Tag Archive for 新日本フィル

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ) & 新日本フィルハーモニー交響楽団

3曲の協奏曲で露わになる真の巨匠性  歩んできた人生がそのまま投影されたような、強さと風格、そして圧倒的な存在感。エリソ・ヴィルサラーゼがオーケストラと共演する姿からは、そんなことを感じる。  ジョージア(グルジア)に生まれ、モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスやヤコフ・ザークのもと学んだ彼女は、チャイコフスキー国際コ…

エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)

若い集団との初共演にもうワクワクしています  ジョージア(旧グルジア)出身で、ゲンリフ・ネイガウス、ヤコフ・ザークという歴史に名を残す名ピアニストに師事したエリソ・ヴィルサラーゼは、ロシア・ピアニズムの真の継承者として、来日のたびに深い印象をもたらす演奏を披露している。その彼女が、以前にショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲…

ライナー・ホーネック(指揮/ヴァイオリン) 新日本フィルハーモニー交響楽団

ウィーンの名手が“弾き振り”で聴かせる2大名作  ライナー・ホーネックといえば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターにして、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団(旧「紀尾井シンフォニエッタ東京」)の首席指揮者を務め、ヴァイオリニストとしても多くのコンサートに登場するという、日本でもおなじみの音楽家だ。そのホ…

クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス 2017

最先端の音楽プロジェクトが始動!  指揮者を輩出するヤルヴィ家の中の“若者頭”とも言うべきクリスチャン・ヤルヴィが、すみだトリフォニーホールで『クリスチャン・ヤルヴィ サウンド・エクスペリエンス 2017』を開催する。これは単年の企画ではなく、今後複数年にわたって継続される企画だが、その第1回目は、ピアノのフランチェス…

エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)

コロラトゥーラの女王が《ルチア》で日本最後のオペラ出演!  昨年に続き、エディタ・グルベローヴァが来日する。今回はハンガリー国立歌劇場との公演で、長大至難のアリアで知られる《ランメルモールのルチア》でのタイトルロールを歌うのだ。《ルチア》は42年前、20代後半のグラーツ歌劇場での公演以来、彼女の主要レパートリーになって…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

デンマークにまつわる名曲と秘曲  北欧4国の中でもドイツに隣接し、ユトランド半島と400を超える大小の島から成るデンマーク。実は今年、日本との外交が樹立して150年という記念すべき年を迎えている。そして、首都を代表するオーケストラのひとつ、コペンハーゲン・フィルの首席指揮者を務めているのが上岡敏之なのだ。となれば、新日…

ルイ・ラングレ(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

愛と悦びに充ちた陶酔の幕開け  これは“愛”と“悦楽”のプログラムだ。上岡敏之が音楽監督に就任して9月から2シーズン目を迎え、日本の常識に囚われない選曲と構成がますます際立つ新日本フィルの定期演奏会。ルイ・ラングレが振るトリフォニー定期〈トパーズ〉では、シーズンの最初からその妙味が発揮される。  三角関係の悲劇を描いた…

上岡敏之(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

マーラーの名作シンフォニーで“上岡イズム”がいよいよ全開  2016年9月、新音楽監督に上岡敏之を迎えてシーズンをスタートさせた新日本フィルハーモニー交響楽団。コンサートのプログラミング(選曲・構成)や客演指揮者、ソリストなどに“上岡イズム”を注入して変革を図り、彼が指揮台に立つコンサートはやや斬新にも聞こえる演奏の評…

シュテファン・ドール(ホルン、アンサンブル・ウィーン=ベルリン)

多彩なプログラムでベストの音楽をお聴かせします  ベルリン・フィルの首席奏者およびソリストとして活躍するホルンの名手シュテファン・ドール。来日も多い中、今秋特に期待されるのは「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」のツアーだ。同グループは、1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席奏者によって結成された木管五重奏…

下野竜也プレゼンツ! 音楽の魅力発見プロジェクト 第4回 《新世界より》徹底大解剖―オーケストラ付レクチャー

“ドヴォルザークの名手”が名曲の秘密を解き明かす  名曲とは、なぜ“名曲”なのか? なぜ私たちは“名曲”と感じるのか?——と書くといささか大げさかもしれないが、この公演は名曲の秘密を解き明かすための大きなヒントになるかもしれない。  新日本フィルと共に、指揮者の下野竜也が企画監修、指揮にレクチャートークもこなす、夏の好…