Tag Archive for 振付家

ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督、振付家)

ベジャールの精神を継承し、そして未来へ!  20世紀のバレエに大きな変革をもたらした振付家モーリス・ベジャールが他界して10年の節目を迎えた今年、彼がこよなく愛した日本でも、故人を偲ぶ種々の公演が執り行われる。その開幕を飾るのが、3年ぶりに来日するモーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)が上演する『魔笛』。ベジャール亡…

勅使川原三郎(演出家・振付家・ダンサー)× 佐東利穂子(ダンサー)

多重・多層的な『月に吠える』となるはずです  『月に吠える』をやりたい。勅使川原三郎はふとおもう。その後、萩原朔太郎のその詩集刊行から100年に、偶然、気づく。ひとつのシンクロニシティがおこっている。 「明治になった、外国文化が入ってきた、侍がいなくなった――江戸時代から明治時代の変化は革命期だったし、混乱期でもあった…

白井 剛(振付家・ダンサー)

身体でクセナキスの世界への介入を試みたい  振付家・ダンサーの白井剛と現代音楽の演奏で名高いアルディッティ弦楽四重奏団が二度目の共演を京都で果たす。好評だった2008年の『アパートメントハウス1776/ジョン・ケージ』以来の顔合わせだ。今回取り上げるのはクセナキス。同団により世界初演された『Tetras』を含む3曲に振…

鈴木優人(チェンバロ)×TAKAHIRO(ダンス)×菊地賢一(パティシエ)

耳でも、目でも、舌でも楽しめる、新感覚エンターテインメント! ジャンルを横断したコラボレーションが刺激的な、Hakuju Hallの『アート×アート×アート』。第4回はクラシック音楽とヒップホップ・ダンス、そしてスイーツが舞台上でダイレクトに交わり合う、正真正銘の異種格闘技型(?)エンターテインメント。登場するのは、鍵…

東京文化会館開館55周年・日本ベルギー友好150周年記念 オペラ《眠れる美女〜House of the Sleeping Beauties〜》(日本初演)

“川端美学”の到達点を大胆にオペラ化した衝撃作  男の「老い」と「実存」について、文豪・川端康成が自らの美学の到達点として完成した小説『眠れる美女』。「年老いた男性が薬で眠らされた若い女性に寄り添いながら一夜を過ごす館」を舞台にしたこの奇妙な物語は、ベルギーの芸術家たちを触発し、練られた台本とスコアによってオペラ化され…

辻本知彦(振付家)

初音ミクに“人間性”が出るよう振り付けます  本年(2016年)5月5日、作曲家でシンセサイザー・アーティストの冨田勲が84歳で逝去した。世界的巨匠の遺作『ドクター・コッペリウス』は、国産ロケット開発で知られる故・糸川英夫博士との交流から想を得て宇宙へ旅立つコッペリウス博士とヴァーチャル・シンガーの初音ミクが出会う「ス…

C/Ompany 談スシリーズ vol.2 『忘れろ/ボレロ』

ラヴェルの名曲で魅せる男たちの異色ステージ  異色男性ダンスユニット「C/Ompany」が、この秋待望の新作『忘れろ/ボレロ』を発表。モーリス・ラヴェルの名曲であり、バレエ作品でも広く知られる大曲『ボレロ』を3部構成でみせるという新たな試みに挑む。  大植真太郎を中心に2008年に活動をスタートした「C/Ompany」…

笠井 叡(dance)× 高橋悠治(piano) 『無心所振り』

大御所同士“一対一”の濃密な共演  振付家・ダンサーの笠井叡と作曲家・ピアニストの高橋悠治は2006年から『透明迷宮』と題したシリーズで共演している。07年にはバッハの「フーガの技法」を笠井のソロ、群舞、オイリュトミーの3つのバージョンで上演し話題を呼んだ。  今回は構成・演出を笠井が手がけ、出演は笠井と高橋。ダンスと…

フィリップ・ドゥクフレ(振付家/演出家)

ミュージカルになったファウスト  いつも楽しい“魔法”が満載のフィリップ・ドゥクフレ。2年前は自作ベスト総集編の『PANORAMA―パノラマ』で喝采を受けたが、なんと今回はミュージカル! しかも題材がゲーテの『ファウスト』だという。 「もうひとつアルフレッド・ジャリの『フォーストロール博士言行録』も使う。神の表面積を測…

きたまり/KIKIKIKIKIKI新作公演 『夜の歌』

 京都のダンサー・振付家のきたまりが、自身のカンパニーKIKIKIKIKIKIと総力を挙げて取り組んでいるのがマーラーの交響曲全10曲への振付。1年に1作、10年をかけて完遂を目指す壮大な構想だ。今年1月に発表した『TITAN』(第1番「巨人」)では各楽章の印象深いフレーズに喚起され、パロディ精神に満ちた闊達なアンサン…