親&日本センチュリー響

 飯森範親&日本センチュリー響のハイドン第4弾。初期の交響曲集の中で、エステルハージ宮廷の副楽長就任を記念した第7番「昼」が素敵だ。楽団の優秀なソリストを使っての協奏的な作品に、センチュリーの実力が存分に発揮される。荒井英治のヴァイオリンは至る所で清潔な輝きを放ち、メヌエットのユーモラスなコントラバスや終楽章のキレのい…

【SACD】ショパン:ピアノ協奏曲第1番、演奏会用アレグロ/江崎昌子&飯森範親&日本センチュリー響

 ショパン独奏作品全曲録音で優れた成果を残している江崎昌子がいよいよ協奏曲第1番をリリース。昨年の日本センチュリー響の定期のライヴで、会場での感動が蘇る。ソロの冒頭からリズムの切れ味が良く、響きに深みがあり、心のこもった歌がとても美しい。早いパッセージでも繊細に表情づけられる一方、飯森範親指揮のオケの豊かなトゥッティと…

デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアムが説明会を開催

「デジタルコンサートライブ事業化検討コンソーシアム(以下DCLC)」は5月16日、ロスレス圧縮技術MPEG-4 ALSを用いたコンサートホール演奏のハイレゾライブ配信サービス商用化に向けた説明会および試聴会を行う。  DCLCは、「デジタルライブ市場」活性化に向けた様々な課題の検証と解決に向けた活動を行い、持続可能な音…

脇園 彩(メゾソプラノ)

“世界のワキゾノ”が、さらなる高みに達する《チェネレントラ》  今年は没後150年にあたるロッシーニ・イヤー。例年以上に注目を浴びる生地ペーザロのロッシーニ音楽祭で、脇園彩は目玉演目《セヴィリアの理髪師》のヒロインを歌う。欧米で主役を張れる日本人歌手が極めて少ないなか、“世界のワキゾノ”として着実に地歩を固めている彼女…

【SACD】ハイドン:交響曲集 Vol.3/飯森範親&日本センチュリー響

 飯森範親&日本センチュリー響によるハイドン第3弾。交響曲第99番はハイドンが弟子のベートーヴェンに筆写させた自信作。傑作に相応しい充実した演奏で、トゥッティのエネルギーの爆発は目を見張るばかりだ。序奏の半音階進行が全曲の各所に現れる緻密な構成も解りやすく聴かせる。緩徐楽章の木管の絡みも美しく、終楽章の対位法楽句やウィ…

沼尻竜典(指揮)

モーツァルトは《魔笛》で一歩踏み越えた境地に達したと思います  今年、開場55周年を迎える日生劇場は、“モーツァルト・シリーズ”としてモーツァルトのオペラ4作品を上演する。その第一弾は、国内外の歌劇場で活躍する指揮の沼尻竜典と、海外で研鑽を積み同劇場初登場となる演出の佐藤美晴がタッグを組んでの《魔笛》。日生劇場としては…

第56回 大阪国際フェスティバル2018 大阪4大オーケストラの響演

“名物コンサート”にシェフたちが熱く意気込む  大阪国際フェスティバルの名物企画「大阪4大オーケストラの響演」が4月21日に開催される。昨年行われた会見でのコメントを引用しつつコンサートについてご紹介したい。  トップは大阪フィルハーモニー交響楽団とこの4月に音楽監督に就任する尾高忠明でエルガー「南国にて」。尾高はこの…

豊中市立文化芸術センター 開館1周年記念 オペラ・ガラ・コンサート

珠玉のホールに旬の歌手が勢ぞろい、 オペラの名曲の数々が高らかに歌われる  弦楽器がいまも木で作られるのは、低音から高音までバランスよく吸収され、残響音がほどよく残るという特性が、木にはあるからだ。コンサートホールも事情は変わらない。実はヨーロッパの名立たるホールの内装も、木目が装飾で隠されている場合もあるが、多くは木…

【GPレポート】びわ湖ホール コミック・オペラ《ミカド》

 8月26、27日、新国立劇場でギルバート&サリヴァンのコミック・オペラ《ミカド》が上演される。同劇場が平成17年度から行っている“現代舞台芸術に関する地域交流”事業「地域招聘公演」としてびわ湖ホールが上演する。指揮は園田隆一郎、演出・訳詞は中村敬一。  これに先立ち、去る8月3日、びわ湖ホールで行われた「…

【稽古場レポート】びわ湖ホール コミック・オペラ《ミカド》

 8月にびわ湖ホールと新国立劇場でギルバート&サリヴァンのコミック・オペラ《ミカド》が上演される。本公演に向けてすでにオーケストラ練習、舞台稽古へと進んでいるが、去る7月中旬、びわ湖ホールリハーサル室を訪ね、稽古の様子を取材した。 (2017.7.14 びわ湖ホールリハーサル室 Photo:M.Terashi/Toky…