Tag Archive for 新日本フィルハーモニー交響楽団

マルクス・シュテンツ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

ヘンツェの魅力を解き明かす  2012年に86歳で亡くなったハンス・ヴェルナー・ヘンツェは、戦後ドイツ音楽をけん引した作曲家だった。前衛音楽が一世を風靡した時代にもいたずらに技法追求の競争には加わらず、一時は左翼思想に傾倒するなどユニークな立ち位置を貫いた。その創作はオペラから交響曲まで膨大な量に上り、スタイルは融通無…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

新年の幕開けはワルツ尽くし!  新日本フィルの1月の「トパーズ」では、音楽監督上岡敏之による一味違ったニューイヤー・プログラムが用意される。シュトラウス・ファミリーのウィンナ・ワルツやポルカを、ラヴェルの2曲のワルツ「高雅で感傷的なワルツ」と「ラ・ヴァルス」で挟んだという選曲の妙が魅力だ。  ラヴェルが「高雅で感傷的な…

新日本フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤー・コンサート2018 in すみだ曳舟 落語&オーケストラ

笑いと名曲がてんこ盛りのコンサート  新春はまず大いに楽しみ、大いに笑うべし。そんな声が聞こえてきそうなのは、すみだトリフォニーホール主催のニューイヤー・コンサート「落語&オーケストラ」だ。新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏と、注目の落語家による一席を組み合わせたプログラムは、まさに東京の下町気質を形にしたようなもの…

スーパー・ソリスト meet 新日本フィル ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット & 新日本フィルハーモニー交響楽団

最高峰の名技の饗宴  これは実に貴重な公演だ。世界最高峰の2大楽団の敏腕奏者が集った「ウィーン=ベルリン ブラス・クインテット」の面々が、協奏曲を披露する。金管楽器の協奏曲をまとめた公演は少なく、ましてや最高クラスの独奏で続けて聴く機会など極めて稀。それだけに、ここは見逃せない。  メンバーは、トランペットがガボール・…

マルク・アンドレーエ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団 「第九」

初共演の新日本フィルと紡ぐ名匠の“歓喜の歌”  各オーケストラが開催する年末の「第九」公演のなかで、意外な名前が目を引くのが、新日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会。同団の「第九」といえば、近年は各国の若手指揮者を起用してきたが、今年はスイスの名匠、マルク・アンドレーエを迎えるのである。  作曲家・指揮者のフォルク…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ) & 新日本フィルハーモニー交響楽団

3曲の協奏曲で露わになる真の巨匠性  歩んできた人生がそのまま投影されたような、強さと風格、そして圧倒的な存在感。エリソ・ヴィルサラーゼがオーケストラと共演する姿からは、そんなことを感じる。  ジョージア(グルジア)に生まれ、モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスやヤコフ・ザークのもと学んだ彼女は、チャイコフスキー国際コ…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)

若い集団との初共演にもうワクワクしています  ジョージア(旧グルジア)出身で、ゲンリフ・ネイガウス、ヤコフ・ザークという歴史に名を残す名ピアニストに師事したエリソ・ヴィルサラーゼは、ロシア・ピアニズムの真の継承者として、来日のたびに深い印象をもたらす演奏を披露している。その彼女が、以前にショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲…

ライナー・ホーネック(指揮/ヴァイオリン) 新日本フィルハーモニー交響楽団

ウィーンの名手が“弾き振り”で聴かせる2大名作  ライナー・ホーネックといえば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターにして、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団(旧「紀尾井シンフォニエッタ東京」)の首席指揮者を務め、ヴァイオリニストとしても多くのコンサートに登場するという、日本でもおなじみの音楽家だ。そのホ…

クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス 2017

最先端の音楽プロジェクトが始動!  指揮者を輩出するヤルヴィ家の中の“若者頭”とも言うべきクリスチャン・ヤルヴィが、すみだトリフォニーホールで『クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス 2017』を開催する。これは単年の企画ではなく、今後複数年にわたって継続される企画だが、その第1回目は、ピアノのフランチェス…

エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)

コロラトゥーラの女王が《ルチア》で日本最後のオペラ出演!  昨年に続き、エディタ・グルベローヴァが来日する。今回はハンガリー国立歌劇場との公演で、長大至難のアリアで知られる《ランメルモールのルチア》でのタイトルロールを歌うのだ。《ルチア》は42年前、20代後半のグラーツ歌劇場での公演以来、彼女の主要レパートリーになって…