Tag Archive for 新日本フィルハーモニー交響楽団

上岡敏之(指揮)

深化と進化を加えながら迎える3年目のシーズン  上岡敏之は、9月に新日本フィルの音楽監督として3年目のシーズンを迎える。就任後2年、彼は手応えを感じつつある。 「一つひとつ地道な作業を続けていくことで、深化と進化が無理なく進み、楽員との距離が縮まってきました。最も力を注いだのは、虚心に帰って楽譜を読むこと。日本独特の演…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

進化を示す、いま再びのシュトラウス  上岡敏之&新日本フィルの新シーズンが、R.シュトラウスで始まる。2016年9月、上岡は同楽団の音楽監督に就任し、最初の定期演奏会でR.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」と「英雄の生涯」を取り上げた。それらは、お約束の大見得や大音響を排した、流麗かつ濃密な交響“詩”であり…

下野竜也プレゼンツ! 音楽の魅力発見プロジェクト 第5回 オーケストラ付レクチャー 《運命》徹底大解剖

マエストロによる“ベートーヴェン解体新書”  このマエストロがすみだトリフォニーホールへ降臨すると、何かが起きる。そして音楽が、思ってもみなかった新しい一面を見せる。下野竜也と新日本フィルハーモニー交響楽団が毎年夏に開催するコンサート「音楽の魅力発見プロジェクト」は、客席をどう楽しませようかという心意気、そしてさまざま…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

今年のリクエスト・プロはロシアのロマン派名曲で  お客様にもっとコンサートに参加してもらおう。そんなオーケストラの姿勢が打ち出されているのが、新日本フィル #592 トパーズ〈トリフォニー・シリーズ〉。定期演奏会で来場者からリクエストを募り、そこから選んだ曲目を音楽監督の上岡敏之が指揮するというリクエスト・コンサートに…

【SACD】レーガー:ベックリンによる4つの音詩、ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」他/上岡敏之&新日本フィル

 上岡&新日本フィルのライヴCD第4弾。まずは、20世紀初頭の“後期ロマン派の翳”ともいうべき3作品を収録した、日本のオーケストラには稀な内容が光っている。レーガー作品はとりわけ繊細で美しく表出され、レアな曲の魅力を伝えるに充分。ニールセンの序曲は、曲全体の起伏が精緻かつスケール大きく表現され、ツェムリンスキーの交響詩…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2018

夏休みはオーケストラのサウンド・シャワーをたっぷり浴びよう!  再開発が進むJR川崎駅とその周辺だが、クラシック音楽ファンにとってはミューザ川崎シンフォニーホールの存在がマスト。首都圏のオーケストラが一堂に会する真夏の音楽祭として、人気・注目度ともに定着している「フェスタサマーミューザ」が、今年もまた7月から8月にかけ…

アンドリュー・リットン(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 6月のトリフォニー・シリーズでは、オーケストラ・ビルダーとして評価が高く、日本でもおなじみのアンドリュー・リットンのタクトで、爛熟したウィーンの精神的水脈をディープに遡行する。  まずは歌劇《ルル》組曲から。性的魅力で男を滅ぼすファム・ファタル(運命の女)は世紀末芸術のアイコンの一つだが、この退廃的な女性をアルバン・…

ジョアン・ファレッタ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

20世紀アメリカ音楽の諸相をめぐって  アメリカを代表する女性指揮者の一人であるジョアン・ファレッタが新日本フィルの「ルビー」(アフタヌーン コンサート・シリーズ)に登場する。彼女は、現在、バッファロー・フィルとヴァージニア交響楽団の音楽監督を務め、ナクソス・レーベルに近現代作品やアメリカの管弦楽曲の録音を数多く残して…

沼尻竜典(指揮)

モーツァルトは《魔笛》で一歩踏み越えた境地に達したと思います  今年、開場55周年を迎える日生劇場は、“モーツァルト・シリーズ”としてモーツァルトのオペラ4作品を上演する。その第一弾は、国内外の歌劇場で活躍する指揮の沼尻竜典と、海外で研鑽を積み同劇場初登場となる演出の佐藤美晴がタッグを組んでの《魔笛》。日生劇場としては…

パヴェル・コーガン(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

名匠のタクトで聴くロシア音楽の神髄  ソ連を代表する名ヴァイオリニストであったレオニード・コーガンの息子、パヴェル・コーガンが新日本フィルの定期演奏会に登場する。  1952年生まれのパヴェルもまたヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせ、モスクワ音楽院で学んだ。70年のシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで第1…