Tag Archive for 大久保光哉

瀧井敬子(企画/監修)

夏目漱石と音楽—日本の洋楽黎明期に生きた文豪  「楽(がく)という一種の美しい世界には丸で足を踏み込まないで死んで仕舞わなくつちゃならない。僕から云わせると、是程憐れな無経験はないと思ふ」——夏目漱石は、小説『それから』で主人公代助にそう語らせている。それは、漱石自身の思いでもあったのだろうか? そして、彼は実際にどん…

【動画】東京フィルが『ペール・ギュント』全曲を披露〜語りに石丸幹二

 東京フィルハーモニー交響楽団が、昨年予定しながら急遽中止となってしまった劇付随音楽『ペール・ギュント』全曲演奏を去る4月24日、Bunkamuraオーチャードホールで行った。指揮は同団特別客演指揮者のミハイル・プレトニョフ、語りに石丸幹二を迎え、ソプラノのベリト・ゾルセット(ソールヴェイ役)ほかの出演。  劇付随音楽…

『ペール・ギュント』を全曲演奏へ〜東京フィル

東京フィルハーモニー交響楽団が、昨年予定しながら急遽中止となってしまった『ペール・ギュント』をあらためてこの4月、披露する。 劇付随音楽『ペール・ギュント』は、19世紀ノルウェーの作家イプセンの戯曲『ペール・ギュント』に同じくノルウェーの天才作曲家グリーグが音楽をつけた有名な舞台作品。 組曲で披露されることは多いものの…

【WEBぶらあぼ特別インタビュー】沈黙の語り部、峰茂樹(バス)〜新国立劇場《沈黙》

 遠藤周作の原作をもとに松村禎三が作曲したオペラ《沈黙》が新国立劇場で上演中だ(指揮:下野竜也、演出:宮田慶子・新国立劇場演劇芸術監督、30日まで)。  《沈黙》は1993年、日生劇場での初演(サントリー音楽財団委嘱・日生劇場30周年記念事業。95年に同劇場で再演。指揮:若杉弘、演出:鈴木敬介)以来、これまでに4つのプ…

光の魔術師アルローの《アラベッラ》

 1860年のウィーン。賭博好きが高じて破産寸前の伯爵ヴァルトナーには二人の娘アラベッラとズデンカがいる。士官のマッテオはアラベッラを愛するが、アラベッラは資産家の甥マンドリカと恋に落ちる。一方、妹のズデンカはマッテオへの同情が次第に愛へと変わり、姉の部屋の鍵と偽って自分の部屋の鍵を渡す。アラベッラとマッテオの不貞と勘…