Tag Archive for 新日本フィル

ルイ・ラングレ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

愛と悦びに充ちた陶酔の幕開け  これは“愛”と“悦楽”のプログラムだ。上岡敏之が音楽監督に就任して9月から2シーズン目を迎え、日本の常識に囚われない選曲と構成がますます際立つ新日本フィルの定期演奏会。ルイ・ラングレが振るトリフォニー定期〈トパーズ〉では、シーズンの最初からその妙味が発揮される。  三角関係の悲劇を描いた…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

マーラーの名作シンフォニーで“上岡イズム”がいよいよ全開  2016年9月、新音楽監督に上岡敏之を迎えてシーズンをスタートさせた新日本フィルハーモニー交響楽団。コンサートのプログラミング(選曲・構成)や客演指揮者、ソリストなどに“上岡イズム”を注入して変革を図り、彼が指揮台に立つコンサートはやや斬新にも聞こえる演奏の評…

シュテファン・ドール(ホルン、アンサンブル・ウィーン=ベルリン)

多彩なプログラムでベストの音楽をお聴かせします  ベルリン・フィルの首席奏者およびソリストとして活躍するホルンの名手シュテファン・ドール。来日も多い中、今秋特に期待されるのは「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」のツアーだ。同グループは、1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者によって結成された木管五重奏…

下野竜也プレゼンツ! 音楽の魅力発見プロジェクト 第4回 《新世界より》徹底大解剖―オーケストラ付レクチャー

“ドヴォルザークの名手”が名曲の秘密を解き明かす  名曲とは、なぜ“名曲”なのか? なぜ私たちは“名曲”と感じるのか?——と書くといささか大げさかもしれないが、この公演は名曲の秘密を解き明かすための大きなヒントになるかもしれない。  新日本フィルと共に、指揮者の下野竜也が企画監修、指揮にレクチャートークもこなす、夏の好…

クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017記者発表

 今年開館20周年を迎えたすみだトリフォニーホールが11月に開催する「クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス2017」(KJSE)の記者発表が7月3日に都内で行われた(当初「クリスチャン・ヤルヴィ・プロジェクト2017」という公演名で告知されていたが、変更が発表された)。当日は、ヤルヴィが滞在先のローマから…

エリシュカが今年10月、日本での最後の指揮台へ

 札幌交響楽団(札響)名誉指揮者のラドミル・エリシュカが、今年10月の札響との定期演奏会を、最後の来日公演とすることを決断した。22日、札響が発表した。去る3月14日に札響東京公演を指揮したエリシュカが、チェコへ帰国後に体調を崩し、主治医の判断で今後の日本などへの長旅を止められたことによるものとしている。  しかし、エ…

鈴木秀美(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

晩年のハイドンが描く壮大な世界と自然の賛美  鈴木秀美の指揮により、ハイドンの壮大なオラトリオ「天地創造」が聴けるのは大きな喜びだが、期待と同時に不思議な興奮を呼び起こす。旧約聖書の『創世記』で描かれる世界の成立(神による6日間の創造)、ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』で描かれたアダムとエヴァ(イヴ)の誕生。多くの人…

新日本フィルが2017/2018シーズンプログラムを発表

 新日本フィルハーモニー交響楽団が2017/18シーズンラインナップ、および第8回ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉のプログラムを発表した。 (2017.4/11 すみだトリフォニーホール Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE)  今年は、本拠地のすみだトリフォニーホールが開館20周年。新日本フィ…

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI2017が今年も開催

 2005年にスタートし、「音楽のまち・かわさき」の夏の風物詩としてクラシック・ファンの間でもおなじみのイベントとなっている『フェスタ サマーミューザ KAWASAKI』が7/22(土)〜8/11(金・祝)に開催される。  13年目となる今年は、オープニングとフィナーレで演奏するホストオーケストラの東響をはじめ、東京シ…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

輝かしくも幸福な音楽  新日本フィル、3月の『トパーズ』定期演奏会は、上岡敏之が指揮をするドイツ語圏音楽のプログラム。となれば、これまでの演奏会でスタンダードな曲を斬新なアプローチにより刷新してきた実績ゆえ、期待を胸に足を運びたくなる。ベートーヴェンの交響曲第1番、シューマンの第2番という2つのハ長調交響曲は、19世紀…